「次世代ワールドホビーフェア'12 Winter・東京大会」が幕張メッセで開幕

大盛況の任天堂ブースと、数多くの「ダンボール戦機」関連商品で賑わう会場


【東京大会】
1月21日~22日 開催
会場:幕張メッセ

【名古屋大会】
1月29日 開催
会場:ナゴヤドーム

【福岡大会】
2月5日 開催
会場:福岡Yahoo!JAPANドーム

各会場共に入場無料


 キッズやファミリーをメインターゲットとしたホビーイベント「次世代ワールドホビーフェア '12 Winter」の東京大会が1月22日と23日に幕張メッセ 国際展示場ホール9~11で開催されている。

 冬の「次世代ワールドホビーフェア」は例年、大阪に始まり東京(幕張メッセ)、名古屋、福岡で順次開催される。今年のスケジュールは1月15日に大阪で開催済みで、21日、22日に幕張メッセで、1月29日にはナゴヤドームで、2月5日に福岡Yahoo!JAPANドームでの開催が予定されている。

 出展内容はテレビゲームだけでなく玩具やキャラクターグッズ、コミックスやアニメにいたるまで多岐に渡る。ここ数年の傾向としてキャラクターを中心としゲームやアニメ、ホビー関連からコミックスまでマルチに展開する傾向がある。そういった意味では今年会場で目立ったのが株式会社レベルファイブのIPで、至る所で「イナズマイレブン」と「ダンボール戦機」関連の商品を目にした。特に「ダンボール戦機」の人気は凄まじいものがある。商品点数だけでなく、多くの男の子が目を輝かせて商品を眺めているのを見ると、まだまだ底力を発揮しそうなIPだ。

 一方でお馴染みのブース展開を行なっているのが任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)だが、任天堂がニンテンドー3DS用「スーパーマリオ3Dランド」と「マリオカート7」の2タイトルに絞っているのに対して、SCEJはPlayStation Vitaからプレイステーション 3、PSP、そしてサードパーティのタイトルも潤沢に用意しプラットフォーム全体を盛り上げようとする意図が見える。

 毎回のことだが、とにかくかなりの来場者が訪れるため、朝一番にお目当てのブースに行き、試遊体験や商品の購入を行なった方が良いだろう。




■ 「任天堂」ブース

 前述の通り、年末に発売された3DS用タイトル「スーパーマリオ3Dランド」と「マリオカート7」の2タイトルで構成されている任天堂ブース。にもかかわらず周囲を取り囲むように人が集まっており、試遊台やタイムアタックへの参加なども軒並み40分から70分待ちとなっている。

 「マリオカート7」では先着512名までトーナメントに参加することができる。1回戦、2回戦と勝ち抜いていけば14時30分から同社ステージで開催される準決勝、決勝へと進むことができる。それぞれコースが設定されており、1回戦はキノコカップ(100cc)だが、決勝戦ともなれば難関のレインボーロード(スペシャルカップ・150cc)となる。ちなみに予選に参加すれば参加賞としてクリアファイルをもらうことができる。

 「スーパーマリオ3Dランド」は、ステージを選択して約10分プレイできる体験コーナーを始め、タイムアタックチャレンジコーナーが用意されている。体験コーナーでプレイするとクリアファイルがプレゼントされる。タイムアタックチャレンジコーナーは、60カウント以内にコースクリアを目指すこととなる。3回チャレンジ可能。チャレンジを成功するとシートがプレゼントされる。ちなみに、東京会場における21日の12時時点での最速タイムは39カウント。

 そして任天堂ブースでゲームをプレイすると「ARおドールカード」がプレゼントされる。これは3月22日に発売される3DS「新・光神話パルテナの鏡」で遊べる専用のARカードで、カードから飛び出したキャラクター同士の迫力のバトルを楽しむ事ができる。「ARおドールカード」は多数の種類が用意されているが、会場で配られているのは12種類で、1回ゲームをプレイするとランダムで2枚もらうことができる。12種類全て揃えるのは待ち時間のことを考えると、少し難しそうだ。


多くの人で賑わう任天堂ブース開催日ごとに決勝を行なう「マリオカート7」トーナメント。多くの人が参加していた
トーナメントに参加するとクリアファイルがプレゼントされる「スーパーマリオ3Dランド」の体験コーナー。60分待ち
こちらは「スーパーマリオ3Dランド」のタイムアタックチャレンジコーナー。この日の最速タイムは39カウント「新・光神話パルテナの鏡」で遊べる「ARおドールカード」がプレゼントされる。12種コンプはなかなか難しそうだ




■ 「レベルファイブ」ブース


バンダイブースに出展されている「ダンボール戦機」のプラモデル新展開の1つ「ライディングソーサ」を操作できる

 子供達の絶大なる支持を集めるレベルファイブだが、今回のブース構成は、3DS「イマズマイレブンGO シャイン/ダーク」の試遊コーナー、対戦コーナー、Wii「イナズマイレブンストラーカーズ2012エクストリーム」の試遊体験コーナー、PSP「ダンボール戦機 ブースト」の試遊コーナー、対戦コーナーなどで構成されている。

 レベルファイブブースでは、全て開場と同時に整理券が配布されるのだが、少なくとも11時頃には全て配布が終了してしまうほどの人気だ。レベルファイブで遊びたい人は朝一番に来場するしかないだろう。たとえば「ダンボール戦機 ブースト」の試遊を行なうと、スペシャルデータパスワードが書かれたカードをもらうことができる。こういったこともあって、人気を集めているのだろう。

 また、「イマズマイレブンGO シャイン/ダーク」のスペシャルデータ配信、「イナズマイレブンストラーカーズ2012エクストリーム」のスペシャルパスワードの配布も行なわれている。「イマズマイレブンGO」のデータ配信は壁際で行なわれているので、見逃さないようにしたい。

 「ダンボール戦機」に関してはレベルファイブのブースだけでなく、目の前にあるバンダイブースでも関連商品が展開されているほか少し離れたバンダイブースでもカード関連商品などが扱われている。会場内をくまなく見て回って頂きたい。特にバンダイブースではプラモデルなどの販売が行なわれているのだが、あまりの人の多さに通路が埋まってしまい列に並ぶのを規制するほどだ。


「イマズマイレブンGO シャイン/ダーク」
「イナズマイレブンストラーカーズ2012エクストリーム」
「ダンボール戦機」では対戦コーナーがあるが、自分で持ち寄ったデータでのプレイはできない




■ 「ポケモン」ブース

 ポケモンブースでは、先日完成披露発表会も開催されたDS「ポケモン+ノブナガの野望」がブースの半分を使って展示されているが、残念ながらプレイアブルは出展されていない。ゲームの最新映像を使った紹介ステージが開催されているほか、ビンゴのようなカードを配布しており、ブース内の問いに答えスタンプラリーコーナーに持って行くとクリアファイルをプレゼントしてくれる。

 ブースのもう半分ではWii用「ポケパーク2 ~Beyond the World~」の試遊コーナーなどが展開されている。


やはり期待の「ポケモン+ノブナガの野望」。かなり多くの人がブースに立ち寄っていたスタンプラリー。簡単な問いにビンゴのように答えるだけでクリアファイルがプレゼントされる「ポケパーク2 ~Beyond the World~」の試遊コーナーも小さい子に人気だった




■ 「ソニー・コンピュータエンタテインメント」ブース

 SCEJブースは、神社での祭りをイメージした作りになっており、それぞれの試遊タイトルごとに飾り付けが違っていたりして、目に楽しい作りになっている。表の通路側にはPS Vitaが出展されており、いくつかのタイトルの中から試遊したいタイトルを選べるようになっている。

 そしてPSPタイトルと言うことで、「ダンボール戦機 ブースト」の試遊台がこちらにも用意されている。レベルファイブブースでは整理券が配布されているが、こちらは整理券が泣くとも待っていればプレイ可能。ちなみに70分待ち程度。

 このほかにもPS3「ラチェット & クランク オールフォーワン」、KONAMIのPSP「WinningEleven 2011」、バンダイナムコゲームスのPSP「太鼓の達人 ぽ~たぶる DX」、SCEJのPSP「パタポン3」など多数用意されている。1タイトルあたりの試遊台が少ないので、若干待ち時間は長い感じだが、タイトルによっては20分~30分でプレイ可能。

 ブースでは景品がもらえるスタンプラリーなども用意されているので、チャレンジしてみるといいだろう。






■ その他のブース


凄まじい人気となった「ガンダムトライエイジ」。次世代ワールドホビーフェア限定と言うことで人気が殺到。開場の中央にブースがあるため列をどこかに逃がすこともできず通路を占拠する事態となった。このことにより、列に並ぶことができなくなってしまったほどだ
各会場で女の子から圧倒的な支持を得ているオフィスクリエイトの3DS「クッキングママ4」。東京会場でも女の子の来場者達の行列が出来上った。プレイまで約30分ほど待つこととなる。プレイするとママが描かれたピンクのバンダナがプレゼントされる。また、時間によってはブースにママがやってくる。気軽に記念撮影などに答えてくれるので、声をかけると良いだろう
バンダイナムコゲームスのブースではWii用タイトルを大々的に展開。「太鼓の達人Wii 決定版」、「ゴーバケーション」、「ファミリーフィッシング」、ビジュアルのインパクトが大きく、大人まで集まってきてた「仮面ライダー クライマックスヒーローズ フォーゼ」などズラリそろっている。また、バンダイブースでは、レベルファイブと共同開発中のPSP用RPG「機動戦士ガンダムAGE」の開発土40%のバージョンが出展されている

(2012年 1月 21日)

[Reported by 船津稔]