米ZeniMax、スウェーデンの開発会社MachineGamesを買収
id Tech 5を採用したマルチプラットフォームタイトルを開発


11月11日発表


 米大手ゲームメーカーBethesda Softworksの親会社ZeniMax Mediaは11月11日、スウェーデンの独立系ゲームデベロッパーであるMachineGamesを買収したことを明らかにした。買収金額は未発表。

代表作である「The Darkness」は2008年に日本でもスパイクから発売されている

 MachineGamesは日本には馴染みの薄いメーカーだが、2004年度を代表するアクションゲーム「The Chronicles of Riddick: Escape from Butcher Bay」(2004年、PC/Xbox)や「The Darkness」(2007年、PS3/Xbox 360)の開発を手がけたStarbreeze Studiosのメンバーによって2009年に設立されたゲームスタジオ。

 ZeniMax Mediaは10月に三上真司氏が設立したTangoを買収したばかりだが、今回の契約により、ZeniMaxグループのゲーム部門Bethesda Softworks傘下のゲームスタジオは、Bethesda Game Studios、id Software、Arkane Studios、Tango Gameworksに続いてMachineGamesで5社目となる。

 MachineGamesは現在、ZeniMaxグループの子会社として、同じ傘下メーカーであるid Softwareが手がけた次世代ゲームエンジンid Tech 5による未発表タイトルを開発中としている。

【MachineGames CEO兼エグゼクティブプロデューサー Jerk Gustafsson氏のコメント】
「新たな仲間であるid Software、そして世界的なパブリッシャーであるBethesda Softworksと共に働けることは我々にとって非常に大きな機会である。MachineGamesは良質なタイトルを開発した実績のある、経験豊富なスタッフが集結した専門チームだ。我々はid Tech 5による既成概念を超えた新たなAAAタイトルの開発を手がけられることに喜びを感じている」

【ZeniMax Media CEO Robert Altman氏のコメント】
「MachineGamesは革新的な体験を想像するという我々のパッションを担っていく。彼らのような洗練されたベテランを世界的規模のスタジオであるZeniMax Mediaの一員として迎え入れることを非常に喜ばしく思う」


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(2010年 11月 11日)

[Reported by 中村聖司]