Xbox 360「モンスターハンター フロンティア オンライン」プレイレポート
今なら本体購入で即プレイ! オンライン専用ならではの魅力を解説


5月27日より実施(なくなり次第終了)


 日本マイクロソフト株式会社は、キャンペーン「『モンハン フロンティア』やるならXbox 360!キャンペーン ~今ならXbox 360(ハードディスク搭載本体モデル)に『モンスターハンター フロンティア オンライン』が遊べるダウンロードコードが付いてくる!~」(『モンハン フロンティア』やるならXbox 360!キャンペーン)を5月27日から行なっている。

 このキャンペーンでは、「Xbox 360 250GB」などの本体に、株式会社カプコンが運営するXbox 360用オンラインハンティングアクション「モンスターハンター フロンティア オンライン」(MHF)をプレイできるゲームプログラムをダウンロードできる利用コードが印字されているステッカーが貼付される。本体を購入後、Xbox LIVEへの初回登録を行なえば、ゴールド メンバーシップが1カ月分無料で利用できるので、「MHF」では「トライアルコース」の扱いで、プレーヤーキャラクターのレベルを表すハンターランク(HR)2まで追加費用なしでゲームをプレイできる。

 「MHF」は、カプコンが展開している「モンスターハンター」シリーズでは唯一のオンライン専用タイトル。新しいモンスターやフィールド、武具などが追加されるアップデートが定期的に行なわれており、ゲーム内容がどんどん拡張されている。またイベントも頻繁に行なわれ、プレーヤーを飽きさせない。Xbox 360版では1年、Windows版では4年という長期間にわたってサービスされているにも関わらず、今も毎日数万人のプレーヤーが遊んでいる。これはオンライン専用である「MHF」ならではの大きな特徴だ。

 この記事では、本体購入キャンペーンで今から「MHF」を始めようという方に向けて、本作の魅力を改めてお伝えしていきたい。




■ 「クエスト」を受けてモンスターを狩りに行く!

「はじめてのクエスト」では、狩りの基本が順を追って理解できる

 「MHF」は、タイトルに「モンスターハンター」とあるように、そのままズバリ、モンスターをハンティングする(狩る)ゲームになっている。細かい話は抜きにして、まずはその狩りに向かうことにしよう。

 「MHF」では、モンスターの討伐などの書かれた「クエスト」を受注することで、ゲームが進行していく。まずゲームを開始すると、プレーヤーは「狩人キャンプ」と呼ばれる広場に降り立つ。ここには新人用ショップネコや新人用食材屋といった様々なNPCがいて、その中にクエストを受注するためのNPCもいる。このNPCに話しかけると、初心者向けの「はじめてのクエスト」というリストが表示される。今回は手始めに「ランポス討伐」というクエストを受注する。受注したら、近くにあるクエストの出発口から出発すれば、狩りの舞台となるフィールドへと移動できる。

 操作は左アナログスティックで移動。攻撃はボタンか、右アナログスティックを使うスタイルの2つから選べる。初期武器は「片手剣」で、その場で斬る、飛び掛って斬りつけるなど、いくつかの攻撃パターンがある。ちなみに武器種は「片手剣」を含めて11種類あり、「マイハウス」に行けば他の武器に持ち替えられる。

 フィールドを奥へ進むと、青色をした小型のモンスターが3体待ち構えていた。このモンスターが、「ランポス」だ。「ランポス」はピョンピョンと飛び回わり、なかなか近づいて攻撃を当てづらい。しかし動きを見定めれば隙はあるので、そこに飛び掛って攻撃を当てていく。何回か攻撃して、「ランポス」が吹き飛んで動かなくなれば討伐成功だ。

 同じ要領で他の2体も倒せば、ファンファーレが鳴り響いてクエスト達成となる。クリア後は報酬として、ゼニー(お金)やアイテム、HRを上げる経験値に相当するHRポイントが貰える。これでクエストは完了となり、プレーヤーは再び狩人キャンプへと戻る。

 「はじめてのクエスト」で挑戦できるモンスターは、他にも色々と用意されている。直線的に突進してくる猪型の「ブルファンゴ」や、ピンク色の毛を持つゴリラのような「コンガ」、「ランポス」の親玉のような「ドスランポス」などがいる。こうして次々とクエストに挑戦し、モンスターをどんどん狩っていく。


細かいステップを繰り返す「ランポス」。動きをよく見て攻撃すれば、初期装備でも倒せるだろう
左から、「コンガ」、「ブルファンゴ」、「ドスランポス」。剥ぎ取れる素材もモンスターによって異なる

 操作を理解すれば、ある程度のモンスターは討伐できるだろう。しかし本作には、もっと手ごわいモンスターが多数待ち構えている。多くのプレーヤーの最初の壁となるのが、「はじめてのクエスト」の中で唯一、難易度を表す星が2つ(他のクエストは全て星1つ)となっている「イャンクックとは……?」というクエストだ。

 クエストを受注して出発し、目的の「イャンクック」を探す。ほどなくそれらしいモンスターを発見すると、そこには「ランポス」がまるで子どもだったのかと思うほど、巨大なモンスターがいた。大きな丸いくちばしと羽があり、鳥のような外見を持っている「イャンクック」。正面から対峙すると、その迫力に負けたのか、キャラクターが一瞬ひるむような姿も見せた。

 しかし目的のモンスターから逃げるわけにもいかない。自分より遥かに大きな「イャンクック」へと飛びかかり、懸命に斬りつける。しかし「イャンクック」は突然体を回転させ、尻尾を叩きつけてきた。あっさり吹き飛ばされた上、ダメージは体力ゲージの半分以上。慌てて「イャンクック」から離れ、事前に入手していた体力回復アイテム「回復薬」を飲もうとしたが、今度はそこへ「イャンクック」が突進してきた。なすすべなく、たった2回の攻撃で倒されてしまった。

 自動的にベースキャンプ(初期位置)まで戻されてから、また「イャンクック」の元へと走って再び挑戦。しかし尻尾の攻撃で吹き飛ばされた後、頭上に星が回る気絶状態になり、身動きが取れないところに突進されて倒されてしまう。「MHF」では、体力がなくなり3回倒されるとクエスト失敗。結局、あっさりと3回倒されてしまい、クエスト失敗となってしまった。


「ランポス」とは比べものにならないほどに大きい「イャンクック」。火の玉を吐き出す攻撃も仕掛けてくる。「QUEST FAILED」の表記に、悔しさがにじむ



■ 仲間を募り、強力なモンスターに挑め!

 しかし「MHF」が本当に面白いのは、こういった壁にぶつかってからだ。なかなか勝てそうもない「イャンクック」だが、本作はオンラインゲームなので、他のハンター(プレーヤー)も同じ世界にいる。強力なモンスターも、みんなで力を合わせて挑めば勝機を見出せる。

 受注されたクエストは、「クエストボード」に掲示される。目的のクエストを受注したら、チャットを使って「イャンクックの討伐に行きませんか!」といった具合に同行者を募集してみよう。同じ目的のプレーヤーがいれば、クエストに参加してくれるだろう。逆に、他のハンターが受注したクエストには、「クエストボード」から参加を申し込める。クエストには基本的に最大4人まで参加可能だ。

 今回は、自分でクエストを受注し、仲間を募集することにした。先ほど失敗に終わってしまった「イャンクック」の狩猟クエストで参加を呼びかけてみたところ、ほどなく2人のハンターが参加してくれた。

 早速そのメンバーで狩りに出発。サポートNPCの「教官」を含めれば、合計4名でのクエスト挑戦となる。4名で一斉にフィールドに降り立った時にまず感じたのは、その人数による心強さだ。さらに仲間のハンターは、片手剣よりずっと巨大な「大剣」と、仲間のステータス強化などができる「狩猟笛」を武器として持っていた。両名とも初期装備とは違う防具も装備していて、筆者より格段に強そうだ。

 クエストがスタートし、狩猟笛による攻撃力強化の効果を受けてから、「イャンクック」に一斉に向かっていった。大剣を振り下ろし、狩猟笛で叩きつけ、片手剣で切り刻んで、全員で一気に攻勢を仕掛けていく。強大な敵を仲間とともに仕留めていくのは、「狩り」という言葉どおりの実感がある。「イャンクック」の尻尾に何度か吹き飛ばされはしたが、今回はこちら側の手数と威力が上回ったようで、先程の敗北が嘘のように「イャンクック」は地面へ倒れ、見事に狩りに成功した。

 敗北で悔しさが募っていた分、モンスターを討伐できた時の爽快感は格別だ。1人では無理でも、周りのハンターたちが協力しあえるのも、「MHF」の面白さだろう。


オンライン上の他のプレーヤーと一緒に戦った「イャンクック」戦。人数が増えればターゲットも分散されるので、狩りは一層楽になる。巨大モンスターを倒した時の爽快感は格別



■ 武具を作り、より強力なモンスターを狩る!

 とはいえ、いつまでも他のハンターにおんぶだっこでいるわけにはいかない。強力なモンスターに挑むには、自分自身の武具も強化しなければならない。「MHF」では、HRがいくら上がろうとも、プレーヤーキャラクター自身は強くならない。強さは武具と、プレーヤー自身の腕で決まるのだ。

 武具を作るには、素材が必要だ。その素材は、狩ったモンスターから得られる。討伐したモンスターからは「剥ぎ取り」が可能で、その皮や骨などが素材として手に入る。それを「狩人キャンプ」から行ける「武具工房」に持ち込み、必要な数の素材とお金をまとめて渡せば、新しい武具を作ってもらえる。

 武具にはそれぞれ特性があるのだが、基本的には強力なモンスターの素材ほど、性能のいい武具を作れる。例えば「ランポス」の素材で作った防具よりも「イャンクック」の素材で作った防具の方が防御力が高い。

 強いモンスターを狩りたければ、素材を集めて武具を作る。そして狩りに成功すれば、その素材から新しい、より強力な武具を作れる。それを持って、さらに強いモンスターに挑んでいく。その終わりなき挑戦が「モンスターハンター」シリーズの魅力だ。そして、武具だけではどうしても行き詰ってしまう状況でも、いつでも力を合わせられる他のハンターがいるというのが、オンライン専用の「MHF」ならではの魅力だ。


素材を集めて、より強い装備の作成を親方に頼んでいく。HRとステータスは関係がなく、あくまでステータスは装備によって変化していく



 キャンペーンで「MHF」を体験する場合は、HR2までとなるため、「イャンクック」の討伐までの内容となる。しかしその先、HRが上がっていけば、出会えるモンスターや向かえるフィールド、より強力で多彩な武具が増えていく。いずれも「MHF」オリジナルのものが多数あり、さらに今後もアップデートで新要素がどんどん追加される。他のシリーズをプレイしたことがある人にも新鮮に感じられることだろう。

 パッケージを別途購入することなく、オンラインで決済すればすぐに本格的なプレイを楽しめるのも、今回のキャンペーンの大きな魅力だ。もちろん市販の「プレミアムパッケージ」を購入しても構わない。その場合、ハンターライフコースの利用クーポンや、ゴールドメンバーシップのご利用コードと、狩りの役に立つオリジナル武具やアイテムなどの特典も入手できる。

 「MHF」は、今年でサービス開始からWindows版では4年、Xbox 360版では1年を迎える。長年サービスしてきたタイトルだけあって、初心者にもわかりやすく門戸が開かれている。「モンスターハンター」シリーズをプレイしたことがない方も、他のシリーズの経験がある方も、これを機にオンライン専用の「MHF」で狩猟生活をスタートさせてはいかがだろうか。


HRを上げていけば、さらに強力なモンスターが続々登場する。「MHF」のオリジナルモンスターがアップデートで続々と追加されており、多種多様なモンスターの狩りを楽しめる
武具も続々と追加され、極めて多彩。性能はもちろん外見もユニークなので、ハンターの見た目も千差万別。コレクション要素として楽しんでいる人もいる
仲間が集まるコミュニティ機能「猟団」や、最大32人で挑める「大討伐クエスト」、プレーヤー同士で腕を競うコンテンツなど、オンライン専用の「MHF」ならではの要素も数多く用意されている


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(2011年 6月 17日)

[Reported by 安田俊亮]