SCEJ、PS3「パペッティア(仮)」を発表
人形に変えられた“クウタロウ”の不思議な不思議な大冒険!
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、プレイステーション 3用アクション「パペッティア(仮)」を2013年に発売する。価格、CEROレーティングは未定。
「パペッティア(仮)」は、人形に変えられてしまった少年の冒険を描くアクションゲーム。“ミスターGの魔法劇場”で繰り広げられる新作パペットショウで描かれる物語がゲームになっている。ある日、地球の少年「クウタロウ」は、魔法の月の王「ムーンベアキング」に人形にされてしまい、さらには王の機嫌を損ね頭を食べられ捨てられてしまう。クウタロウはなんとか魔法のハサミを手に入れ、地球に戻るべく、不思議な冒険に旅立つこととなる。
プレーヤーが操作する「クウタロウ」は、前述の通り“魔法のハサミ「カリバス」”を持っている。この「カリバス」こそが、魔王に対抗できる唯一の武器となる。敵兵と戦う時に使用するのはもちろんのこと、巨大な敵の体毛を切り登ったり、たなびく旗を切り飛んだりと、舞台上にある物を魔法のハサミを使うことで利用してアクションを起こすことになる。
魔王に対抗できる唯一の武器、魔法のハサミ「カリバス」で敵を攻撃するのはもちろんのこと、様々な用途に使用できる |
布に飛び移り、切りながら進んでいるように見えるが……こういったアクションも可能なのだろうか? |
クウタロウは人形であるため、衝撃が加わる(ダメージを受ける)とヘッドが転がり落ちてしまう。すぐに拾えば問題は無いし、無くなりはしない。どうも、ヘッドにはいくつか種類があるようで、スクリーンショットをみると、切り替えたりできるようだ。ヘッドにはそれぞれ魔法がかかっており、共鳴する場所で使うと隠されたイベントが発生するという。
ハンバーガーが置かれている舞台。ヘッドもハンバーガーのように見えるが……? |
様々な舞台が用意されており、共鳴する場所でヘッドを使うと特殊なイベントが発生するという |
物語の舞台は「魔法の月」。この魔法の月で冒険が繰り広げられる。そこには、恐ろしく巨大なトラや不気味だが親切な魔女、やる気のない空飛ぶ猫などなど個性的なキャラクターが多数登場する。そんな月でクウタロウは仲間と出会い、たくさんの敵と戦うことでヒーローへと成長していく。
様々なキャラクター達と出会い物語が紡がれていく。クウタロウは立派なヒーローになることができるのだろうか? |
「パペッティア(仮)」を手がけているのは、クリエイティブディレクターがギャビン・ムーア氏、シニアゲームデザイナーが佐藤一信氏、シニアプロデューサーが水谷 崇氏。
ムーア氏はプレイステーション 2用「The Getaway」にリードアニメーターとして携わり、SCEジャパンスタジオでは「SIREN2」、「SIREN: New Translation」を手がけている。「パペッティア(仮)」については、「立案のキッカケは息子と一緒に遊べるゲームを作ること。結果コアゲーマーとライトユーザーが一緒に遊べるゲームが作れると考えたからです。家族、恋人、友人など大切な人と一緒に『パペッティア』の世界を楽しんで欲しいと思っています。このゲームでリビングに笑い声を届けます」と制作にかける意気込みを語っている。
佐藤氏は、「SIREN」、「SIREN2」、「SIREN: New Translation」に参加。今作ではリードプランナーとしてゲームデザイン全般を担当している。「1人で遊ぶと歯応えが感じられ、2人で協力するとワイワイ遊べる、そんなアクションゲームを目指して制作しています。1人で困った時は家族や友人に直接助けて貰って下さい。ゲームが得意な人にも、そうでない人にも、誰もが楽しめる『パペッティア』の世界をどうぞお楽しみに!」とコメントしている。
水谷 崇氏は、KONAMIで「METAL GEAR SOLID」、「METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY」、「METAL GEAR SOLID THE TWIN SNAKES」、「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」にリードアーティストなどとして参加。SCEジャパンスタジオでは「サルゲッチュ」シリーズのテクニカルアーティスト、アートディレクターを担当。本作ではプロデューサーを務めており、「SCEジャパンスタジオが自信を持ってお送りする、AAAアクションゲームです。流行に左右されない大娯楽作になる、そんな手ごたえを感じています。どうぞご期待ください」と語っている。
「ミスターGの魔法劇場」の舞台で演じられる物語がそのままゲームになったという感じ。魔法のハサミをどうやって利用していくかが楽しみなところ |
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(2012年 8月 15日)