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バンダイナムコ、シンガポールとバンクーバーに子会社を設立

日本の開発スタジオと連携してグローバル向けコンテンツの開発を推進

3月1日設立

6月業務開始予定

 バンダイナムコゲームスの開発子会社バンダイナムコスタジオは、シンガポールとカナダのブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに海外子会社を設立し、6月より業務を開始することを明らかにした。会社名は、NAMCO BANDAI Studios Singapore Pte. Ltd.とNAMCO BANDAI Studios Vancouver Inc.。

 今回新たに北米と東南アジア地域に設立された2つの開発子会社では、日本のバンダイナムコスタジオと連携し、経験豊富な日本のスタッフと、現地のトレンドを理解した現地採用スタッフを共働させる形で、グローバルで通用するコンテンツが開発できる環境を中長期的に構築していくという。また現地との行政機関や教育機関との産学官連携による人材育成・獲得や、地域の開発協力会社との連携も行なっていくとしている。

 シンガポールスタジオは、“アジア地域の開発統括拠点”と位置づけ、シンガポールのみならず、周辺各国に所在する開発協力企業との関係強化や、アジア・太平洋地域向けのコンテンツ開発を行なっていく。同社は、シンガポール政府がメディア関連企業の集積を目指すOne North地区の「Media Polis」に設置するとしている。

 バンクーバースタジオは、北米欧州に向けたコンテンツを開発するためのスタジオで、バンクーバー市街地近くにある大学院「The Center for Digital Media(CDM)」のキャンパス内にスタジオを設置する。これにより、CDMとのパートナーシップによる人材の育成・獲得を進めると共に、次世代の「遊び」の開発を行なっていくとしている。

(中村聖司)