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【特別企画】HaswellとGTX 780MでゲーミングPCはどこまで進化した?

ドスパラ新旧ゲーミングノートPCで外部GPU&内蔵GPUベンチマーク対決

【GALLERIA QF780HG】

6月2日 発売

価格:229,980円〜

 6月初頭、インテルのHaswellこと第4世代Coreプロセッサと、NVIDIAのGeForce 700シリーズが相次いで発表された。CPUとGPUの両方でほぼ同時に世代交代が起こったという、PCゲーマーには見逃せないタイミングとなった。

 NVIDIAのGPUの進化による性能向上は当然期待できるが、第4世代Coreプロセッサも注目に値する。CPUの性能向上だけでなく、内蔵グラフィックス機能も大幅に強化されており、モバイルノートなど別途GPUが使えないPCでのゲーミング環境が大きく改善することが期待される。

 今回はドスパラにご協力いただき、ゲーミングPC「GALLERIAノート」の新旧2機種をお借りした。1つは第4世代CoreプロセッサとGeForce 700Mシリーズを搭載した最新型の「QF780HG」、もう1つは第3世代CoreプロセッサとGeForce 600Mシリーズを搭載した旧機種の「QF880」だ。これを使って、NVIDIA GPUとCoreプロセッサの内蔵グラフィックスの両方で、3Dゲーム系のベンチマークを行なった。

新型の「QF780HG」
前モデルの「QF880」

デザインも変わったHaswell/GTX 780M搭載のフラッグシップモデル「QF780HG」

 まずは今回ベンチマークに使用した2台のゲーミングノートPCのスペックを確認しておこう。

  【QF780HG】 【QF880】
CPU Core i7-4800MQ(インテル HD グラフィックス 4600) Core i7-3740QM(インテル HD グラフィックス 4000)
メインメモリ 16GB(DDR3L PC3-12800 8GB×2) 16GB(DDR3L PC3-12800 4GB×4)
GPU GeForce GTX 780M GeForce GTX 680M
HDD 2.5インチ SATA 1TB
液晶モニター 17.3インチ(1,920×1,080ドット)
OS Windows 8 Enterprise 64bit

前モデルの「QF880」がシルバーとブラックのカラーリングだったのに対し、新機種「QF780HG」はブラックで統一

 両方のスペックは、今回の企画趣旨と関係ない部分はなるべく統一していただいている。CPUのCore i7-4800MQとCore i7-3740QMは、いずれも定格2.7GHzの4コア/8スレッドで揃っている。

 今回の主役となる「QF780HG」は17.3インチのフルHDモニターを搭載した、ドスパラ製ゲーミングノートPCのフラッグシップモデルとなっている。今回の構成をベースとした基本モデルで、価格は229,980円。各種カスタマイズにも対応する。

 本体形状は前モデルの「QF880」とほぼ同様だが、天板とリストレスト部の色がシルバーからブラックに変更され、本体全体がブラックで統一されている。またリストレスト部の加工も変更されており、以前は強めだったザラつきが、かすかにザラつく程度になっている。ツルツルした加工だと長時間のゲームプレイ時に手汗がついてストレスに感じることがあるので、これくらいの加工がちょうどいいと感じた。

 液晶は前モデルから変わらずノングレア(非光沢)タイプを採用。発色の面ではグレアパネルに劣るが、周囲の光源の映り込みが少ないので、ゲームに集中できるのが利点だ。

 キーボードレイアウトは、前モデルから若干変更された。右側のAltキーをなくした代わりに、左下にあったWindowsキーを右下へ移動。ゲーム中に間違ってWindowsキーを押してしまわないための配慮だと思われる。

 スピーカーはキーボード上部左右に搭載。サイズ的に高音が目立つのは否めないが、音自体はクリアで聞き取りやすく、ステレオ感もかなり強調されている。きちんとゲーム向けのチューニングがなされているようだ。

 GPUのGTX 780Mは、NVIDIA Optimusに対応。低負荷時にはHD 4600に自動的に切り替わり、省電力・低発熱に貢献する。

 さらに見えない部分では、内部にmSATAスロットが3つ用意されている。標準構成では全て空きスロットとなっているので、自分で後からmSATA SSDを3台入れれば、Raid 0でシーケンシャルリードが1GB/sを超えるモンスターマシンにもできるという。SATA 6Gbpsが6本に増えて余裕ができた第4世代Coreシリーズならではの仕様とも言える。

 このほかマニアックな仕様として、NICにオンラインゲームの通信を優先し、レスポンスを向上させるという「Killer E2200」を搭載している。

 確かに値段は高価だが、ただ上位のGPUを載せただけではない、総合的なゲーム環境の向上を図ったPCであることがよく伝わってくる。本製品にはほかにGTX 770Mを搭載したモデルもあるので、その辺りも見ながら、遊ぶゲームに適した本体を選んでいただきたい。

ノングレア液晶で光の反射を低減。ゲーム向けのチョイスだ
Windowsキーを右下に移動したレイアウト。スピーカーはキーボード上部左右についている

(石田賀津男)