やまと、「完全変形VF-17D with スーパーパック」を10月に発売
一般機仕様の“ステルスバルキリー”が、強化武装とセットで登場
株式会社やまとは、変形トイの「1/60 完全変形VF-17D with スーパーパック」を、2012年10月に発売する、価格は31,080 円。一部に金属部品を利用しスムーズな変形を実現しており、サイズはファイター(戦闘機形態)時で、全長27cm。
スーパーパーツをつけたまま変形できる。ビーム砲の砲身は設定通り前に向けられる |
やまとは「超時空要塞マクロス」シリーズに登場する可変戦闘機を次々と立体化して、ファンの人気を集めている。「VF-17D」は、2011年に発売された「VF-17S」とは頭部や塗装が異なっている。17Sが指揮官機に対し、17Dは一般機となる。今回紹介するセットでは「スーパーパック」と呼ばれる武装強化用の増加パーツが同梱されているが、VF-17D単体(26,040円)と、スーパーパックのみ(5,040円)の販売も行なわれる。
VF-17Dは1994年に放映されたテレビアニメ「マクロス7」に登場する機体で、副主人公とも言うべき、ガムリン木崎が登場する。ファイター形態は、当時湾岸戦争などで話題になったステルス機F-117をデザインモチーフにした、黒く、翼の大きな独特の形状をしている。愛称は“ナイトメア”だが、その形からステルスバルキリーとも呼ばれる。重装甲と、ステルス性を重視するために火器を内装型にしたため、機体は大型になっている。
形状的に大気圏内の戦闘は苦手とされているが、大出力のエンジンにより宇宙空間では高い機動性を発揮する。スーパーパックは劇中後半で使用された。ビームキャノン、ブースター、マイクロミサイルランチャーが追加される。大気圏外・内どちらでも使用できる。高性能だが高価な機体のため、配備数は多くはなかったが、再設計を行なった、VF-171 ナイトメアプラスは後に主力機としての地位を獲得した。
「1/60 完全変形VF-17D with スーパーパック」は、スーパーパーツを装着したまま「ファイター」、「ガウォーク」、「バトロイド」の3形態に変形が可能。ガウォークでは腕を前に突き出した“強攻モード”と、ガンポッドを構えた通常モード、どちらも再現できる。ガンポッドは独自設計でふくらはぎのスペースに収納可能となっている。バトロイドは劇中同様マッシブなフォルムをきちんと再現している。
スーパーパックは、脚部のミサイルハッチが開閉し、ミサイルの発射形態も再現できる。背中に取り付けられたビーム砲は、バトロイド時には砲身を折り曲げることで、前面に方向を向けることが可能になっている。もちろん先行して販売されているVF-17Sに装着することも可能だ。VF-17は劇中ではVF-19より世代が前の機体だが、独特の魅力と、力強さがある。進化し続けるやまとの「バルキリー」シリーズ最新作としても、ぜひチェックして欲しい。
【完全変形VF-17D with スーパーパック】 | |
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他の機体にはない独特のガウォーク形態も再現。同時に、VF-17D単体と、スーパーパックのみの販売も行なわれる |
(C) 1994 ビッグウエスト
(2012年 7月 31日)