サイバーフロント、Xbox 360「CROSS†CHANNEL~Inmemory of allpeople~」

Xbox 360版オリジナルシナリオを田中ロミオ氏が執筆


3月31日 発売予定

価格:7,140円(通常版)
   9,240円(限定版)



イメージビジュアル
Xbox 360版の新規イベントグラフィックス

 株式会社サイバーフロントはXbox 360用アドベンチャー「CROSS†CHANNEL~Inmemory of allpeople~」を3月31日に発売する。価格は通常版が7,140円、限定版が9,240円。

 「CROSS†CHANNEL」は、2003年にPCゲームとして発売され人気を博し、翌年にはプレイステーション 2用ソフトとして「CROSS†CHANNEL~To all people」としてリリース。さらに2010年にはPSPにも移植された。

 テキストを読み進めていくテキストアドベンチャーで、時折表示される選択肢を選び、物語を進めていく。話が何度もループしていく中で選択した内容により少しずつ話の内容が変わっていき、バラバラになってしまった放送部の皆が再び結集し、自分たちの放送を電波にのせてみんなに届けることが目的となる。

 Xbox 360版では、新規シナリオをオリジナルを手がけた田中ロミオ氏自らが担当。新規ルートが追加され、「CROSS†CHANNEL」の通常エンディング後の世界が描かれている。シナリオのボリュームはPSP版と比べて150%とかなり増量。もちろん、シナリオの追加によりイベントグラフィックスも約20点が追加され、キャラクターグラフィックスも多数追加されている。音声に関しても新規に追加収録。

 同時に発売される限定版には、「『CROSS†CHANNEL』特製小型電動マッサージ器ストラップ」と、主題歌シングルCDが同梱される。

【ストーリー】

「この空が消えてなくなるその日まで―――」

 学院の長い夏休み。崩壊しかかった放送部の面々は、個々のレベルにおいても崩れかかっていた。初夏の合宿から戻ってきて以来、部員たちの結束はバラバラ。今や、まともに部活に参加しているのはただ1人という有様。

 主人公は、放送部の一員。夏休みで閑散とした学校、ぽつぽつと姿を見せる仲間たちと、主人公は触れあっていく。

 屋上に行けば、部長の宮澄見里が、大きな放送アンテナを組み立てている。1人で。それは夏休みの放送部としての「部活」であったし、完成させてラジオ放送することが課題にもなっていた。以前は皆で携わっていた。一同が結束していた去年の夏。今や、参加しているのは1名。

 そんな2人を冷たく見つめるかつての仲間たち。ともなって巻き起こる様々な対立。そして和解。バラバラだった部員たちの心は、少しずつ寄り添っていく。

 そして夏休み最後の日、送信装置は完成する―――装置はメッセージを乗せて、世界へと―――



【ゲーム画面】
【イベント画面】

【登場人物】
黒須太一
主人公。放送部員。言葉遊び大好きなお調子者。のんき。意外とナイーブ。人並みにエロ大王でセクハラ大王。もの凄い美形だが、自分では不細工の極地だと思いこんでいる。容姿についてコンプレックスを持っていて、本気で落ち込んだりする
桐原冬子
主人公のクラスメイト。放送部幽霊部員。甘やかされて育ったお嬢様。自覚的に高飛車。品格重視で冷笑的。それを実践する程度には、頭はまわる。ただ主人公と出会ってからは、ペースを乱されまくり
支倉曜子
主人公の姉的存在(自称)で婚約者(自称)で一心同体(自称)。超人的な万能人間。成績・運動能力・その他各種技能に精通している。性格は冷たく苛烈でわりとお茶目。ただしそれは行動のみで、言動や態度は気弱な少女そのもの。滅多に人前に姿を見せないが主人公がピンチになると、どこからともなく姿を見せる
宮澄見里
放送部部長。みみみ先輩と呼ばれると嫌がる人。けど、みみ先輩はOK(意味不明)。穏和。年下でも、のんびりとした敬語で話す。しっかりしているようで、抜けている。柔和で、柔弱
山辺美希
放送部部員。佐倉霧の相方。2人あわせてFLOWERS(お花ちゃんたち)と呼ばれる。無邪気で明るい。笑顔。優等生。何にもまさってのーてんき。主人公とは良い友人同士という感じ
佐倉 霧
放送部部員。中性的な少女。大人しく無口。引っ込み思案で、人見知りをする。でも口を開けばハキハキ喋るし、敵には苛烈な言葉を吐く。凛々しく見えるが、実は相方の山辺美希より傷つきやすい。イノセンス万歳

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(2011年 1月 6日)

[Reported by 船津稔]