スパイク、PSP「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」
「学級裁判」における3つのモードと登場キャラクターを紹介
株式会社スパイクは、11月25日発売予定のPSP用ハイスピード推理アクション「ダンガンロンパ」の新情報を公開した。
今回公開されたのは、議論の進行状況によって変化する「学級裁判」における3つのモード「ノンストップ議論」、「閃きアナグラム」、「マシンガントークバトル」の情報となっている。
希望ケ峰学園では、学園長のモノクマの煽動によって殺人事件が発生すると、必ず「学級裁判」が開かれる。学級裁判では、殺人事件の犯人を暴くために登場キャラクターたちがさまざまな主張や議論を交わす。
本作の大きな特徴の1つ「ハイスピード推理アクション」は、この学級裁判で展開されるシステムとなっている。学級裁判で展開されるシーンは、キャラクターの発言がフルボイスで再現され、圧倒的な緊迫感を演出する。
学園長のモノクマによる学級裁判のルール説明。かわいい顔をした動くぬいぐるみだが、口にする台詞は辛辣だ | 学級裁判では、命をかけた議論が展開される。犯人だと指摘されるとモノクマにお仕置きとして殺されてしまう。犯人を指摘できなければ、犯人以外の全員がモノクマのお仕置きを受けることになる |
ノンストップ議論の合間に登場するキャラクターによる推理や意見交換もすべてフルボイスで展開される。豪華声優陣による迫真の演技にも注目して欲しい | 複数のキャラクターが同時に主張すると、ゲーム画面に文字が乱れ飛ぶ。ボイスも複雑に交錯し、白熱の議論をリアルに表現する |
【プレイスタイルに合わせて自由に難易度を設定】 |
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推理アドベンチャーにアクション要素を盛り込んだ本作は、“推理”と“アクションプレイ”の両方の力量を必要とするゲーム。ただし、本作では“推理”と“アクション”のそれぞれに、異なる難易度を設定することが可能となっている。 例えば、「推理や考察は得意で、じっくり取り組みたいけど、アクションはすこし苦手……」というプレーヤーは、“推理”の難易度を高く設定し、“アクション”の難易度を下げる、という具合に、自分のスタイルに合わせて、得意とするゲーム性を際立たせた遊び方ができる。 [推理の難易度を下げる] [アクションの難易度を下げる] |
殺人事件が発生すると、主人公をはじめとした登場キャラクターたちは事件の真相を解明するためのヒントを探し始める。本作では、集めたヒントを「言弾(コトダマ)」と呼び、学級裁判におけるモードの1つ「ノンストップ議論」で使用する。
「ノンストップ議論」では、各キャラクターが証拠や目撃情報を次々に発言する。発言の中には、主人公の推理を誤った方向へ導くものもある。犯人による偽装工作のための発言をはじめ、思い込みや勘違いによる発言などもあるかもしれない。
プレーヤーは、議論を論破するためにめまぐるしく展開する発言の応酬の中で、矛盾すると思われる発言に対してアクションを起こす必要がある。
仲間を疑いたくはないが、どの意見も怪しく見える。現場で集めた情報やキャラクターたちの発言をヒントに真意を見極める必要がある |
また、ノンストップ議論中のキャラクターの発言には、議論を論破するための発言の穴「ウィークポイント」が黄色く表示されるものがある。黄色く表示された発言の中から、自ら入手した情報と矛盾している発言を見極め、手持ちの言弾の中から議論に適したものを選択し、ウィークポイントを撃ち抜くことで議論を進めていく。
不二咲の台詞には、「ウィークポイント」がある。ただし、ウィークポイントの中には、議論の矛盾点ではないものもある。ノンストップ議論では、さまざまな発言がウィークポイントとして表示されるが、仲間たちの意見をよく聞き議論の矛盾点を推理していく必要がある | この台詞のように、ウィークポイントのない発言については、事件に関する再確認事項などであり、議論の矛盾となるものではない |
捜査で入手したヒントや証拠を言弾としてシリンダーにセットして議論開始。正しく矛盾が指摘できるまで、議論は繰り返される。議論内容に応じた言弾を選択していきたいところ |
凶器は本当にナイフ?疑問を持ったら言弾でウィークポイントを撃つ。プレーヤーの考えが正しければ、言葉を砕くことができる |
ウィークポイントとして黄色く表示されている発言でも実際には矛盾のないものや、ウィークポイントのない発言に言弾を撃っても弾かれてしまい、撃ち抜くことはできない | 誤った発言を撃つと、ノンストップ議論で獲得できるポイントが減少する。いかに正しく矛盾を指摘できるかが、ゲームを進める上で重要なポイントとなる |
ノンストップ議論は、プレーヤーが論破しない限り同じ議論が繰り返される。議論はループするため、1回目の議論で矛盾を指摘できなくても問題はないが、制限時間は刻一刻と減少していく。
ただし、主人公の苗木がヒントを教えてくれたり、議論の展開を遅くすることができる「精神集中」という能力が使えるなど、プレーヤーの推理やアクションを助ける要素が用意されている。
また、議論はループするため、議論を1周終えた段階でどの発言が事実と矛盾していたかがわかった場合には、2周目では目的の台詞まで議論を早送りすることもできる。
主人公の苗木は、ノンストップ議論における矛盾点や注目すべき発言などをプレーヤーに教えてくれる。ノンストップ議論では、各キャラクターたちのさまざまな意見、発言、証言が展開されることで徐々に真実が明らかになっていく | 精神を集中させると、議論の展開を遅くすることができる。目的のウィークポイントはわかっているのに、コトダマトリガーを引くタイミングがつかめない時に活用したいところ |
学級裁判中には、主人公の苗木に事件にかかわる重要なキーワードを思い出させなければならない場面が訪れる。このときに利用するのが、事件の重要なキーワードを導き出すための学級裁判のモードの1つ「閃きアナグラム」だ。
「閃きアナグラム」では、いくつかの文字が画面内でふわふわと動く。これらの文字の中から事件のキーワードを推理。推理した単語になるように、動く文字を撃ち落していく。
答えとなる単語は、画面左下の「?マス」を埋めることで完成する。漂っている文字と「?マス」を照らし合わせたり議論のヒントを思い出しながら、正しい単語を完成させる。このように閃きアナグラムでは、プレーヤーの閃きがクリアの鍵を握る |
学級裁判では、議論がピークに達すると、主人公の苗木と異なる意見を主張する人物との息をつく暇もない激しい討論「マシンガントークバトル」が始まる。
「マシンガントークバトル」では、口論相手がまるでマシンガンから発射される弾のように主張を展開する。相手の台詞や主張を打ち負かすためには、次々と繰り出される言葉をタイミングよく撃ち落していかなければならない。言葉を言葉で撃破し、完全な論破を目指す。
桑田と苗木のマシンガントークバトル。このモードでは、タイミングよくボタンを押して相手の言葉を撃ち落すことで相手にダメージを与えることができる |
【モノクマによるお仕置き】 | ||
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学級裁判で犯人を言い当てると、犯人は学園長のモノクマにお仕置きとして殺されてしまう。モノクマのお仕置きは、本作独自の2.5Dモーショングラフィックスを駆使したムービーで展開される |
■ 霧切響子(きりぎりきょうこ) CV:日笠陽子
超高校級の???
集められた生徒の中でただ1人、自分の才能を明らかにしない人物で、どこか得体の知れない感じの、ミステリアスさを持つ美少女。感情を表に出すことも少ないが、苗木に推理のヒントをくれることも多い人物。
■ 十神白夜(とがみびゃくや) CV:石田彰
超高校級の御曹司
巨大財閥、十神財団の御曹司。伝統ある家系の跡継ぎとして、幼いころか
ら帝王学を叩きこまれてきた根っからのエリートだ。
プライドが高く、他人を常に見下したような言動が目立つ。閉じこめられた生徒たちの中で唯一、学園内の極限状況を楽しんでいるようにも見える。
■ 山田一二三(やまだひふみ) CV:山口勝平
超高校級の同人作家
カリスマ的人気を誇る高校生同人作家。以前在籍していた学校の学園祭で同人誌1万部を売り上げるという偉業を達成した。
妄想癖があり、現実逃避しがち。3次元の女子に興味はない。好物は、油芋というスナック菓子とアニメ。
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(2010年 9月 14日)