SCEJ、PSP goを出荷完了

「今後はNGP、PSP-3000に注力する」


4月20日 発表



 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、PSP go(PSP-N1000)の出荷を完了したと公式サイトにて発表した。今後は店頭在庫のみ販売が継続される。

 2009年11月1日に発売となったPSP goは、UMDドライブを廃し、16GBの内蔵フラッシュメモリを搭載。各種コンテンツはPlayStation Network経由でのダウンロード購入、もしくはUSB接続によるプレイステーション 3やPCからの転送といった手段で楽しむスタイルを打ち出した。内蔵メモリの大きさを活かしたゲームスリープ機能、そしてスライド式のコントローラー部、Bluetooth対応による外部コントローラーの使用など、PSP goならではの特徴はあったが、やはりUMDソフトを動作する術がなかったこと、映像出力端子などが独自仕様になっていたことから周辺機器を買い替えねばならなかったことなどの要因により、狙っていたほどは売り上げを伸ばすことはできなかったようだ。

 2010年10月26日からは、本体価格を26,800円から1万円下げ、16,800円としていた。

 SCEによれば、「今後はNGPおよびPSP-3000に注力していく」としている。なお、PSP goのシステムソフトウェアのアップデートや修理対応は今後も継続される。


(2011年 4月 20日)

[Reported by 佐伯憲司]