チュンソフト、PS3/PS Vita「真かまいたちの夜 11人目の訪問者」

PS Vitaの機能を使った、新規要素を紹介


12月17日 発売予定

価格:6,090円(パッケージ版、PS3/PS Vita)
   4,980円(DL版、PS Vita)



メインビジュアル

 株式会社チュンソフトは、プレイステーション 3/PlayStation Vita用サウンドノベル「真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)」の最新情報を公開した。価格はPS3、PS Vitaのパッケージ版が6,090円、PS Vitaのダウンロード版が4,980円。

 「真かまいたちの夜 11人目の訪問者」は、登場人物はシルエットで描かれテキストと音声、音楽で語られる物語を楽しみながら、時折現われる選択肢を選んでいくサウンドノベルシリーズの最新作。選んだ選択肢によってストーリーが変化し、様々なエンディングを楽しめることができる。

 提示される選択肢はちょっとした出来事でもストーリーに深く関わっていることがあり、登場人物がどんどん犠牲になっていったり、最低限の犠牲者で事件を解決できることもある。もちろん、1人の犠牲者も出さないどころか、事件が発生しないこともあるという。幅広い物語の展開を楽しめることはもちろん、物語に深く入り込んでいく没入感を味わうことができるのが、同作の特徴となっている。

 さらに、本編のミステリー編を解くといままでにはなかった新しい選択肢があちこちに登場し、そういった中には同シリーズでは有名なサイドシナリオを楽しむための入り口も隠されているという。

 このサイドシナリオは7名の作家陣が手がけている。シリーズお馴染みの我孫子武丸氏(あびこたけまる)、初代「かまいたちの夜」のディレクターを務めた麻野一哉氏(あさのかずや)、黒田研二氏(くろだけんじ)、小林泰三氏(こばやしやすみ)、田中哲弥氏(たなかてつや)、汀こるもの氏(みぎわこるもの)、山口芳宏氏(やまぐちよしひろ)らが参加している。


用意されている選択肢は、主人公が取る行動や発言など様々なものが用意されている

 本作はこれまでのシリーズ作とは違い、ただ文章で提示される選択肢を選ぶことで物語が分岐していくだけではなく、たとえば、PS Vitaのジャイロセンサーとタッチパネルを使用した「おさわり選択肢」と言ったものも用意されている。これはPS Vitaの表面パネルとジャイロセンサーを利用したシステムで、本体をもって四方八方に傾けることで部屋の中などを隅々まで見回すことができる。画面に表示されているものだけでなく、あちこち見回すことで新たな発見があるかもしれない。また気になったものは画面を直接タッチすることで選択することができ、より、直感的に楽しむ事ができる。ちなみに、PS3ではアナログスティックによる操作となる。


【新選択肢システム】
これまでは1画面の中しか見ることはできなかったが、PS Vitaを右に傾けると正面から見ているだけでは気付かなかった場所も見ることができる。そして気になったところは、直接タッチして調べることができる

 今作では、より推理を楽しめるシステムとして、集めたヒントを主人公・快人の頭の中で情報を整理して提示する事ができる。この「推理モード」が始まると、情報が配置されたキーワードが画面左右に登場し、そのキーワードを回して正しい情報の組み合わせを探していく。成功すればプレーヤーが推理で導き出した答えが選択肢の1つとなって表示される。

 ここで難しいのは、組み合わせが正しくても物語の流れにはそぐわない情報が含まれていることがあるという。注意して推理を進める必要がある。


【推理モード】
頭の中で情報を整理することになる場面が登場キーワードを回して関連のありそうな情報を探していく
推理中推理が成功すれば選択肢が登場する。その選択肢を選ぶとストーリーが進行。このスクリーンショットにあるようにもう1つの選択肢(「?????」の部分)が気になるのであれば、推理し直すことも可能となっている

■ オーモリ(CV:杉田智和)

 アニメ「異次元少女ポポリン」をこよなく愛するアニメオタク、27歳。「異次元少女ポポリン」に登場するキャラクター、「ボッコちゃん」のレアなフィギュアがあると聞いてペンション・ブラウニーにやってきた。どんな手を使ってでも、入手しようと思っている。


オーモリの目的は、受付に飾られた“ボッコちゃん”のレアフィギュア。しかし、これだけに留まらず、“ボッコちゃん”の非売品ポスターにも興味津々なようだ……

■ 白河雪乃(CV:花澤香菜)

 おかっぱ頭の小柄な少女。16歳と宿泊客の中では最年少ながら、1人でペンションに訪れ、「いつも同じ部屋に泊めてもらっている」と部屋番号を指定するなど、ペンション・ブラウニーのリピーターのようだ。ちなみに「異次元少女ポポリン」に登場する「ボッコちゃん」に瓜二つ。


“ボッコちゃん”そっくりという設定が、どのようなドラマを生むのだろうか? また、大人しそうなのにリピーターということも気になる事だろう


【最新スクリーンショット】

(C) 2011 CHUNSOFT

(2011年 9月 26日)

[Reported by 船津稔]