日本サムスン、独自方式の3D液晶モニターを6月中旬発売

3D眼鏡付属。「TriDef 3D」で3Dゲームにも対応


6月中旬 発売予定

価格:オープンプライス



専用の3D眼鏡が付属する。重さ35.4gで、約70時間使用可能

 日本サムスン株式会社は、3D液晶モニター「SA950」シリーズ2機種を6月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は23型の「S23A950D」が5万円台、27型の「S27A950D」が7万円台。

 「SA950」シリーズは、同社独自開発の「3D Hyper Real Engine」を採用した3D立体視対応の液晶モニター。120Hz対応のLEDバックライト液晶モニターと、専用の眼鏡がセットになっており、機器を追加することなく3Dコンテンツを楽しむための環境が整えられる。

 入力端子はHDMI 1.4、DVI-D、DisplayPort 1.2を搭載し、PCのほかゲーム機やBlu-ray Discプレーヤーの接続にも対応する。PCゲームでは付属の「TriDef 3D」をインストールすることで、さまざまな3Dゲームの立体視に対応できる。NVIDIA 3D Visionには非対応。

 3D眼鏡はアクティブシャッター方式を採用。視野角が広いため、追加の3D眼鏡を購入すれば複数人でも視聴できる。また「Samsung 3D Technology」により、従来品よりもシャッターが開いている時間が長く、3D視聴時の明るさを向上。目の疲れも軽減するという。モニターとの接続はBluetoothを採用。ボタン電池で約70時間視聴できる。別売りの3D眼鏡はUSB充電方式で、約40時間視聴可能。

 その他のスペックは、解像度が1,920×1,080ドット、応答速度は2ms(GTG)、コントラスト比は1,000:1(ダイナミックコントラスト比は5,000,000:1)。視野角は水平170度、垂直160度。消費電力は「S23A950D」が48W、「S27A950D」が56W。PCとの接続ケーブルはDisplayPortケーブルが付属する。


左右非対称のスタイリッシュなデザインも特徴。チルト角度は前0度、後ろ20度

(2011年 5月 23日)

[Reported by 石田賀津男]