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PS Vitaクローズドβテストレポ―ト「ファンタシースターオンライン2」

携帯機でも“そのままのプレイ”が実現! チャット入力等UIにも工夫が光る

2月28日 サービスイン(PS Vita版)

ビジネスモデル:無料(アイテム課金制)

価格:5,229円(パッケージ版)

※7大特典アイテムコード付き

プレイ人数:
1人
CEROレーティング:
C(15歳以上推奨)

 セガは、2月28日より正式サービス開始予定のPS Vita版「ファンタシースターオンライン2」のクローズドβテストを実施した。Windows PC用は昨年よりサービスが行なわれているが、携帯機のPS Vitaでも「PSO2」を楽しめる時期が近づいてきた。

 気になるのはやはり、PC版との違いがどれぐらいあるのか、楽しめる内容は同じなのか、チャットはどうやって行なうのか、そして、快適にプレイできるのか? といったあたりだろう。今回のクローズドβテストで実際にプレイをした体験を元にチェックしていこう。

グラフィックスはPS Vitaに向けに調整されているが、ゲーム内容はPC版をそのままに楽しめる

ついにPS Vita版のβテストが実施! サービスイン時のトラブルを事前に発見するための、最終調整段階でのテストとなっている

 今回のβテストはサーバーをオープンする日時を指定してのもので、1日あたり約8時間。それを6日間行なうという形式で行なわれている。参加ユーザーは専用クライアント(サイズは約2GB)を PS Storeからダウンロードするという形式だ。募集人数は約5万人で、選べるサーバー(シップ)はこのテスト専用の新規が2つ用意された。なお、1月22より。さらに追加の当選が行なわれ、1月25日の15時~1月26日の23時は連続稼働テストとなった。くわしくはこちら

 そこに新規キャラクターを作成して、クラスは「ハンター」、「レンジャー」、「フォース」の3クラスのいずれかを選択してのプレイとなる。育成範囲はクラスレベルは最大30まで、マグレベル最大50までと、PC版で言うところの序盤をプレイできるようになっていた。

 プレイ範囲にはこうした制限はあったものの、今回のβテストで触れたPS Vita版への印象は、一言で言うと「ほぼPC版と同じものが楽しめる」というもの。プレイ開始直後のストーリーの導入部分から、キャラクタークリエイト、チュートリアル、その後にはマターボードの進行やクエスト受注からのクリアと、PC版でのプレイとまったく同じ内容がPS Vita版でも楽しめることが確認できた。

 「PSO2」と言えば、詳細な調整ができるキャラクタークリエイトが印象的だが、PS Vita版でもPC版同様の項目でクリエイトが可能になっていた。色を選択するカラーピッカーなど、PC版ではマウスで行なっていた操作はタッチ操作で行なえるようになっており、ハードの違いはあれど遜色はない。

キャラクタークリエイトの画面。設定項目はPC版と同じで、マウス操作をしていたところは、タッチ操作で行なえるようになっている。詳細な調整ができる
ストーリークエスト序章から本編へと入っていく流れなど、ゲーム内の要素はこのテスト段階でもしっかりと実装されている。クライアントレベルではほぼ完成に近い状態だろう。ただ、この画面のアフィンもそうだが、ちょっと肌色の色味が不自然なところが見られた

 キャラクタークリエイト後にはストーリークエストの序章が始まり、いよいよ惑星ナベリウスの森林へ。フィールドで自由に動けるようになってまず感じたのは、「PC版とそのまま同じものが本当にPS Vitaでも楽しめる」ということ。スペックの違いはビジュアルクオリティに影響があるとはいえ、困ることがあるわけではなく、操作感覚も違和感はない。

 クエスト後にシティエリアやゲートエリアを歩き回ってみると、PC版同様に、たくさんの他プレーヤーが往き来している光景に驚かされる。PS Vitaという携帯機の画面でオンラインの世界がしっかりと動いているというのは、なかなか新鮮。ブロック移動等の基本的な仕様もPC版と同じで、人の多いブロックにいけばプレーヤーがわんさかいる。

 他プレーヤーのキャラクター表示においても、最初は簡易表示で、読み込みのあとに詳細表示になるというのもPC版同様。通信状態にもよると思われるが、詳細の読み込みは少し時間がかかる。

【ゲート・ショップエリア】
ショップエリア、ゲートエリアの様子。このβテストでは一部のショップ(バッヂ交換ショップ等)がおかれてはいなかったものの、それ以外は現行のPC版と同じ。多数のプレーヤーが行き交う、本格オンラインの世界だ

 気になるグラフィックス面の差というのがどの程度かというと、PC版の設定には「簡易描画設定」という5段階(5が最高設定)にグラフィックスクオリティを切替できる項目があるが、それで言うと、PS Vita版はだいたい2か3程度という印象。地形に対するエフェクト類がだいぶ省かれていて、細かい部分の描画も省かれている。だいぶシェイプされているという印象だ。

 そうした一方で、ブルームエフェクト(輝度の高い光が漏れ出るのを再現するエフェクト)はしっかりとあって、むしろそれが目立つ画作りになっていたのが印象的。白くふわーっとした淡さが、PC版と比べてだいぶ強かった。

 グラフィックスに関しては、要するにPS Vitaのスペックに合わせて簡略化がされているわけだが、携帯機であること、そしてオンライン専用タイトルであり、多数のプレーヤーがフィールドを往き来している処理の多さを考えると、グラフィックスのクオリティは充分に高い。むしろ「PSO2」の世界やプレイがこれだけPS Vitaでも同じように楽しめることには驚くほどだった。

 ただし、一点気になったところとして、一部キャラクターの肌の色味が、環境光等のエフェクトの有無による影響もあると思うが、かなり赤と紫が強くて不自然に見えたところがあった。このあたりはPS Vitaでも自然な色合いで楽しめるよう、今後に調整を期待したいところだ。

【PC版とPS Vita版の比較】
ほぼ同じアングルで撮影したスクリーンショット2枚。左はPC版(描画設定5、他の設定も全て高)で、右がPS Vita版。さすがにPS Vita版はクオリティが控えめで、遠景の天窓部分などオブジェクトが簡略化されている。ブルームエフェクトが強めなのか、白っぽく光っているのも独特だろうか
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(山村智美)