ガンホー、アクワイアを子会社化

「尖った」コンテンツでソーシャルゲームなどを推進


10月19日 発表



 ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、10月19日に開催した取締役会において、株式会社アクワイアの株式を取得し子会社化することを決議したと発表した。

 ガンホーは現在、ソーシャルゲーム市場の拡大とスマートフォンの普及により、ゲームをプレイできる環境が広がるとともに、ゲームユーザーが拡大しているという現状を鑑みて、グループとしてワンソースマルチユース戦略とグローバル戦略を推し進めているという。アクワイアについては、「『独自性』、『奇抜さ』をキーワードに、常識にとらわれることのない『尖った』オリジナルコンテンツの開発に取り組んでおり、コンシューマゲームだけでなく、ソーシャルゲームやスマートフォンアプリ開発にも積極的に進出している」とし、子会社化することで開発力の向上と収益拡大を狙う。

 アクワイアの株式は現在、現在の親会社である株式会社アエリアが666株(発行株式の50.1%)を保有しており、ガンホーはこの全てを2億5,000万円の自己資金で買い入れる。手続きは10月19日に完了予定としている。

 アクワイアは今回の件について、「今後の取り組みに関しては現在精査中」としている。またアクワイアの役員に、ガンホー代表取締役社長の森下一喜氏ら4名が非常勤取締役および監査役として就任することを発表している。

 ガンホーは他にゲーム開発会社として、株式会社ゲームアーツと、韓国Gravityを子会社としている。


(2011年 10月 19日)

[Reported by 石田賀津男]