SCEJ、PS3/PSP「ModNation 無限のカート王国」

「ガチャムク GRAND PRIX」最終章!! 2人の仲は戻るのか?!


8月7日 開催(ROUND3)

会場:ヨドバシカメラマルチメディアAkiba

【ModNation 無限のカート王国】
7月29日 発売(発売中)

価格:5,980円(PS3版)
   4,980円(PSP UMD版)
   3,800円(PSP ダウンロード版)

CEROレーティング:A(全年齢対象)



会場は多くの人で埋まり、それぞれガチャピンとムックに応援を送っていた
イベント開始40分ほど前にガチャピンとムックが現われ、来場者にアピール。これまで2連敗のガチャピンは「集中あるのみ!!」と気合い十分!!

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、7月29日にスタートしたPS3/PSP用レースアクション「ModNation 無限のカート王国」の発売記念イベントの最終章となる「ガチャムク GRAND PRIX」の“ROUND3”を、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaの特設ステージにおいて開催した。

 7月29日に発売された「ModNation 無限のカート王国」の宣伝をガチャピンとムックの2人で行なうはずだったのだが、一転してレース対決に突入した今回の「ガチャムク GRAND PRIX」。些細な誤解に腹を立てたムックの挑戦により、発表会の席上ではムックが作成したコースで第1回戦が行なわれ、トリッキーなコースのワナにはまりガチャピン惨敗。続くROUND2も、ガチャピンがコースを作成してきたものの、練習時間の圧倒的な差からか、はたまた一緒に参加したお笑いコンビ「スピードワゴン」の妨害からか(実際には下手すぎて邪魔できなかった)、またしてもガチャピンは敗北を喫したのだった。

 そして今回はその最終章となる“ROUND3”。今回はなんと、一般から募集したコースを使っての対戦となった。ガチャピンとムックは対戦が始まる30分も前からヒートアップ!! アピール合戦を繰り広げる始末。もうあとがないガチャピンは「絶対、負けないからねー」と気合い十分。「集中あるのみ。皆さんの応援が僕の力になる!!」と熱烈なアピールを行なった。一方のムックは2連勝中とあって余裕綽々。「最後でビョーンと抜いちゃおうかなぁ」とガチャピンを挑発して見せた。

 イベントではまず最初に、先週に引き続きスピードワゴンのお2人が登場。先週はその場で作ったコースを使ってレースを行なってみせたが、今回はクリエイトそのもので対決することに。まずは会場のカップルに舞台に来てもらい、小沢さんと井戸田さんの2人でそれぞれアバターを作成。客席の拍手で優劣を決めることになった。彼氏のアバターを作ることになった小沢さんは「特徴がない。モヒカンとか作りやすいので髪を切って」と無理難題をふっかけながらも特徴をつかんで似ているアバターをてきぱきと作っていった。一方で彼女のアバターを作ることになった井戸田さんは「女の子なんだから服を着てないとマズイだろう」と変な優しさを見せ、顔はほとんどできてないところでタイムアップ。比べるまでもなく小沢さんの勝利となった。

 引き続いて行なわれたカートの作成では、独創的な「カートを作る」というお題から、井戸田さんは「段ボールで作っていながら段ボールらしくない感じ」ということで、花柄で塗装し可愛らしいファンシーなカートに。一方で、小沢さんも初めは段ボールのボディを選択しながらも「なんか仲が良いみたいで恥ずかしい」と言う理由から流線型のカッコイイボディを選択。レトロフューチャーな感じの「地下に潜れそうなデザイン(小沢さん)」なカートを作り上げた。結果は、井戸田さんが最後の最後に操作を間違えデザインを消してしまい反則負けとなった。

 コースの作成は時間がかかるため、今回は作成されなかったが、応募作の一部が紹介された。ガチャピンとムックを描いたものや、日本をテーマにしたコースなど、力作が目白押しとなっていた。ぜひとも1度プレイしていただきたい。

 実は「ガチャムク GRAND PRIX」の番外編とも言うべきイベントが8月7日から開始となった。それが「クリエイトコンテスト」で、レーサー、カート、コースのクリエイトを競うというコンテスト。それぞれお題に沿って作成し、タイトルの冒頭に「GMCC」とつけて共有することで応募となる。ガチャピンとムックが直々に選ぶと言い、優秀な作品はホームページで紹介される。ぜひとも応募していただきたい。ちなみに応募できるプラットフォームはPS3のみとなっている。〆切りは8月13日で、発表は8月25日。

もうあとがない、ガチャピン。「みんなの応援が僕の力になる」と客席にアピール余裕たっぷりのムック。「最後でビョーーンって抜いちゃおうかなぁ」と上から目線先週に引き続き登場したスピードワゴンの井戸田潤さん。今日はガチャピンとコンビを組んでゲームに挑戦スピードワゴンの小沢一敬さん。来場者のアバター制作ではたった2分で特徴を捉えてキャラクター化していた
来場者のアバターを作ることになったスピードワゴン。小沢さんは「モヒカンとか作りやすいから髪を切ってきて」と無理な注文をつけ井戸田さんから「おまえが合わせろ」と突っ込まれていた。それでも作り始めると小沢さんは実力を発揮。たった2分で特徴をつかんだキャラクターを作り上げ会場から拍手喝采。一方、井戸田さんは顔も作り上げられずに失笑を浴びていた
カートの制作では、井戸田さんは「段ボールを使っていながら、段ボールらしくないデザイン」と言うことで花柄のファンシーなデザインに。一方で小沢さんは「近未来風で地中に潜れそうなカート」と作り上げた。レトロフューチャーっぽくて、こちらもカッコイイ
8月7日から8月13日の24時まで、「ガチャムク GRAND PRIX」番外編としてクリエイトコンテストが実施されている。レーサー、カート、コースとそれぞれお題が決まっている。対象となるプラットフォームはPS3で、作品名の冒頭に「GMCC」と入れて共有すればいい。個性的な作品を世界に向けて発信していただきたい

 そしてここで登場したのがガチャピンとムック。目も合わさずに対決になだれ込むことに。1回目と2回目の対戦は直接対決だったが、今回は一般から募集したコースを使い、5回戦で行なうという本格的なレースとなった。1回戦から3回戦までは来場者から募集したレーサーを抽選で選び、レースが行なわれた。ガチャピン組とムック組に分かれ、それぞれ2名ずつ参加して4名で争われる。1位になれば10ポイント、2位が5ポイント、3位は2ポイントで4位はポイントなし。累計ポイントが多い方が勝利となる。

 1回戦はムック組が1位と3位をゲットし12ポイントを獲得。いきなりダブルスコアとなったが、2回戦ではガチャピン組が1、2位でフィニッシュ。一気に15ポイントを獲得してほぼ振り出しへと戻った。3回戦でもガチャピン組が1位と3位をゲットし12ポイントを追加し2位、4位となったムック組を大きく引き離した。

 そして第4回戦でスピードワゴン対決が実現。小沢さんと井戸田さんのガチンコ対決に。前回は小沢さんの勝利となったが、今回の対決は抜きつ抜かれつの緊張したレース展開に。ラストで冷静な走りを見せたガチャピン組の井戸田さんが勝利を収め、結果はガチャピン組の42ポイント、ムック組の24ポイントとなった。

 しかし、ここはお約束。ラストのガチャピンとムックの戦いですべての決着がつくことに。レースはこちらも抜きつ抜かれつのハードな戦いに。一方がコースアウトすれば一方がひっかっかり、一方が先行しても追いつきアイテムで邪魔をする。会場からもため息が出るほどの激戦を制したのは、なんと、ガチャピン。ガチャピンは初勝利ですべての対戦を締めくくった。

 しかし喜びの声を聞かれたガチャピンは「勝っても嬉しくない!もっとおもしろいゲーム。仲良くやらなくちゃ楽しくない」とムックに語りかけ、これに感動したムックと電撃的に和解。仲直りすることとなった。このときスピードワゴンの小沢さんが「俺はこのイベントに参加して後悔している」と切り出し井戸田さんから「おまえ、2人が仲直りしたのに何言うんだよ!」と突っ込まれるも、「いや、後悔している。こんなおもしろいゲームを知ったら、もうほかのゲームができなくなる」……「あま~~~~い!!(井戸田さん)」と、久々の持ちネタを披露し、会場をさらに盛り上げてイベントは終了となった。

 クリエイトする部分が注目を集める本作で、作ることも十分楽しいが、みなでワイワイ盛り上がれるレースは大いに楽しめる。ぜひとも作って、遊んで盛り上がっていただきたい。

イベントに登場したガチャピンとムック。しかし目を合わせようともしない。険悪な雰囲気が漂う……2連敗中のガチャピン。「絶対、負けないからねー」と意気込むムックは開口一番「2連勝、2連勝のムックです」と余裕のアピール
この1週間にサイトで行なわれたアンケート結果。「さわり心地」では敗北を喫したガチャピンだったが、「生まれ変わるならどっち?」では勝利。そして決戦直前の「どちらを応援したいか?」の結果は僅差でガチャピンが上回った

「正々堂々と戦おう」と、対戦前に固く握手をするガチャピンとムック今回の対決は5回戦の形式で1回目から3回目までは来場者からガチャピン組とムック組を募り対決が行なわれることとなった
第4回戦はスピードワゴンのお2人による直接対決。こんな熱心な表情を見たことない……と言うくらいまじめな表情で勝負に挑む井戸田さんと小沢さん最後になって、旗色が悪くなってきた小沢さんは「腰より上に手を挙げてプレイする」という必殺技を繰り出し本気度マックスで挑むが、残念ながら負けてしまった
ガチャピンとムックの対決を残すのみとなった時点でガチャピン組とムック組の差はかなり開いてしまっていた最後の戦いはかなりのシーソーゲームに。これを制したのはなんと、ここまで2連敗を喫していたガチャピンだった。勝った瞬間、井戸田さんと手を挙げて喜びを表現しかしガチャピンは「勝っても嬉しくない!もっとおもしろいゲーム。仲良くやらなくちゃ楽しくない」とムックに語りかけ、感動のうちに2人は仲直りすることになった

最後は4人で仲良くプレイすることに。小沢さんがすごく遅れてしまったが「ゴール前で待ってて!! 一緒にゴールしようよ、仲良しに戻ったんだから」とみんなに呼びかけたが、無情にもみな全員がゴールしてしまい、小沢さんは失格に。……ちょっと寂しそうでした

(C)2010 Sony Computer Entertainment America LLC.
(C)2010 FUJITV KIDS

(2010年 8月 7日)

[Reported by 船津稔]