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東京ゲームショウ2010レポート

ユービーアイブースのイチオシはやっぱり「アサシン クリード ブラザーフッド」!
異色のスケボーゲーム「ショーンホワイト」や、Kinectローンチタイトルの情報もお届け


9月16日〜19日 開催(16日、17日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)、小学生以下は入場無料


ユービーアイブース

 いよいよ開幕した東京ゲームショウ2010。海外系ゲームパブリッシャーのユービーアイソフト(Ubisoft)は中規模のブースを構え、イチオシの「アサシン クリード ブラザーフッド」を始めとする注目タイトルを展示していた。本稿ではプレス向けのデモルームでのみ見ることのできたタイトルを含め、ユービーアイからの注目タイトルをご紹介しよう。




■ スケールと内容共に大幅アップの「ブラザーフッド」、期待大の内容

ユービーアイブースでひときわ目立つ「アサクリ」最新作
新たな舞台は永遠の都ローマ
エツィオはアサシンギルドを率いてボルジア家に対抗する
マルチプレイではプレーヤー同士で暗闘。いわば静かなるデスマッチ

 まずご紹介したいのが、Ubisoftブースの半分以上をデモルームとして占領していた新作「アサシン クリード ブラザーフッド」。本作は前作「アサシン クリード 2」のエンディングから3年後を描く作品で、ゲーム的に様々な点で大きなスケールアップ、そして質的な転換を図ったタイトルとなっている。発売日は12月9日、対応プラットフォームはプレイステーション 3/Xbox 360、価格は7,770円と予定されている。

 本作の主人公は、前作でアサシンとして大きな成長を遂げたエツィオ。彼は、フィレンツェで平和な日々を送っていたところ、軍勢による襲撃を受けてしまう。その首謀者はローマで強大な権力を握るチェーザレ・ボルジア。教皇の息子にして軍人、強大なボルジア家の権勢を握る強敵である。

 というわけでエツィオはボルジア家を叩くため、戦いの場をローマへ移す。コロッセオやパンテオンなど、実在の名所が余すことなく再現された広大なローマ市街は、前作のフィレンツェの3倍の面積があるという。その広大な都市環境を行き来するためもあって、今作では新たに乗馬というアクションが追加された。馬上からの「暗殺」ももちろん可能だ。

 また今作の敵は強大であり、単身でどうにかなるレベルを超えている。そこで本作の重要なゲームシステムとして「アサシンギルド」というものが導入されている。これは、NPCを自分の部下とし、育て上げて、戦闘で手足のように操るという、マネジメント要素が色濃いフィーチャーだ。

 ボルジア家に支配されたローマの町には、そこかしこでボルジア家に表立って抵抗するNPCの人物がいる。そういった人物達を助けることで、自分のアサシンギルドのメンバーとして引き入れることができる。仲間にしたNPCは影から付き従い、プレーヤーによる指示に応じて即座に登場、ターゲットに指定した敵を様々な手段で排除してくれるのだ。

 アサシンギルドのメンバーには成長要素もある。伝書鳩を伝ってヨーロッパ中から提示される「ミッション」にメンバーを派遣して成功すれば、メンバーは経験値を得て段階的にスキルポイントを獲得。これをアーマーと武器という2つの能力に割り振ることで、メンバーはさらに強力なアサシンに進化していくという按配だ。アサシンギルドのメンバーは最大で12人。これは、ローマを支配する12のタワーの存在にも関連しており、ゲームを進めるほどにプレーヤーが率いるギルドは強大になっていくという仕組みにもなっている。。

 もちろんプレーヤー自身のアクションも大幅に拡張され、本作では強力な飛び道具としてボウガンを利用できるようになっている。剣など近接武器を使ったアクションでは、前作よりもテンポよく止めを刺していける様々なアクションが追加。それにより集団同士の戦いが際立つ内容となったことが大きなポイントとなっている。

 今作でついにマルチプレーヤーモードを搭載したことも変革のひとつだ。マルチプレイモードはユービーアイブースのデモルームで実際に体験することができる。今回プレイできたのは、「互いにランダムに他のプレーヤーがターゲットとして指定されるので、それを暗殺する」というもの。誰が誰をターゲットとしているのかはわからないようになっており、騒げば目立ってしまうので、一般市民に紛れて行動することが秘訣、という内容だ。既存のゲームで言うと、PC用の暗闘ゲーム「The Ship」に近いかもしれない。

 「アサシン クリード ブラザーフッド」はこのように、ゲームスケールとプレイ内容の両面で前作から大きく変化している。筆者が実際にプレイデモを見せてもらって抱いたのは、期待以上のワクワク感だ。傑作の香りがする、というのは発売前に気が早いかもしれないが、大いに注目すべきタイトルであることは間違いない。

【アサシン クリード ブラザーフッド】




■ 異色のスポーツアクション「ショーン・ホワイト スケートボード」

色を失った街に色彩を取り戻すため、スケートボードを走らせる
ショーン・ホワイト
80種類ものトリックを搭載。ショーン・ホワイトオリジナルの技もあるという

 「ショーン・ホワイト スケートボード」はトリッキーなスケートボーディングをテーマとする3Dアクションゲームだ。対応プラットフォームはプレイステーション 3とXbox 360、発売日は11月25日と予定されている。PS3版は3D立体視にも対応する。

 ユービーアイモントリオールが開発する本作は、2010年冬季オリンピックのゴールドメダリストでもあるプロスケートボーダー、ショーン・ホワイトが開発に全面協力した作品だ。それだけにリアルでストイックな作品になったかと思いきや、これが非常にゲームらしいゲームになっているのが面白いところだ。

 本作の舞台はニューハーモニーと呼ばれる架空の都市。この街はミニストリーという官僚的な組織に管理されており、街頭は創造力や生命力といった活気が消え、すべてが灰色に染まってしまっている。プレーヤーの使命は、スケートボードで街を駆け巡り、見事なトリックを決めて、世界に美しい色彩を取り戻すことだ。

 ニューハーモニーの街は広大なオープンフィールドとして再現されており、各所には150以上の「チャレンジ」が用意されている。プレーヤーが街の各所で与えられたチャレンジを達成するたび、灰色の街はカラフルに彩られ、スケートボーディングにうってつけのウォールや、それを彩るストリートアートが復活していく。各チャレンジは規定の位置で各種の空中トリックを決めるといったものから、ミニストリーの追っ手から逃げ切るというものまで様々なものが用意されている。

 スケートボードを使ったゲームであるだけに、操作はとてもテクニカル。左右のスティックで方向制御や姿勢の調整を行ないつつ、街中の様々な地形を駆使してスピード感あるトリックを決めていく。ビルの屋上から屋上へと、現実には有り得ないダイナミックな動きも可能だ。

 そのダイナミックさを支えるのが「フロー」と呼ばれる本作独自のゲージシステム。スピードを失わないよう滑らかにトリックをつなげていくことにより溜まっていくゲージで、これを使うことで一定時間空中をスケーティングしたり、何もない空間にウォールを出現させるといったマジックが行なえる。これがまさに本作のゲームらしいゲームという部分だ。

 本作にはショーン・ホワイトの監修のもと、80個にものぼるスケートボードのトリックを収録。チャレンジのクリアに応じて、あるいは既存のトリックをマスターすることで新たなトリックがアンロックされていく仕組みや、各種のカスタマイズ要素も搭載しているようだ。マルチプレイモードでは最大8人でプレイ可能で、4対4で鬼ごっこ的に遊ぶといったチーム戦タイプのルールもあるという。

 スケートボーディングというスポーツを大胆にゲーム化した本作。純粋な3Dアクションゲームとしても相当作りこまれているため、スケートボードファンはもちろん、多くのゲーマーにお勧めできる作品になっているようだ。

【ショーン・ホワイト スケートボード】



■ Xbox 360 Kinect対応フィットネスゲーム 「ユアシェイプ フィットネス・エボルブド」

ノリノリで本作を紹介してくれたゲームデザイナーNicola Godin氏
左がガイドとなるトレーナーで、右が実際のプレーヤーの動き
Kinectを通じて動作をチェックし、運動速度を調整してくれる

 今年末に発売予定のXbox 360用モーションコントローラー「Kinect」。全身の動作をゲームに取り込むことができるということで、体を動かすゲームがちょっとしたブームになりそうな気配だが、ユービーアイは早速フィットネスゲームにKinectを活用する。それが本作「ユアシェイプ フィットネス・エボルブド」だ。本作はXbox 360専用ソフトとして12月9日に5,800円で発売予定。

 ユービーアイのプライベートルームで本作を紹介してくれた、本作のゲームデザイナーであるNicola Godin氏によると、ユービーアイではKinectを使ったゲーム開発の技術を非常に早期から研究しており、その成果が本作に注ぎ込まれているという。

 本作の内容はタイトルどおり「フィットネス」。カロリーを消費するために体を動かす、そのガイドとなるべく生まれたソフトだが、Kinectを活用することで従来の同種のゲームとは一味違う内容を提供している。ゲームがプレーヤーの動作を分析し、運動ペースを調整してくれたり、消費カロリーを算出してくれるのだ。

 運動メニューは基本的なフィットネスからマーシャルアーツまで、世界中の有名なトレーナーの指導のもとに作成されている。プレーヤーは画面内に現れるトレーナーの動きに合わせて体を動かす。正しい動きができればだんだんとトレーナーの動きも早くなっていき、慣れるにしたがって効果的な運動ができるという仕組みだ。リアルタイムで消費カロリーが表示されるので、「もっと燃やしたい!」とついつい長くやってしまいそう。

 各種のミニゲームもある。筆者が実際にプレイしたのは「自分の体の前に表示されるボックスをパンチで破壊していく」というもの。出現パターンは固定・ランダムの両方があり、固定パターンの場合は学習することによってだんだんと速い動きができるようになる。ランダムでは反射神経も問われるというわけだ。スコア情報はWeb上で共有され、友達との競争も可能。

 フィットネスゲームということで派手さはないが、Kinectならではの実用系ソフトとして覚えておきたいタイトルだ。

【ユアシェイプ フィットネス・エボルブド】



【Tom Clancy's H.A.W.X 2】
人気フライトコンバットゲームの続編「Tom Clancy's H.A.W.X 2」はユービーアイブースにプレイアブル出展。発売日は10月7日予定で、プレイステーション 3/Xbox 360版ともに価格は7,329円となっている

(c) Ubisoft all rights reserved.

(2010年 9月 16日)

[Reported by 佐藤カフジ]