バンダイナムコ、「やっぱりテイルズ オブ in ジャンプフェスタ2011」
「TOW RM3」、「TOGf」イベントレポート
株式会社集英社が千葉・幕張メッセにて12月18日、19日の両日にわたって開催した「ジャンプフェスタ2010」。株式会社バンダイナムコブースの3Dシアターでは、両日とも1日のラストに「テイルズ オブ」シリーズのイベント「やっぱり テイルズ オブ」を開催した。イベント参加者は事前募集にて決定しており、当日はイベント開催時刻前に整然と招待状を持った参加者が並び、随時誘導されて整然と席につき、外からは見えない状態でイベントが開催された。この記事では、そのイベントの模様をまとめてみた。
いずれも司会は小野坂昌也さん。昨年は別イベントの都合で欠席となったが、今年は元気な姿で2日とも登場してくれた。
■ 18日……PSP「テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー3」
鳥海浩輔さん、平野 綾さんが登場
まずは2011年2月10日発売予定の「TOW RM3」のステージから。鳥海さん、平野さんの順で呼び込まれて壇上に。平野さんは初の「テイルズ オブ」関連イベントとなった。鳥海さんはステージ直前にお腹がすいてお弁当を食べての出演。平野さんは普段はイベントに参加しているのが男性が多いので、女性の多さにびっくりしていた様子だった。
「ユーリ」役の鳥海さんから先に登場 | 「カノンノ」でシリーズ初登場となった平野さん |
イベント中出演者がサインしたしおりは2日目に展示された |
話題は昨年の「ジャンフェス2009」のステージで鳥海さんが司会を務めた話から。「やっぱり『テイルズ オブ』の司会といえば小野坂さんですよ」と語った鳥海さんに、会場から大きな拍手が沸いた。
ここから、大舘プロデューサーも参加し、平野さんも初めて見るというプロモーション映像が公開、そしてゲームシステムの解説が行なわれた。80キャラクターが登場する本作は、各シリーズからのキャラクターが「ほぼほぼ」登場している。「ヴェスペリア」は数多く登場となり、「アビス」はコンプリート。「シンフォニア」からは「しいな」が初登場となる。ムービーパートも本作ではかなり増えている。本作のカノンノは独白シーンが多く、その一部はムービーパートにて収録されているようだ。
さらに、初公開となる「オープニングムービー」が上映された。まだ公開されていなかった登場キャラクターのうち数人がこのムービーに登場していたが、「せっかく会場に足を運んでくださった皆さんにお土産です(大舘プロデューサー)」とのことで公開となったようだ。また、このムービーのバックに流れるテーマソング、こちらも初公開だ。アーティストは「テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー2」のテーマソングを手がけた「BACK-ON」と「feat.Me」ということで、あのアーティストがコラボレートする形で参加している。会場でその歌声を聴いた人には「Me」さんは誰か、すぐわかったのではなかろうか。
上映後、「かっこいい子たちはかっこいい子たちで、主人公キャラたちは主人公キャラたちで斬りあって、みたいな。俺あの女の子チームの中に1人入りたかったよ!」と小野坂さんが突っ込んでいたこのオープニングムービーには、来場者も気になるキャラやネタが登場するたびに歓声をあげていた。「みんなが思ったとおりの反応をしてくれてすごくうれしかった(大舘プロデューサー)」とのことなので、開発側からしてみれば願ったりかなったりの出来栄えのようだ。
さらに、本作のサウンドトラックが発売されることが明らかにされた。平野さんは数曲参加しており、歴代「カノンノ」3人がコラボレーションする楽曲も収録されているという。
また、予約特典の「特製フィルムしおり」のフィルムカットがステージ上で行なわれた。小野坂さん、平野さん、鳥海さん3人がアニメシーンのフィルムにカットを入れ、さらに3人がそれぞれ直筆サインを入れた。これがしおりに加工され、予約特典の中に3人×3つの9枚が混入されるそうだ。これは2日目、ショーケースに実際に飾られていた。
最後は、平野さん初挑戦のミニスキットコーナーで締めくくられた。「カノンノ」、「ユーリ」、「ゼロス」が「TOW RM3」に関して語るという内容。小野坂さんが「レディアント・ドライヴ」の説明時、術技の名前を連呼してくれるというファンサービスもあった。平野さんは「システムの説明があったので、ちょっとでも間違えたらこれは“えらいこっちゃ”ということで大変で緊張しました」と初感想を述べていた。
テーマソングは「BACK-ON feat.Me」が手がける | 投票で決まった味が決まったアドベンチャースナック | 平野さんは初挑戦となった生スキット |
(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)NBGI
■ 19日……PS3「テイルズ オブ グレイセス エフ」
櫻井孝宏さん、浪川大輔さんが登場
「TOGF」のステージは、「テイルズ オブ」関連イベント初登場の浪川さんと、昨年の「ジャンフェス2009」でイベントの洗礼を先に浴びた櫻井さんが一緒に登場。前回のイベントについて「正直いろいろわからなかったこともあって、鳥海さんにおんぶにだっこだったんですが、『テイルズ オブ』のファンはあったかいですよ」と櫻井さんは振り返っていた。
初めて登場となった浪川さんは、「眠れないぐらい楽しみにしていました」と挨拶。「これからも『テイルズ オブ フェスティバル』とかあるんだけど、出てくれるの?」と小野坂さんにつっこまれると「もちろん!」(注:まだ出演者は発表されていない)と返したものの「ただ、すっごくいじるけどね(笑)」と言われ、櫻井さんに「すごいよ……大体俺は宙を見てた」と真剣に語られ、「ぼんやりしたくなるんですか……」と浪川さんはちょっと不安そうだった(笑)。
「テイルズ オブ」イベント初登場となった浪川さん(右) | 左から、小野坂さん、櫻井さん、浪川さん、馬場英雄プロデューサー |
今後のDLCも画像で公開されている |
ここからは馬場英雄プロデューサーも参加、12月2日に発売された「TOGf」のプロモーション映像に加え、ダウンロードコンテンツに関して追加情報が紹介された。ただ、時間の関係か(2日ともイベントは時間オーバーになっていた)、今後配信されるDLCに関しては画像のみの紹介となった。記念日スキットなども行なわれるようなので、これからもネットワークにつないでみるといいだろう。
さらに、DLCを使ったアフレココーナーが行なわれた。3つのシーンを使って、ゲーム中のデモシーンのセリフにアドリブでキャストさんたちが声をあてるというもので、櫻井さんはアスベルがつけていた「うさ耳」にこだわって「ぴょん」を語尾にしてみたり、その場にいないキャラを小野坂さんが演じてみたり。最初こそ緊張していたと思われる浪川さんもアドリブにぎりぎり反応でき、しっかり笑いを取っていた。さらに、ヒューバートたちが水着で出てきたシーンは会場一同大ウケ。DLCの正しい(?)遊び方を披露してくれた。
この日は、3人で「魔法かるた」に挑戦。キャラクターの名セリフをキャストのみなさんが読み上げ、来場者があてるという形で進行。当たった人には3人のサイン色紙がプレゼントされた。櫻井さんが鈴木千尋さんの物まねを、浪川さんが石田 彰さんの物まね、小野坂さんが伊藤 静さんの物まね(浪川さんも小野坂さんにやらされた)、浪川さんが今度は水橋かおりさんの物まねを(このあたりから似せるというよりお笑いの方向に)……最後はゼロスを桜井さんが(自己評価で80点)物まねして締めとなった(ちょっと舞台上でダメだしが始まったようだが)、最後は小野坂さん自身がゼロスのセリフをかっこよく決めてコーナーが終了となった。
DLCを使ったアドリブありの生チャットはお笑い要素でいっぱい |
今年の「魔法かるた」は来場者にはうれしいプレゼントコーナーとなった |
(C)いのまたむつみ (C)2010 NBGI
(2010年 12月 20日)