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ハセガワ、1978年TVアニメの「アルカディア号」プラモデルを発売

立体化の少なかったバージョンが登場! 同スケールの艦載機も付属

2月14日発売予定

価格:5,040円

 ハセガワは、TVアニメ「宇宙海賊 キャプテンハーロック」に登場した宇宙戦艦アルカディア号をモチーフとしたプラモデル「宇宙海賊戦艦 アルカディア 二番艦(1978TVアニメ版)」を2月14日に発売する。価格は5,040円。全長31.3cm、スケールは1/1500。

機首の形状が髑髏ではない1978年アニメ版のアルカディア号を再現

 アルカディア号は、漫画家の松本零士氏が生み出した“宇宙海賊キャプテンハーロック”の乗る船であり、これまで複数のデザインが存在する。今回紹介するプラモデルのモチーフになっているのは、1978年に放映されたTVアニメ「宇宙海賊 キャプテンハーロック」に登場したものとなっている。その後、アルカディア号は複数存在することとなり、TVアニメ版は“二番艦”と設定された。ちなみに映画「銀河鉄道999」などに登場する艦首が髑髏のタイプは3番艦となっている。

 アルカディア号は髑髏タイプのインパクトが強く、その後も様々な作品で登場したため、1978年TVアニメ版のアルカディア号は立体化される機会が少なかった。髑髏タイプに比べ戦闘機を思わせるフォルムとなっており、青い船体カラーも相まって、独特の魅力のあるデザインとなっている。“このデザインのアルカディア号が好き”というコアなファンの要望に応えた立体化といえるだろう。

 プラモデルでは、なるべくパーツの合わせ目が目立たないパーツ分割を採用している。船体はサポートを挟み込む設計により、しっかりと組み立てられ、強度を確保しているという。艦橋は一体成型で細かいディテールながら組み立てやすくなっている。主砲の三連装リパルサーカノンの砲塔は旋回するだけでなく、3本の砲身が独立して上下方向に可動する。艦首のラムは部品の差替えにより再現している。

 成形色は、ブルー、ダークブルー、ブラック、ホワイト、レッド、ブラウン、クリアーイエローの7色の予定しており、塗装をしなくても劇中のイメージに近い形に組み立てられる。展示スタンドの支柱部分は、トチローの墓標をイメージしたデザインを採用している。ボーナスパーツとして、同スケールの艦載機「コスモウイング」が2機付属している。

 2013年8月には映画「SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK」が制作され、エヌシージャパンは、Windows用MMORPG「タワー オブ アイオン」において9月~10月に映画とのタイアップを行なった。ハーロックの姿に変身できるアイテムなどが販売されるなど様々なイベントが開催された。今後の松本零士作品の登場や、ゲームでの展開も期待したい。

【宇宙海賊戦艦 アルカディア 二番艦(1978TVアニメ版)】
ボーナスパーツとして艦載機「コスモウイング」が2機付属している

(勝田哲也)