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PS3「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション」プレビュー版インプレッション

“原点回帰”をテーマにした良作がいよいよ据え置き機へ! 新難易度「INFERNAL」など新要素をチェック

発売日:
5月23日
価格:
各4,990円
CEROレーティング:
D(17才以上対象)
プレイ人数
1人(レイドモード時:1〜2人)

 5月23日に発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360/Wii U/Windows用サバイバルホラー「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション」(リベレーションズUE)。元々はニンテンドー3DSで発売されて好評を博した作品がHDリファインされ、据え置き機で楽しめるようになる。発売に先駆け、開発中のPS3用プレビュー版をプレイさせて頂いたので、ファーストインプレッションをお伝えしていこう。

【「リベレーションズUE」セカンドトレーラー】

“原点回帰”をテーマに忍び寄るホラー感満点の「リベレーションズ」がHDでより迫力満点に

クリス達の消息を辿って、豪華客船「クイーン・ゼノビア号」に潜入するジルとパーカー。そこに待っていたのは、恐怖と隠された真実だった
船内に溢れかえっているクリーチャー「ウーズ」。HDグラフィックスになり、そのぬめぬめ感もより伝わるようになった

 「リベレーションズUE」は、3DSで2012年1月に発売された「バイオハザード リベレーションズ」をHDリファインし、新要素を追加したものだ。グラフィックスは据え置き機にふさわしいクオリティを楽しめるよう、モデリングやテクスチャーレベルからグレードアップ。新難易度や、レイドモードの新キャラクター、新たな武器カスタマイズパーツなど、新要素も多数盛り込まれている。

 まず「バイオハザード リベレーションズ」という作品についておさらいをすると、時系列的に本作は、ナンバリングシリーズの「4」と「5」の間に起こっていた、対バイオテロ部隊「BSAA」創設時の事件を描いた作品となる。

 物語は、クリス・レッドフィールド失踪の報せを受けてジル・バレンタインが洋上を漂う豪華客船「クイーン・ゼノビア号」に潜入するところから始まる。パートナーのパーカー・ルチアーニとともに船内へ潜入するも、異質な化け物たちに襲われてしまう。

 一方、クリス・レッドフィールドとそのパートナーであるジェシカ・シェラワットは、雪山の山岳地帯にいた。そこで2人は、壊滅したと思われていたテロリストグループ「ヴェルトロ」の紋章を発見するが……。

 本作のポイントは“閉ざされた空間”を舞台に、“原点回帰”をテーマとしていることだ。派手なアクションという方向ではなく、“曲がり角の先に何かがいるような気がする”、“扉を開けるのが怖い”。そうした、シリーズ作品の中でも初期タイトルにあった“忍び寄るような恐怖と不気味さ”が楽しめる。

 操作系は「バイオハザード5」を踏襲しているが、射撃中やリロード中に移動できるほか、ダウンした場合にも倒れたままで射撃可能と、細かな調整が施されている。元々が3DS用のタイトルということもあるが、基本的にはシンプルな操作感で、迫りくるクリーチャーを相手に厳しい残弾数の中でなんとか切り抜ける。まさに“原点回帰”というテーマにあったテイストのゲーム性となっている。

 また、ストーリーのスケールは壮大だが、ロケーション(場所やマップ)はあえてコンパクトにまとめているのも魅力の1つ。閉鎖された空間での静かな恐怖を上手く作り上げている。イベントシーンの操作、いわゆるQTEもなく、突発的な即死イベントもほとんどない。こうした点もシリーズ初期作品に近く、高評価を得ているポイントだろう。

 ストーリーでは様々なロケーションが登場し、操作キャラクターもクリス、ジル、パーカー、ジェシカを中心に、シーンごとに変化していく。それぞれの場所で真実のかけらを見つけ、運命が交錯し、複雑に絡み合っていく。筆者も以前に3DS版をプレイしたが、シリーズ初期作品のホラー感を楽しめるだけでなく、ドラマ性にも満ちており、バランスよく「バイオハザード」の魅力が楽しめる作品だ。

武器やサブウェポンの切替、ミニマップは画面内に透過処理されてレイアウトされている
船内を探索するジルとパーカー、雪山で何かを探しているクリスとジェシカ。この4人以外にもエピソードごとに様々なキャラクターと場所が舞台になり、ひとつの物語を浮かび上がらせていく
テクスチャーレベルから手を入れているというグラフィックスは、背景の細部までくっきりと映り、より恐怖の演出効果を高めている。大画面の迫力も据え置き機ならではだ

 さて、据え置き機で展開される「リベレーションズUE」はというと、まずグラフィックスのクオリティの高さが印象的だ。元々3DS版でも、グラフィックスの細やかさやリッチさが光るタイトルだったが、「リベレーションズUE」ではさらにそれをグレードアップ。単なる高解像度化だけではなく、テクスチャーレベルから手を入れているということで、据え置き機の作品として遜色のないできとなっている。光源や影のエフェクトもリッチになり、なにより大画面で楽しめるので、迫力という点でも3DS版でプレイする時とはひと味違う。

 操作のしやすさも大きな魅力だろう。3DSでも拡張スライドパッドを使って右スライドパッドでの視点移動やZL/ZRボタン(PS3で言うところのL2/R2ボタン)が使えたが、据え置き機のコントローラーならいずれもそれが標準で使える。

 また、本作の特徴の1つである「ジェネシス」という、データ解析、および隠されたアイテムを見つけ出すスキャナーがあるのだが、それはL2ボタンに割り当てられている。3DS版だと十字ボタンで武器と切り替えながら使用するスタイルだったので、切替無しにワンボタンで使えるのは快適だ。

 画面表示も、3DS版では上下2画面を使い、下画面にミニマップ等を表示させていたが、据え置き機版では1画面にミニマップ、メインウェポン、サブウェポンを表示。こうした表示類は透過処理がされていて、邪魔にもならずすっきりとまとまっている。

「ジェネシス」は3DS版だと装備切替をして使っていたが、「リベレーションズUE」ではL2ボタンで切替なしに使える
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(山村智美)