コーエーテクモ、「my GAMECITY」のリニューアル発表会開催
ゲームとSNSが融合した新しいタイプのコミュニティサイトに
株式会社コーエーテクモゲームスは3月14日、同社のゲームポータルサイト「my GAMECITY」のリニューアルに関する記者会見を行なった。
「my GAMECITY」は、ゲームとSNSが融合した新たな形のゲームSNS。リニューアル後は、日記を書いたり、各種ゲームへのアクセスができるといった従来のポータルサイトとしての機能だけでなく、サイト内で街作りを楽しめたり、作成した町で他のユーザーとのコミュニケーションが可能。
コーエーテクモゲームス代表取締役社長の襟川陽一氏は「my GAMECITY」について「コーエーテクモの新しいエンターテイメントを提供していこうという情熱を注ぎ込んだ、ゲームとSNSが融合した新しいタイプのコミュニティサイトです」とコメントした。
■ 「ゲームSNS」という新たなタイプのコミュニティサイト「my GAMECITY」
挨拶を行なった代表取締役社長の襟川陽一氏 |
「my GAMECITY」の新機能を説明した執行役員の藤田一巳氏 |
今までにも、ソーシャルゲームの集合体としてのプラットフォームや、アバターを作成して他のユーザーと交流できるコミュニティサイトは存在していた。その中で「my GAMECITY」は、「プラットフォームがゲームになる」というコンセプトで、プラットフォームである「my GAMECITY」自体が街作りのソーシャルゲームとなっている。
建物にはコーエーテクモゲームスの有名タイトルである「信長の野望」や「DEAD OR ALIVE」、「アンジェリーク」などの世界観をベースにした建物が存在しており、特定のタイトルに特化した街作りをしたり、様々なタイトルの建物で構成されている街を作れる。
「my GAMECITY」はこうした街作りで他プレーヤーとの交流が楽しめるほか、今後投入されていくソーシャルゲームの入口としてのポータル機能も持っている。
執行役員の藤田一巳氏はリニューアルする「my GAMECITY」について、「今まではゲームユーザーにとっては単なる通過点としての存在だったポータルサイトをゲーム化し、ログインするだけで楽しいプラットフォームサイトに生まれ変わらせます。ソーシャルゲームの気軽さ、ゲームの奥深さを楽しんでください」と語っていた。
今後はこれまで提供されてきたタイトルだけでなく、オリジナルのタイトルも追加していくという。更に今後は作成した町で何かの条件を満たすとソーシャルゲームでアイテムが入手できたり、逆にソーシャルゲームで何らかの条件を満たすと、町の方で新たなアイテムが入手できるようになるなどといった、「my GAMECITY」と中に入っているソーシャルゲームとの交流も今後実装していく予定だという。
また「my GAMECITY」のサービス開始にあわせて仮想マネーサービス「GCコイン」のサービスが開始される。「GCコイン」は「my GAMECITY」内でのアイテムやアバター購入に利用できるほか、今後展開されるソーシャルゲームでの支払いにも利用できるようになる予定だ。
なお「my GAMECITY」では新サービスの開始を記念して4月4日までの期間、登録ユーザー全員に「GAMECITY」のマスコット市長である「ニャブラハム」の着ぐるみがプレゼントされる。
“プラットフォームがゲームになる”というコンセプトで、街作りゲームを楽しめる |
コーエーテクモゲームスのゲームにちなんだ衣装が多数登場する |
様々な世界観の建物が存在しており、ユーザーの想像力次第で様々な町が作れる | ||
街作りを楽しむだけでなく、友人の町へ遊びに行って手伝ったり、挨拶をして交流できる |
■ PCブラウザ向けという利点を生かしたタイトルに。「100万人の三國志 Special」
「100万人の三國志 Special」の紹介を行なった担当ディレクターの松本秀氏 |
ゲストとして登場した歴史アイドルの小日向えりさん。「南蛮の武将は登場するんですか?」と歴史アイドルらしい視点でコメントしていた |
また今回のリニューアルと同時に、「my GAMECITY」において「100万人の三國志 Special」のサービスを3月15日に開始することも発表された。「100万人の三國志 Special」は、現在GREEで提供されている「100万人の三国志」をベースに、PCブラウザ向けに新たな要素を追加したコンテンツだ。
三国志を舞台に数多くの武将を育てて中国の統一を目指すという基本的な要素はそのままに、表現や操作方法の改善を行なった。ソーシャルゲームならではの軽快な操作性は残しながら、広い画面と綺麗なグラフィックスでじっくりと情報を見ながら戦略を深く練られる。
またオリジナル版にはない追加要素として、今までは完全に運頼りだった武将の登用に、任意の地域を選択して登用する武将を限定できるという手段や、ボス戦では使用する武将を選択でき、特技やアイテムを使って戦闘を行なえる。
担当ディレクターの松本秀氏は「これまでに発表した仕様変更以外にも、サービスを行ないながら随時改善を行なってよりユーザーに楽しんでもらえるコンテンツにしていきます」とユーザーに向けてメッセージを送っていた。
なお「100万人の三国志 Special」ではサービス開始を記念して、ゲームをプレイしたユーザー先着1万名に200円分の「GCコイン」をプレゼントするキャンペーンが開始される。
コーエーテクモゲームスは「my GAMECITY」の会員数1,000万人を目指しており、今夏までに2タイトルを追加するほか、2011年12月13日に株式会社コーエーテクモゲームスの子会社となった開発会社ガストのタイトルなども追加していく予定があるという。“ゲームSNS”という今までにはない新しいタイプのポータルサイトである「my GAMECITY」の今後の動向に期待したい。
PCブラウザ向けという点を生かしビジュアル面の強化が行われている。また育成やボス戦にも独自要素が導入されている |
表示可能な情報が多くなり、様々な情報を一目で確認できるようになった |
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(2012年 3月 14日)