米Amazon、新サービス「Game Connect」でバーチャルアイテムの販売を開始
PC向けのFree to PlayタイトルやMMORPGが対象
米Amazonは現地時間の7月12日、新サービス「Game Connect」を発表し、同時にPC向けのダウンロードゲームを取り扱うDigital Games Storeにおいて、ゲーム内で使用されるバーチャルアイテムの販売を開始した。7月13日時点で、10社23タイトルでGame Connectのサービスが利用できるようになっている
「Game Connect」は、Free to Play(基本プレイ無料)方式で運営されているオンラインゲームやMMORPGにおいて、ゲーム内、もしくは運営元のサイト上にて提供されてきたバーチャルアイテムを、Amazonがダイレクトに販売するという新サービス。米Amazonでは、2010年10月よりDigital Games Storeをオープンし、ゲームソフトのダウンロード販売を行なってきたが、新サービス「Game Connect」の開始により、今後はFree to PlayタイトルやMMORPGタイトルも積極的に取り扱っていく。
「Game Connect」を介して購入できるバーチャルアイテムは、ゲーム内通貨、特定期間の利用料金、アイテムパックなど実に様々で、Amazonお馴染みのインターフェイスを介して、あたかもパッケージゲームを買うような感覚で利用できる。パッケージゲームを購入する際と異なるのは、「Base Game」、つまりゲームクライアントが無料で販売されていることと、ゲームアカウントとAmazonアカウントをヒモ付けるプロセスが必要なところだ。
この手順を踏むことで、ユーザーはAmazonの強みであるリコメンデーションや、Amazon独占コンテンツのオファーといったメリットを享受しながら、タイトルやメーカーの垣根を越えた、“バーチャルアイテムショッピング”を楽しむことができる。
現時点では、Atlus Games、Bigpoint Inc.、FireFly Studios、Gala-Net、IPsotx Sarl、Jagex Limited、Online Warmongers、Outspark Games、Petroglyph Games、Uber Entertainment、Wargamingの10社がタイトルを提供しており、「World of Tanks」や「Stronghold Kingdoms」、「真・女神転生 IMAGINE」、「パンドラサーガ」など全23タイトルでサービスが利用できる。
Blizzard Entertainmentの「Diablo III」や「World of Warcraft」、BioWareの「Star Wars: The Old Republic」、Trion Worldsの「RIFT」といった北米市場を代表するメジャータイトルや大手メーカーの名前は挙がっていないが、バーチャルアイテムの品揃えやメーカーやタイトルの参入具合によっては、一気にブレイクする可能性を秘めているサービスだ。
【Game Connect】 | |
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取り扱っているタイトルのリスト | 「真・女神転生 IMAGINE」ではバーチャルマネーの販売を行なっている |
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(2012年 7月 13日)