株式会社カプコンは、Xbox 360/Windows用オンラインハンティングアクション「モンスターハンター フロンティア オンライン（MHF）」にて1月26日に実施予定のアップデート「シーズン10“新たなる技の境地”」の最新情報を公開した。

　今回は、ハンマーと狩猟笛の追加アクションと、「キリン」と「ショウグンギザミ」の特異個体が公開された。またいくつかのリファイン要素についても発表されている。

■ ハンマーと狩猟笛の特徴を活かした追加アクション

ハンマーの振り抜き。横方向にカッ飛ばすようなアクションだ

音爆弾と同じ効果が得られる狩猟笛の「音爆演奏」

　HR1から使える追加アクションについて、今回はハンマーと狩猟笛の情報が公開されている。

　ハンマーには、武器出し攻撃からの派生攻撃が2種類追加される。1つ目は、武器出し攻撃からの打ち下ろし。もう1つは、武器出し攻撃からの振り抜き。前者は縦方向、後者は横方向への強烈な1撃となっている。状況にあわせたヒット＆アウェイの立ち回りがしやすくなりそうだ。

　狩猟笛には2種類の追加アクションが用意される。1つは叩きつけ攻撃から、これまでは繋げられなかった旋律に繋げられるようになる。もう1つは、「音爆演奏」と呼ばれるもので、狩猟笛を中心に音爆弾と同様の効果を発生させる。「音爆演奏」を使用すると切れ味を消費する。他の武器にはない、狩猟笛らしさが際立つアクションといえる。

■ 「キリン」と「ショウグンギザミ」の特異個体

　「キリン」の特異個体は、たてがみの形状や体の紋様が原種とは異なる。もちろん見た目だけでなく、ハンターを幻惑する様々な攻撃動作と、威風堂々とした古龍の風格を併せ持ったものになるという。初登場クエストは「シーズン10」実装日の1月26日から、ハンターランク（HR）22と71のフロンティアクエストとして配信される。ハードコア（HC）クエストは2月2日から受注できる予定。

　「ショウグンギザミ」の特異個体は、原種とは異なり毒を操るモンスターとなっている。毒ブレスを吐くなど攻撃動作が変化しているほか、大鎌が紫色になるなど外見も変化している。初登場クエストは4月6日配信予定のHR17と100のフロンティアクエスト。HCクエストは4月13日より受注できる予定。

【スクリーンショット】
猛々しさを増した印象の「キリン」特異個体。古龍の風格を持つという動きも楽しみだ
紫色の大鎌が印象的な「ショウグンギザミ」。毒を持ったことで原種より厄介なモンスターになりそう

■ SRP減算補正撤廃や「生産検索機能」などリファイン要素も多数

　アップデートの追加要素の他にも、さまざまなリファインが予定されている。まず、パーティーに参加しているハンター同士のHR・SRの差に応じて入手できるスキルランクポイント（SRP）に減算補正がかかっていたが、これが完全に撤廃される。さらにHR30以下のハンターがパーティーに参加していると、入手できるSRPが1.5倍になる。今後はパーティー募集の際にSRの範囲指定をせずに済みそうだ。

　武具生産においては、「生産検索機能」が追加される。武具や装飾品、スキルカフの生産において、アイテム名やレア度、欲しいスキルなどを設定して検索できるようになる。「MHF」はこれまでのアップデートでかなりの数の武具が実装されているので、この機能は重宝しそうだ。

　狩猟に関する部分では、モンスターにめまいを起こさせる攻撃をヒットさせた時に、専用のヒットエフェクトが出るようになる。細かい変更ではあるが、特に打撃系の武器を使うハンターにとっては狩猟の楽しみが増える要素といえるだろう。

　このほかにも、大衆酒場に調合屋を設置、装備マイセットを40に追加、クエスト受注時に一言コメントを設定できるなどのリファインが予定されている。

■ 祭事用衣装をモチーフにした防具などが登場

　新たなデザインの防具として登場する「ククボシリーズ」は、メゼポルタに伝わる祭事用衣装をモチーフにした防具。幸福を象徴した宝石が装飾された、「MHF」らしさを感じる防具となっている。生産に必要な素材は3月初旬の期間限定クエストで登場する予定。

　このほかにも、「パリアFXシリーズ」、「グレンFXシリーズ」、「ゴスペルFシリーズ」、「ルージュFシリーズ」、「神楽SPシリーズ」、「神座SPシリーズ」や、LR防具など、様々な防具が追加される予定。

【ククボシリーズ】
左が剣士用、右がガンナー用。祭事用というだけあって雅やかで、「MHF」らしさも感じるデザインは人気が出そうだ