セガ、PSP「クロヒョウ 龍が如く新章」発売記念イベントを川崎で開催

名越総合監督と手島 優さんが登場


9月22日 開催

会場:ヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロン1F 店頭特設会場

【クロヒョウ 龍がごとく新章】

9月22日 発売

価格:6,279円(UMD版)
   5,600円(ダウンロード版)

CEROレーティング:D(17歳以上対象)



本作の魅力についてトータルで語られる充実したトークショウとなった
「ドラマ」に関しての話題になると、「私にオファーが来てないんですけど……」と手島さんが突っ込む場面も
トークショウ後には、名越監督のサイン会が行なわれた。サインの後は、握手だけでなく、ファンと一緒に気軽に写真を撮るなどリラックスしたムードで進行していた

 株式会社セガは、9月22日にリリースされたPSP「クロヒョウ 龍が如く新章」の発売を記念して、体験試遊会に加えて発売記念イベントとして、名越総合監督と、同作にキャバクラ嬢役として出演しているタレントの手島 優さんによるトークショウをヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロン1F 店頭特設会場にて開催した。また、同店舗にて本作を購入した先着50名ほどにはサイン・握手会への参加権が与えられ、パッケージやスリップなどに名越監督のサインが入れられ、握手が行なわれた。

 トークショウでは、「主人公が少年で、『格闘場』という非現実的な場所にぶちこまれて、戦うごとにいろんなものを覚えていく“成長ドラマ”なんですよね。シリーズ自体もともと人間ドラマをテーマにしていますから、そういったテイストやニュアンスといったものは、そのまま引き継いで表現できているかなと思います」と本作を紹介。

 本作の登場人物にはいわゆる“アツい”キャラクターが多いが、手島さんは「最近、アツい人が減ってきていると思うんですけれど、ゲームを通してアツい人がどんどん増えてきてくれたらいいなと思います。アツい人ってカッコイイですよね。アツい男性にグイグイひっぱっていってほしいですね」と話す。

 本作のバトルパートについては「1番の違いはやはり体力ゲージがないことですね。自分なりに戦っていきながら、相手と自分の状態を考えながら戦うことで、非常に緊張感があります。面白いシステムが作れたかなと思っています」と名越監督。

 通信対戦に関しては、手島さんが「女性でも簡単に楽しめるゲームだと思いました」と「TGS2010」での名越監督とのバトルを振り返りつつ感想を述べた。手島さんいわく圧勝だったそうだが、「性格が出ますよね」と苦笑いしながら名越監督がフォローしていたのが印象的だった。

 また、「神室町での遊び」に関しては、名越監督が「『龍が如く』といえば街の中でいろんな遊びができるが、PSPでもちゃんと再現できている」と自信のほどをうかがわせた。手島さんも「こんなにてんこ盛りでいいのかなと思うぐらいボリューミーなので、飽きないなと思いますね」と充実ぶりに関心していた様子。

 キャスティングに関しても「心残りのない」充実したキャスティングだったようだ。手島さんは、オファーが来たときの感想として「『龍が如く』のシリーズが本当に好きで、自分で全部持っているんですよ。なので、この話を頂いたとき、ドッキリなんじゃないかなと思うぐらい衝撃的で、感動しましたね」と当時の心境を教えてくれた。

 収録現場に関して手島さんは、「実際にキャバクラ嬢をやったことがないので、自分から攻めたり、甘えたりするんですよ。『アドリブを言って』って言われて、普段使ってる言葉を台本にないのに言ってみたりして……台本が分厚くてびっくりしました。監督には丁寧にご指導いただいて、すごくやりやすかったですね」とエピソードを披露。名越監督も「ところどころに手島さんの地が出ていますね。ファンの方に『違うな』と思われては申し訳ないので、なるべく本人のカラーが出るようにがんばらさせていただきました」とキャラクター作りにこだわっている様子だった。

 このように、トークショウはこのゲームの開発ポリシーやこれまでの経緯を改めて紹介しながら、本作のセールスポイントをアピールする構成となっていた。

 最後に、手島さんは「PSPということで持ち運べるじゃないですか。ファンの方は肌身離さず持ち歩いてもらって、アツい人生を送るためにも、ぜひみなさんにゲットしてもらいたいと思います」と本作の魅力をアピール。名越監督は「PSPというハードで機動性もありますし、持ち寄って対戦してもらったりして楽しんでほしいですね。手に取っていただければ損はないと思うので、よろしくお願いいたします」と取材陣に語っていた。


「ゲーム中の私はかなり上品ですね。(CGになった自分には)照れますね。ゲームでの自分をぜひ落としたいと思います。自分を知りたいですね(笑)」と手島さん「PSPに向いたゲーム作りを意識して、ドラマも大量に詰め込んだし、『PSPでここまでできるの?』という部分を含めて制作を楽しめた。せっかくノウハウがたまったので、またPSPでやってみたいですね」と名越監督

(C)SEGA

(2010年 9月 22日)

[Reported by 佐伯憲司]