任天堂、平成23年3月期決算短信を発表
3DSは361万台、ソフトは943万本を販売、ミリオンセラーは2タイトル
任天堂株式会社は、4月25日、平成23年3月期決算短信を発表した。同期間の売上高は1兆143億円(前期比29.3%減)、営業利益は1,710億円(前期比52%減)となり、為替損益が494億円発生したこともあり、経常利益は1,281億円(前期比64.8%減)、純利益は776億円(前期比66.1%減)となっている。
この中で、ニンテンドー3DSの販売台数は361万台、対応ソフトは943万本を販売、ミリオンセラータイトルは2タイトルと発表。今期のニンテンドーDSシリーズは1,752万台、ソフトは1億2,098万本、Wiiは1,508万台、ソフトは1億7,126万本を販売している。累計ミリオンセラータイトルはDSシリーズが114から139タイトル、Wiiが79タイトルから103タイトルへと増加している。
次期の見通しとして、同社は「ソフトメーカー各社と協力してソフトウェアを継続的に投入し、『ニンテンドー3DS』を幅広いユーザー層に訴求し、本格的な普及を目指していきます」と前置きし、さらに「インターネットを介して3DS向けにソフトウェアをDL販売し、映像配信や体験版配信も行なう「ニンテンドーeショップ」をはじめ、インターネットを活用したサービスを順次展開していく」と3DSのさらなる普及を推進するとしている。対処すべき課題としても、3DSにおいて「本体を持ち歩いたユーザーが未体験者を含む周囲の人と一緒に楽しんでいただける環境をつくることや、『すれちがい通信』や『いつの間に通信』を組み合わせることで、能動的に情報発信をしないユーザーも参加できる、人と人とのゆるやかなつながりを生み出すことにより」3DSの普及を目指すという。
また、DSやWiiに関しては、「『ゼルダの伝説 スカイウオードソード』などの新製品に加えて、当社ソフトの特徴である充実した長寿命ソフト群を活用し、ハードウェアをまだお持ちでない方々に粘り強く訴求することで、更なる普及を目指します」とした。
(C) Nintendo
(2011年 4月 25日)