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PlayCoo、アクションMMORPG「MYRINA」など新作を発表
モバイル向けRPG「ルーセントハート 女神達の暁」他3作品
(2013/9/23 03:00)
「ルーセントハート」や「DIVINA」などを手掛ける台湾Gamaniaの子会社PlayCooはTGSの海外パビリオンの台湾コーナーに出展し、新作タイトルを発表した。MMORPGを作り続けてきたPlayCooだが、現在MMORPGに加え、2本のモバイルコンテンツを制作しているという。今後はタイトル開発の経験を活かしながら、ソーシャルカードゲームなどスマートフォン向けのタイトルにも注力していくとのことだ。
PlayCooが今回発表した3本の新作タイトルの1つ目はMMORPG「MYRINA(マリーナ)」。海賊をテーマにした作品であり、船に乗って大海原を冒険する要素と、3Dアクションゲームが楽しめるクエストが盛り込まれており、新しいMMORPG像の構築を目指す。
2つ目が、カワイイキャラクター達が登場するソーシャルカードゲーム「姫神闘劇」。タイトルは中国語で、日本語のタイトルは未定。英語名はDOKA Online。戦闘にポーカーの要素を加えた作品で、カードイラストには日本や台湾のイラストレーターを起用している。3つめが「ルーセントハート」と世界観を共有するソーシャルRPG「ルーセントハート 女神達の暁」である。
「MYRINA」
Windows
「MYRINA」は香港で10月、台湾で12月サービスがスタートするMMORPG。プレーヤーは海賊として「アトランティス王国」で冒険を繰り広げていく。海には様々な島があり、7つの海を旅しながら宝物を探していくとなるという、
本作のユニークなところはハンググライダーや、パラシュートで大空を滑空することができ、複雑な地形を進んでいったり、敵の砲台からの攻撃を避けたりと、アクション要素を盛りこんでいるのだ。3Dフィールドを進みながらコインを集めていたり、ジャンプアクションでステージを進んでいく。
これらはMOダンジョンでのアクションが多く、うまく操作することでショートカットとなる。アクションが苦手な人向けのフィールドも用意していくとのこと。この他長距離を移動する「人間大砲」があったり、街中での移動を助けるギミックも盛り込まれるという。
スキルの演出が派手になったり従来のMMORPG要素をパワーアップしたり、ランダムにプレーヤー同士を繋げる「ボトルメッセージ」といったシステムも用意される。日本でのサービスは未定とのことだ。
「姫神闘劇」
iOS/Andoroid
「姫神闘劇」はiOS/Andoroid向けに中国、マカオ、台湾、香港をターゲットに10月より展開予定のソーシャルカードゲーム。様々なかわいらしいキャラクターがカードとなっており、パーティを組んで様々なステージに挑戦していく。
本作では戦闘にポーカーのシステムを取り入れており、手札から“役”を作ることで敵にダメージを与えることができる。キャラクターはスペードやクラブといった属性を持っており、有効な属性で役を作ることで敵に大ダメージを与えたり、味方のスキルを発動できる。
パーティ構成によって必要な属性が変わってくるのだが、「工房」で必要な属性の手札を増殖させることが可能。パーティーメンバーはガチャで増やしていくことができる。また、カードを合成することでより強力なカードに進化させるなど、カードバトルゲームの要素をふんだんに盛りこんでいる。インターフェイスはしっかりしており、演出も含め、リッチな雰囲気のコンテンツだ。
イラストレーターに日本人や台湾人を起用してレアカードを作成している。コモンカードは「ルーセントハート」などPlayCooでのイラストレーターが担当しているとのことだ。日本語版のサービスは未定となっている。
「ルーセントハート 女神達の暁」
iOS/Andoroid
「ルーセントハート 女神達の暁」はMMORPG「ルーセントハート」と世界観を同じにするソーシャルRPG。iOS/Andoroid向けに日本で2014年春にサービス予定。本作は「ルーセントハート」より少し前の時代を扱っており、共通するキャラクターが登場し、意外な過去が語られたりするという。
グラフィックスは3Dだった「ルーセントハート」とは異なり2Dになっており、プレーヤーは様々な仲間を集めてパーティーを編成し、様々なマップを巡っていく。戦闘画面はベルトスクロールのアクションゲームのような雰囲気がある。戦闘の進行はターンベースで戦略性を持たせたものになる。
こちらはまだ仕様に関してはこれから固めていく部分も多いとのこと。キャラクターの星座によって特性が変わる「星盤システム」や、毎日の運勢がゲームに影響する「運勢」などMMORPG同様のシステムが盛り込まれるが、現在は「ルーセントハート」とのデータ連動は考えていないという。理由はアカウント管理なが複雑になるからということだが、今後検討もしていきたいとのことだ。