KDDI/マイクロソフト/富士通、日本初のWindows Phone 7.5端末を発表
Xbox LIVEなどと連携。ゲーム各社もアプリを投入
KDDI代表取締役社長の田中孝司氏 |
KDDI株式会社は7月27日、日本マイクロソフト株式会社および富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社と共同で、Windows Phone 7.5を搭載した新型スマートフォン「IS12T」の発表会を開催した。
「IS12T」は、日本マイクロソフトのスマートフォン向けOSであるWindows Phone 7.5を搭載した端末で、9月以降に発売される。KDDI代表取締役社長の田中孝司氏は、「IS12T」を「日本初のWindows Phone端末」と紹介した。同社は以前「IS02」を発売しているが、こちらはWindows Mobile 6.5.3を搭載した端末で、OS名が「Windows Phone」となったバージョン7以降の端末が日本で発表されるのは「IS12T」が初めてとなる。
田中氏は「IS12T」を1カ月ほど使用したそうで、SNSの連携サービスやクラウドサービスの「SkyDrive」などの使い心地を紹介。「最初の1日、1日半はとてもとっつきにくい印象だが、それを過ぎるとだんだん気持ちよくなってくる。体験コーナーで5分ほど触って『こんなもんだ』と思うのではなく、少し使い込んで欲しい」と語った。
SkyDriveを使ったサービスの使い心地のよさをアピールした田中氏。長く使うとわかるよさがあるのだという |
日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏 |
続いて日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏が壇上に立った。Windows Phone 7は日本では展開していないが、7カ月で2万種類のアプリケーションが配信されるなど、勢いは他のプラットフォームに劣らないことを強調。またXbox LIVEやBingとの連携など、他社と違うアプローチについてもアピールした。樋口氏は、「日本マイクロソフトとしてもWindows Phone 7.5で(スマートフォン市場での)巻き返しを図りたい」と語った。
日本で初展開となるWindows Phone 7.5(Mango)の機能について紹介した樋口氏。PC向けOSと絡めた説明ではなく、あくまでスマートフォンとしての機能性を重視した紹介になっていた |
富士通東芝モバイルコミュニケーションズ代表取締役社長の大谷信雄氏 |
端末を開発した富士通東芝モバイルコミュニケーションズからは、代表取締役社長の大谷信雄氏が挨拶。同社は富士通と東芝のモバイル端末部門を統合し、昨年設立された会社。「IS12T」については「両社の技術陣が、初めて本格的に力を合わせて作った商品」と述べた。
端末は約3.7インチの液晶(800×480ドット)を搭載。サイズは約59×118×10.6mm(幅×高さ×厚さ、最厚部13.3mm)で、重さは約113gと、スマートフォンとしてはコンパクトなサイズになっている。本体色もシトラス、マゼンタ、ブラックの3色があり、金属感が少なく曲線を強調したデザインでカジュアルさも強調している。
インターフェイスはマルチタッチスクリーンの他に6軸モーションセンサーも搭載。IPX5/IPX8対応の防水機能に加え、IP5X対応の防塵機能も搭載する。ワンセグやおサイフケータイは搭載しない。外部メモリは非対応で、32GBのメモリを内蔵(うち約28GBを利用可能)。PCとはUSB接続でファイルをやり取りできる。通信方式はWIN HIGH SPEED対応で、海外向けのGSMも搭載。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応し、Bluetoothにも対応する。
大谷氏は端末の特徴を紹介。Windows Phone 7.5搭載というのが最大の特徴ではあるが、高性能端末でありながらもカジュアル・コンパクトなデザインを採用した点も見所 |
ゲームに関しては、Windows Phone Marketplaceで既に数多くのタイトルが配信されている。現在は英語版が中心だが、日本語ローカライズ版も順次投入されるほか、日本の企業も参入を発表している。
ゲームタイトルでは、株式会社セガの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI」や、株式会社バンダイナムコゲームスの「PAC-MAN」、「塊魂モバイル」、株式会社ビースリー・ユナイテッドの「つみネコ」、株式会社ケイブの「新作オリジナルシューティングゲーム(仮)」などの配信が予定されているほか、株式会社コナミデジタルエンタテインメントや株式会社ハドソンも参入を表明している。
会場のタッチ&トライコーナーでは、「GREE」アプリが出展されていた。こちらは端末にプリインストールされる予定だが、当初はSNS機能やアバターのサービスに限られており、ゲームアプリは提供されない。今後はユーザーの反応を見ながら投入を検討したいとしている。
(2011年 7月 27日)