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WIN「PSO2」不具合関連の続報で原因を公開

「ランチャープログラムに開発中の処理プログラムが不完全なまま混入」

9月6日 発表

 9月4日、セガのWindows版「ファンタシースターオンライン2」において、HDD内のデータが削除される不具合が発生し、「PSO2」関連でないハードディスク内のデータを削除してしまう場合があることが公表され、該当の不具合については、アップデートが正常に行なわれるよう対応が行なわれた。なお、PlayStation Vita版においては、アップデート方法の違いにより、この不具合は一切発生しないことが確認されているとしている。

 5日には、「不具合の症状が発生したお客様に対しては、今回の不具合に対するお詫びとして、5,000円相当の金券、もしくは10,000ACを送付」、「さらに、データの削除等により現在もお困りのお客様に対しては、個別に連絡させていただきます」とする2件の施策が発表された

 そして9月6日、「PSO2プレイヤーズサイト」や公式ブログにて、プロデューサーの酒井智史氏より「皆様へのお詫びとご説明」として、PC版の今回の不具合の原因と対策についての情報が公開された。

 それによれば、この不具合は、「ランチャープログラムに開発中の処理プログラムが不完全なまま混入してしまっていたことが原因」という。アップデータをインストール後、一時ファイルとして格納されていたアップデートデータをダウンロードしている際のデータは不要となるため削除されるが、この不具合が混入したプログラムでは、その機能が意図しない処理を行なってしまったため、「PSO2」がインストールされていたドライブのデータの一部が削除されてしまった可能性があるという。また、「この削除処理がPCの環境や、OS、HDDへの記録形式によって違うため、環境により症状が全く違うという現象になっており、共通の対応方法をご説明することが困難」としている。

 また、問題が発生している可能性のあるのは、9月4日11時〜14時42分までにアップデートを開始し、そのアップデートが完了した「20514名」であり、「そのすべての方に問題が発生している可能性があります」としている。

 開発チームでは、ゲーム内のデータについて、バージョン管理専用のソフトを導入し、さらにミスを防ぐ専用ツールを複数制作し運用。それに加え、問題が起きた個所については再発防止を行なうなど、何重もの対策を行なっているが、今回の原因であるランチャープログラムにおいては、チェックは行なっていたが、「今回のアップデートではランチャーの処理変更はないと認識していたことと、前回更新時のチェックにおいては問題なく動作していたこともあり、結果的にランチャーのチェックが不十分な状態でアップデートに反映されてしまうことになってしまいました。そして、当初ランチャー処理変更の認識がなかったことが、原因特定を遅らせることにもつながってしまいました」と述べている。

 なお、今後の再発防止策については、「これまで以上にランチャープログラムのチェックおよび、チェック内容の追加、チェック体制の強化を行なうことで問題を防ぐことができると考えております」とコメントしている。

(佐伯憲司)