ガマニア、MMORPG「Dream Drops」のメディアカンファレンスを開催

9月13日CBT開始! 独自アレンジの童話世界で大冒険


8月29日開催

会場:高輪プリンツヒェンガルデン



 株式会社ガマニアデジタルエンターテインメントは8月29日、都内の高輪プリンツヒェンガルデンにおいてMMORPG「Dream Drops」のメディアカンファレンスを開催した。

 本作の開発は「ルーセントハート」や「DIVINA」の開発元として知られる台湾PlayCoo。8月31日よりクローズドβテストの募集を行ない、9月13日から実施する。オープンβテストは10月上旬となる。基本プレイ無料の、アイテム課金による正式サービスを予定している。

 「Dream Drops」は童話の世界を題材としているが、白雪姫が高飛車な敵キャラクターとして登場したり、プレーヤーキャラクターもお菓子を武器に戦ったり、独特の世界観が魅力の作品である。カンファレンスが行なわれた高輪プリンツヒェンガルデンは、中世ドイツ風の内装で、作品の世界観を活かし、スタッフ達もかわいらしい衣装のコスプレをしていた。


【プロモーションムービー】




■ ワガママ白雪姫がボス敵!? 奇妙な童話世界と、多彩なシステムがセールスポイント

ガマニアのマーケティング課課長の金谷愛里氏
PlayCooのプレジデントであるジョイス・チャン氏
左から、ガマニアオンライン事業本部 マーケティング部の大原絵理香氏、広報主任の坂入由紀氏、運営ディレクターを務める武内友希氏

 「Dream Drops」はピノキオ、ピーターパン、白雪姫やシンデレラなど、様々な童話をモチーフとしている。本作には童話の登場人物達が住む世界がいくつも存在しており、「怪盗クロノス」という謎の人物によってメチャクチャにされてしまった。プレーヤーは「トラベラー」という世界を巡る存在として、クロノスがおかしくしてしまった世界を正常にすべく戦っていく。

 本作のサービススケジュールは、8月31日より12,000人のクローズドβテスターを募集し、クローズドβテスト(CBT)は9月13日から1週間ほど実施する。そして10月上旬よりオープンβテスト(OBT)を実施する予定で、OBTからはガンホーやゲームオンとのチャネリングサービスも実施していくという。

 メディアカンファレンスで最初に登壇したのは、ガマニアのマーケティング課課長の金谷愛里氏。金谷氏は「『Dream Drops』は今年の秋にサービスインする予定です。弊社ではこれまで『ルーセントハート』、『DIVINA』と2つのPlayCoo開発タイトルをサービスしており、本作が3本目となります。今回の発表会では会場や私達も作品のテーマである童話風にしてあります。今回は、「『Dream Drops』の世界観を皆様に感じてもらいたいと思います」と挨拶した。

 次にPlayCooのプレジデントであるジョイス・チャン氏が登壇し、ゲームの基本的な要素と魅力を語った。チャン氏は日本のファンに向けて「皆さんのご意見や応援は我々の原動力となっています。ぜひこの作品でファンタジックな世界を一緒に体験してみましょう」と語った。ちなみに、チャン氏は人生初のコスプレでかなり緊張したという。モチーフは“魔女の女王”で、「会社の中でも似たような感じです」とジョークも披露した。

 そして、細かいコンテンツの説明は、本作の運営ディレクターを務めるガマニアの武内友希氏と、ガマニア広報主任の坂入由紀氏が行なった。「Dream Drops」は大胆な原作のアレンジが大きな魅力だという。白雪姫は本作ではかなり高慢なキャラクターとなっており、自分のファッションブランドを確立した“カリスマ”として世界に知られているという。彼女は原作のような王子様の助けを必要とするような女性ではなく、それどころかプレーヤーの敵として立ちはだかるボスのような存在だ。

 不思議の国のアリスは、ハートの女王から強すぎる愛を向けられていて、うんざりしているところがある。彼女は自分の心で「夢の大陸」という広大な世界を作っている。アリスはプレーヤーに何かと語りかけてくる存在で、原作のような巨大な姿も見せる。ハートの女王は凛々しく頼もしい女性で、プレーヤーも助けてくれる。ゲームでは彼女の居城である「ロイヤルハート城」は冒険での中心地点となる。

 この他にも注射器を持った人魚姫などユニークなキャラクターが多数登場する。彼らは味方となったり、敵となったり役割は様々だ。モンスターも童話をアレンジしたものになる。今後も世界中の童話を取り込んでいくという。

 プレーヤーキャラクターは4つの職業が基本となる。“おもちゃの兵隊”をモチーフにした「トイソルジャー」はタンク役で、盾を持ち防御力の高い片手武器か、攻撃にフォーカスした両手武器を使う。筆とペンで、「絵を描く」事で魔法を使う。「ピクトメイジ」は“青い鳥”がモチーフで青い鳥を描いて攻撃させたり、自画像を描くことで分身し、敵を集団で攻撃できる。

 最もユニークなのが「パティシエ」という職業。役割はヒーラーなのだが、仲間の蘇生が「誕生日のケーキ」だったり、ソフトクリームを作って飛ばして攻撃したりもする。飴を空から振らせ、敵を足止めするといったスキルもある。「リトルヒーロー」はピーターパンの世界ネバーランドに住む“ピカリニニ族”というネイティブアメリカンのような部族がモチーフで、弓を使ったり、2刀流で戦うアタッカーだ。

 この他、「ドール」という最大3体まで召喚できる、サポート人形のシステムがあり、組み合わせで多彩な効果を発揮する。クエストを進めていくことで埋まっていく「童話ノート」はやりこみがいのあるシステムだ。「宝物争奪戦」は200人で奪いあうバトルロイヤル式の対戦コンテンツ。他にもフレンドと絆を深めることでエモーションが増えたりと多彩な要素がある。コミュニティの拡充やイベントのより新しい遊び方も模索していくとのことだ。

 武内氏は最後に「これまでは私は『ルーセントハート女子部部長』として活動してきましたが、これからは『Dream Drops』をユーザーさんに楽しんでもらうためゲームを作っていきたいと思います。皆さんのたくさんの意見をいただいて頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」と語った。


白雪姫アリス
ハートの女王チャシャ猫
本作ならではのユニークなクラス
ドールや、宝物争奪戦といったユニークなシステムも盛り込まれる
童話のキャラクターをアレンジ。左はティンカーベルと人魚姫。右はモンスターや味方のキャラクター
ゲーム序盤のフィールドのスクリーンショット

(C) 2012 PlayCoo Corporation
(C) 2012 Gamania Digital Entertainment Co.,Ltd.

(2012年 8月 29日)

[Reported by 勝田哲也]