プレミアムエージェンシー、ゲームエンジン「千鳥エンジン」がNGPなどに対応
鈴木裕氏がゲーム開発顧問に就任
株式会社プレミアムエージェンシーは、「バーチャファイター」、「シェンムー」などの開発プロデューサーとして知られる鈴木裕氏が5月1日付けで同社ゲーム開発顧問に就任したと発表した。
鈴木氏が就任したことによりプレミアムエージェンシーは、次世代機やスマートフォン対応アプリの開発を強化していくとしている。同社は「NARUTO -ナルト- 疾風伝 キズナドライブ」の開発を手がけたことでも知られているが、国産ゲームエンジン「千鳥エンジン」の開発・販売を行なっていることでも知られている。
【山路和紀代表取締社長のコメント】 |
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今回の鈴木裕氏のゲーム開発顧問就任により、プレミアムエージェンシーでは、欧米で人気のXbox 360 Kinect対応の新規格闘タイトルや、スマートフォン対応のアプリタイトルなど、幅広いタイトル開発をより強化し、世界的ビッグタイトルを育て上げたい。それだけではなく、鈴木裕氏には、長年ゲーム業界で培った経験を生かした、自社の若手クリエイターの育成も期待しています。 |
【鈴木裕氏のコメント】 |
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私は、これまでのクリエイター人生において、高次元での「テクノロジーとエンターテイメントの融合」を理想とし、誠心誠意、追求してまいりました。プレミアムエージェンシーの皆さんとともに「パイオニア精神」をもって、この理想に取り組めば、千鳥エンジンや、映像表現力はさらに進化し続け、世界レベルの作品を生みだすことができると確信しています。 |
「千鳥エンジン」 |
プレミアムエージェンシーはさらに、マルチプラットフォーム対応ゲームエンジン「千鳥エンジン」がiOS、Android OS、NGPに対応し、従来の6プラットフォーム対応(プレイステーション 3、Xbox 360、Windows XP、Wii、PSP、プレイステーション 2)から9プラットフォーム対応になったことも明らかにした。千鳥エンジンは、プログラミング言語「C++」を使った開発を可能にし開発効率が高いとアピール。同時にスマートフォン向けソーシャルゲームのリッチ化のトレンドに対応した開発環境を提供できるようなった。
同時に、ゲーム開発に携わる全ての開発者を対象としたディベロッパーネットワーク「千鳥ワールドステージアライアンス(CWSA)」の会員体系を6つの会員区分で構成する新体系に見直した。これにより、「Windows版お試し会員」であれば、商用利用はできないが無料から個人・学生でも参加でき、「千鳥 for Windows Lite」を無料で使用できる。
さらに、米Interactive Studio Management(ISM)と、欧米でのビデオゲーム開発営業エージェント独占契約を5月23日に締結したと発表した。ISMは世界各地にネットワークを持ち、欧米の各パブリッシャーに強いパイプを有することで世界10数の開発会社とクライアントとして契約を結んでいる。
今回、ISMと営業エージェント契約締結を結んだことで同社は「ゲーム開発顧問の鈴木裕氏のプロデュースで強化されたタイトル開発体制を、自信持って世界に送り出す最良のパートナーシップの構築が実現されました」とコメントしている。
(2011年 6月 2日)