米EA、Facebook「SimCity Social」のオープンβテストを開始
「SimCity」らしさ、ゲームらしさが詰まった新世代のソーシャルゲーム
「SimCity Social」のゲーム画面 |
フルスクリーンでプレイすると、Windows版「SimCity」のような画面になる |
米Electronic Artsは、子会社のMaxisおよびPlayFishが共同で開発を進めていたFacebook向けソーシャルゲーム「SimCity Social」のオープンβテスト(OBT)を開始した。ソーシャルゲームは実質的にはOBT開始が正式サービスの開始で、すでに一部有料サービスも開始している。利用料金は基本プレイ無料のアイテム課金制。対応言語は今のところ英語のみとなっている。
「SimCity Social」は、EAがPlayFishを買収した直後から噂されていた、EAグループが満を持して放つ新世代のソーシャルシミュレーションゲーム。E3 2012のEAのプレスカンファレンスで初公開され、EAとしてソーシャルゲームの分野にも引き続き力を入れていくことをアピールした。
「SimCity Social」は、「SimCity」シリーズと、ソーシャルゲームを知るゲームファンの期待通りの仕上がりになっている。ソーシャルゲームの分野で先行するZyngaの「Cityville」を相当研究した形跡が窺えるだけでなく、ある意味本家本元としてのプライドを感じさせる、丁寧な作りをしている。
基本的なゲーム内容は、「SimCity」シリーズと同様に、プレーヤーは街の市長となり、道路を引き、家を建て、工場を建設するなどして産業を育成することで街を大きくしていくことが目的となる。ソーシャルゲームとしては、先行する「Cityville」のアプローチを倣いつつ、ゲームを進めているといきなりUFOが墜落し、その調査を行なうなど、演出や見せ方の面で「SimCity」らしさ、ポスト「Cityville」的な部分は濃厚に感じられる。
OBTということだけあって、まだいくつかの機能で未実装やバグも見られるが、基本的な作りの確かさ、テンポの良さ、演出の楽しさなど、Facebookの分野では完全に一強状態にあるZyngaの強力な対抗馬が現なれたという印象だ。英語のみというのが玉に瑕だが、ぜひ都市育成シムファンはぜひプレイしてみてはいかがだろうか。
【SimCity Social】 | |
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(2012年 6月 26日)