コーエーテクモ、PS3/Xbox 360「QUANTUM THEORY」

フィレーナとのコンビネーション攻撃などの情報を公開


9月30日 発売予定

価格:各7,980円(通常版)
   各9,980円(リミテッドエディション)

CEROレーティング:D(17歳以上対象)



 株式会社コーエーテクモゲームスは、プレイステーション 3/Xbox 360用アクション・シューティング「QUANTUM THEORY」の新情報を公開した。

 「QUANTUM THEORY」は、“侵蝕”と呼ばれる現象により徐々に内部構造を変えていく「塔」を舞台に戦いを繰り広げるゲーム。プレーヤーは、黒き破壊者「シド」となり、謎の女「フィレーナ」とともに、塔の中で生まれた生命体「ノスフェラトゥ」と戦いながら塔の最上層を目指す。

【ストーリー】

前の大戦により、人類は壊滅的な打撃を受けた。
都市は完全に廃墟となり、生態系は崩れ、環境は回復不可能なほど汚染された。

「虚無の時代」が始まって300年……わずかに生き残った人類は、
荒廃した大地に「コロニー」と呼ばれる共同体を作り、
少しずつその息吹を取り戻していた。

人類が消えた廃墟の中に、1つの塔がそびえていた。
いつ、誰が建てたかもわからない、謎の塔。
ひとりでに建ったとも言われているその塔は、
遠くから見ると1本の巨大な光の柱にも見え、
その神秘的な姿から、不可侵の場所として畏れられていた。

――その塔は突然に危険な存在となった。

塔から流れ出した黒い物質「侵蝕」により、コロニーの建物は飲み込まれた。
人々も飲み込まれて変質し、凶暴な「インフェクテッド」となって、
同じ人間を襲い始めたのだった。

壊滅的なダメージを受けたコロニーの人々は、
侵蝕の脅威に対抗するため、各コロニーから義勇兵を募り、
塔を破壊する為の部隊を派遣する。

遅れて塔に向かった、ある義勇兵の小隊は、1人の男と遭遇した。
黒く禍々しい銃を携え、
凶暴な雰囲気をまとったこの男の登場から物語は始まる……


 本作では、塔の外から中へ、塔の下層から中層、そして最上層へとシドが進むにつれて物語が展開していく。今回は、塔上層部のステージを舞台に、バトルシステム「コンビネーションスロー」と、2人の前に立ちはだかる強力なボスキャラクター「チャリオット」の情報を紹介していく。

【塔上層部】
共に塔の最上層を目指すことになったシドとフィレーナ。彼らがたどり着いたのは、壁一面に張り巡らされたステンドグラスが光を集める美しい回廊だった。しかし、ここにも“侵蝕”が進んでおり、奥へ進むほどに異質な空間へと変化していく
【ハンター】
敵はシドが移動できないような高台からも狙ってくる。連射こそされないものの、受けるダメージが大きいので注意したい
【狙撃】
スナイパーライフルを入手すれば、高台の敵を狙撃することができる。通常の銃よりも照準をズームインできるため、頭部へ命中させることができれば一撃で敵を仕留められる

 「コンビネーションスロー」は、フィレーナと共に行動しているとき、シドの剛腕でフィレーナを敵に向かって投げつけ、一撃必殺の大ダメージを与えることができる攻撃。ボタン1つで発動できるが、連投するには若干のインターバルが必要となる。

 放り投げられたフィレーナは、着地した場所で独自に戦いを始めるため、囮にして敵の注意を分散させたり、シドが移動できない高い場所へフィレーナを投げて敵を倒してもらうなど戦略として「コンビネーションスロー」を利用するのも1つの手だ。

【コンビネーションスロー】
フィレーナと一緒に行動しているときは、画面の右下にアイコンが表示される。このアイコンが光っているときにボタンを入力すると、通常とは異なる強力な攻撃を繰り出せる。ただし、フィレーナが行動中、もしくは遠くにいる時、ダメージを受けて瀕死状態のときは発動できない
アイコンが光っているときにボタンを押すと、シドの腕にフィレーナが飛び移る。シドが腕を引いている間に、敵に照準を合わせてフィレーナを突撃させる。敵に当たれば確実に大ダメージを与えられる
【コンビネーションスロー スタン】
コンビネーションスロー対応ボタンを短く押すと、敵の上空へフィレーナが舞い上がる。そして、空中から麻痺の効果がある弾を敵に向けて発射し、数秒間動きを止めることができる



チャリオット

 轟音と共に行く手を阻む巨大なギルスキン「チャリオット」は、“侵蝕”によって生まれた凶暴な敵。その外殻は金属のように堅く、いかなる銃撃も効かない。堅い装甲の隙間を集中的に攻撃したいところ。

ギルスキンは、ノスフェラトゥたちが侵蝕されて生まれた種族。非常に凶暴で、ノスフェラトゥたちを襲うこともある。中には、見上げるほど巨大な個体も存在するようだ
圧倒的な攻撃力を誇るチャリオットは、周囲のカバーポイントも次々と破壊していく。正面から突撃されるとひとたまりもない


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(2010年 8月 20日)

[Reported by 中野信二]