株式会社スクウェア・エニックスは、プレイステーション 3/Xbox 360/Windows用ステルスアクション「ヒットマン アブソリューション」の最新情報を公開した。本作は2012年発売で、価格、CEROレーティングは未定。

　今回の新情報は吹き替えの声優、そしてステルスアクション。本作のローカライズは字幕・音声共に日本語となっており、各キャラクターの声優を紹介したい。また、主人公47の優れた隠密能力、敵を欺く“変装”をお伝えする。

●エージェント47/てらそままさき

　コードネーム47(フォーティセブン)と呼ばれる暗殺者で、その存在は伝説となって人々に噂されている。暗殺機関「エージェンシー」に属し、数々の依頼を完璧にこなす。実は、ある犯罪組織が創り出した暗殺に特化したクローン兵器である。今作では冒頭で長年パートナーを務めた「ダイアナ」の暗殺を依頼される。

●ダイアナ・バーンウッド/深見梨加

　エージェンシーのオペレーターとして、長年に渡って47のバックアップを行なってきた。47の友人であり唯一の理解者だったが、組織を裏切り、姿を消したことでエージェンシーから暗殺依頼が出される。これまでのシリーズでは声のみの出演だったが、今作ではその姿が明らかに。

●ヴィクトリア/竹達彩奈

　ダイアナから託された謎の少女。ダイアナ暗殺の背後に隠された真実を求め、またヴィクトリアを守るため47は組織と対立することになる。

●ベンジャミン・トラヴィス/宝亀克寿

　元海兵隊員で暗殺作戦のスペシャリスト。ダイアナの後任として、47のオペレーターに選任される。47にダイアナの暗殺を直接指示した人物。

●ブレイク・デクスター/石井康嗣

　軍需産業のVIPで武器製造メーカー「デクスター・インダストリーズ」のCEO。サウスダコタ州のホープに巨大な兵器工場を構え、町では社会奉仕・慈善事業などを熱心に実行・支援する人物として名を馳せている。彼は何らかの理由で、ヴィクトリアに関心を寄せているらしい。

■　敵陣深くに潜入するための47の“変装”テクニック

ターゲットに近付くルートは複数用意されている

こちらに気がつかない敵を仕留める。緊張する一瞬

　「ヒットマン アブソリューション」のミッションの多くはターゲットの“暗殺”が目的となるが、中にはターゲットの安全を確保するものや、アイテムの入手が目的のものなど、様々なバリエーションが用意されている。47は敵のひしめく場所に単身赴き、目的を果たさねばならない。

　ゲーム内では様々なルートが用意されている。全ての敵を倒して進むこともできるが、最善のルートや方法を選択すれば、誰にも見つからず、誰ひとり殺すことなくターゲットに近付くことができる。そのためには敵の行動パターンを把握し、周囲の環境を巧みに利用するなど、高度なテクニックやプレーヤーの洞察力が必要とされる。敵はそれぞれ独自の思考を持ち行動している。敵の思考を先読みし、利用することがターゲットへの接近を成功させる。

　そして、47の特技の1つに“変装”がある。工場で作業員に化ける、警察が非常線を張っているところで警官に化けるなど、侵入するエリアに適した変装をすることで、そのエリアを自由に動き回ることができるようになる。注意しなくてはならないのは、変装した対象と同じグループに属する相手には変装を見破られてしまうことがあることだ。また、変装した対象が出入りできる場所もグループによって異なるため、警戒エリアに無理に近付けば敵から警戒され、攻撃を受けてしまう。

　例えば庭師に変装した場合、同じエリアにいる警備員には全く警戒されることなく周囲を探索できるが、庭師仲間にじっくりと観察されれば変装を見破られてしまう。一定時間内に視線の外に移動するか、インスティンクトモードの「ブレンディング」を使用して周囲に溶け込み、やり過ごす必要がある。

　どのステージであってもターゲットへ到達するまでのルートは複数用意されている。侵入ルートによっては変装せずともターゲットに近付くことができるだろう。ちなみに1度も変装せず、「47御馴染みのスーツのみでミッションをクリアする」、といった“チャレンジ”も用意されている。

警戒する敵の中を進んでいかなくてはならない場面も
服を手に入れ、その場の人間に変装して進む