ギガバイト、ゲーマー向けX58マザーボード「G1-Killer」

Sound Blaster X-FiやBigfoot Networks製NPUを標準搭載


1月24日 発表



 日本ギガバイト株式会社は1月24日、X58 Expressチップセットを搭載したゲーマー向けマザーボード「G1-Killer」シリーズ3製品「G1.Assassin」、「G1.Sniper」、「G1.Guerrilla」を発表した。CPUソケットはLGA1366。フォームファクターは「G1.Assassin」がXL-ATX、他2機種がATX。価格や発売日は未発表だが、日本ギガバイトのサイトでは「299ドルから」と告知されている。

 「G1-Killer」シリーズは、ゲーマー向けの機能を標準で搭載したマザーボード。サウンド機能として、Creative製「Soundblaster X-Fi Digital Audio Processor (20K2)」をオンボードで搭載(「G1.Guerrilla」を除く)し、「Sound Blaster X-Fi」サウンドカードと同等の「EAX Advanced HD 5.0」に対応する。また150Ωを駆動可能なフロントオーディオヘッドフォンアンプを内蔵し、高品質ヘッドフォン使用時にも鮮明なサウンドを出力できる。

 さらにネットワーク機能として、Bigfoot Networksのネットワークプロセッシングユニット(NPU)「Killer E2100」を搭載。これはネットワーク処理に特化したプロセッサーで、Windowsネットワーク経路をバイパスしてゲームデータを直接NPUに送り、通信を高速に処理することで、遅延を低減する。また複数のアプリケーションで通信が発生していても、プレイ中のゲームの通信を最優先させる「Advanced Game Detect テクノロジー」も搭載する。

 マルチGPUには、「G1.Assassin」が3-way SLI/4-way CrossFire X、他2機種が3-way SLI/3-way CrossFire Xに対応。メインメモリは、トリプルチャネルのDDR3-2200/1600/1333に対応する。インターフェイスでは、Serial ATA 6GbpsやUSB 3.0といった最新機能も搭載。また3TB以上のHDDをパーティーションを切ることなく起動ディスクにできる「Dual BIOS 3TB+ HDD Support」にも対応している。

 CPUソケットがLGA1366なので、先日発表された第2世代Core iシリーズのCPUは使用できないが、「Core i7-980X Extreme Edition」など6コアを搭載したインテル製CPUは、第1世代Core iシリーズにしか存在しない。現段階で最高性能のゲーミングPCを求めるゲーマーには注目に値する製品といえるだろう。


G1.Assassin
G1.Sniper

(2011年 1月 24日)

[Reported by 石田賀津男]