サンフランシスコ Moscone Centerで2月28日から3月4日まで（現地時間）開催予定のゲーム開発者向けカンファレンス「Game Developers Conference（GDC） 2011」にて、任天堂株式会社代表取締役社長の岩田聡氏が基調講演を行なうことが発表された。3月2日午前9時（日本時間で3月3日午前2時）から1時間の講演となる予定。

　岩田氏による基調講演は、今回で25回目となるGDCに合わせ、“Video Games Turn 25: A Historical Perspective and Vision for the Future（ビデオゲーム ターン25: 歴史観と未来像）”と題したものになっている。GDCの発表では、「現代のテレビゲームを25年間に渡ってリードしてきた任天堂は、どうすればゲーマーが喜ぶか、誰をゲーマーと定義するか、そして業界を成長させるのに何が不可欠であるかについて、独特の視点を持っている。基調講演では、ビデオゲームがどう発展してきたかだけでなく、これから我々がどこに進むのか、岩田氏の意見が語られるだろう」とされている。

　GDCにおける岩田氏の基調講演は、2009年以来2年ぶりとなる。前回は「Legend of Zelda: Spirit Tracks（邦題：ゼルダの伝説 大地の汽笛）」やWiiのアップデートの発表などがあった。過去の講演でも、発売前のWiiに関する情報が発表されるなど、基調講演で同社の製品に関する最新情報が発表されることが多い。今回は新型の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」が日本で発売された直後となるだけに、3DS関連の発表も期待される。