NHN Japan、WIN「ドラゴンネスト」プレス体験会を開催
爽快なアクションが楽しい3DオンラインRPGが登場!
NHN Japan株式会社は、Windows用オンラインアクションRPG「ドラゴンネスト」のプレス体験会を行なった。本作は「グラナド・エスパダ」、「SUN」、「Huxley」、「NINETY-NINE NIGHTS」などの開発に関わっていたメンバーを擁している韓国EYEDENTITY GAMESが開発し、日本でも今年から正式サービスが予定されている期待のタイトルだ。
今回のプレス体験会では、全国各地で開催された第1回先行体験会でのユーザーの反応を分析したデータが公開され、参加者からの本作に対する期待度が高いことを確認できた。「ドラゴンネスト」が注目される最大の理由は、予め定めたターゲットに攻撃を繰り出す従来のMMORPGとは違い、ノンターゲットで繰り広げられる自由度の高い戦闘システムにある。今回の体験会ではその戦闘システムをじっくりと体験することができたので、その感触を中心にお伝えしたい。
昨年行なわれた第1回先行体験会のアンケートを分析したデータ。映像の美しさの評価が高く、ゲームの楽しさはコンボにあるというのが見える |
【スクリーンショット】 | ||
---|---|---|
ゲームはかわいらしいキャラクターたちが繰り広げるファンタジーアクションRPG |
■ 直感的な操作で繰り出すコンボが楽しい!
「ドラゴンネスト」は、ドラゴンが暴政を奮っている世界に平和を取り戻すために、プレーヤーがドラゴンを討伐していくというアクションRPGだ。プレーヤーが選べるキャラクターは「ウォーリアー」、「クレリック」、「アーチャー」、「ソーサレス」の4種類。この中から1つのキャラクターを選び冒険に旅立っていく。本来ならば、チュートリアルなどを経て物語が進行していくが、今回の体験会では、予め用意されたレベル20のキャラクターを使い、冒険中に幾度となく通うことになろうインスタントダンジョンをいきなりプレイできた。
最初にキャラクターを選んで街に入り、インターフェイスでも覗こうとマウスを動かしたときに、いきなり違和感があった。マウス操作が視点移動に割り当てられていて、MMORPGよりはFPSに近い操作になっていたためだ。さらに周囲のNPCをクリックしても、そのNPCにターゲットロックはされず、NPCに接近して画面の中心にあるターゲットサイトを合わせることで、会話できることを示す噴き出しマークが表示され、そこでクリックをすると会話できた。これは普段FPSを楽しんでいるプレーヤーには違和感がないかもしれないが、FPS経験の少ないプレーヤーには若干慣れが必要になるだろう。
ただ、本作の戦闘システムを体験することでイメージは一変する。「ウォーリアー」の場合は左クリックで武器攻撃、右クリックでキック攻撃とまったく違う攻撃を繰り出せた。この攻撃アクションは、それぞれが別の性質を持っているようで、武器攻撃は押し続けることで連続攻撃が可能なコンボに発展し、キック攻撃は敵を後ろに押し返すようになっていた。
面白いのは、本作では武器が当たる範囲にいる全ての敵に攻撃がヒットするようになっていて、キックで敵を押して1カ所に固め、武器攻撃で1度に攻撃などといったコンボも可能で、これが爽快でクセになる。武器攻撃はショートカットにセットして使う強力なスキル攻撃にコンボを繋げることもできるので、通常攻撃から空中に吹き飛ばすスキル攻撃に繋げて、さらに空中で追い討ちしてからダウン中にヒットする攻撃を放つなど、一連の攻撃で大ダメージを与えることも可能だ。
「アーチャー」や「ソーサレス」といった遠距離攻撃を得意としているキャラクターになると、また話は変わってくる。遠距離キャラクターは、FPSにかなり近い操作感だった。画面中央のターゲットサイトを敵に合わせて弓や魔法を撃ち込む。貫通するスキル攻撃を使った場合は、その軌道上にいる全ての敵にダメージを与えられた。もちろん射程も存在しているので、間合いは重要になると思われるが、魔法で一気に敵をなぎ倒すのもまた爽快で、ついついもっとまとめて、もっと一気に、と夢中になってしまった。
これらが楽しくてコンボを繋げることに夢中になってプレイしていると、最初にあった操作の違和感もすぐに慣れて、普通にキャラクターを操れるようになってきた。筆者がRPGのキャラクター操作に対して「一般的なMMORPGはこうだ」という先入観を持っていただけで、本来の操作自体は直感的にできる親切なものになっている。
【スクリーンショット】 | |
---|---|
ターゲットという概念がないので、画面中心にあるターゲットサイトを合わせてNPCとの会話や攻撃を行なう |
マウスボタンをホールドで武器を振り回して周囲の敵をまとめて攻撃! 敵がダウンしたらスキル攻撃で追い討ち! シンプルな操作でテンポよく進む戦闘は爽快感抜群だ | ||
魔法でも複数の敵をまとめて攻撃! 貫通する攻撃魔法や、周囲の敵すべてにダメージを与える攻撃魔法が気持ちいい |
■ 難易度で違った攻略が必要となるインスタントダンジョン
「ドラゴンネスト」におけるフィールドは、街はMMOだが、戦闘を行なうインスタントダンジョンはMOとなっている。インスタントダンジョンは入場時に難易度が選べるようになっており、最初は「簡単」と「普通」の難易度しか選べないが、ある条件をクリアをしていくと「難しい」、「マスター」、「アビス」と高い難易度が順に解放されていく。難易度が変わると「敵の数が増えて、それぞれの耐久度が上がる」などといったシンプルな変更点以外に、「弱っているプレーヤーを狙う」、「反撃スキルを的確に使う」といった敵の行動パターンにも変化が表われるので、同じインスタントダンジョンでも全く違った攻略が必要になるようだ。さらに、インスタントダンジョンでのプレーヤーの行動で点数がつき、クリア時にランクで評価され、最高ランクを目指すといったストイックなプレイも可能。同じダンジョンに何回挑戦しても飽きない工夫がされていた。
今回の体験プレイで入場したインスタントダンジョンは、ゲーム序盤で入ることになると思われる比較的レベルの低いエリアだったが、ただモンスターを倒すだけでなく、道端に置いてある樽を壊してアイテムを入手したり、丸太のバリケードを破壊して奥を目指すなど、多彩な仕掛けが施されていた。奥へ進むたびに新たな仕掛けへの期待が持てて楽しくプレイを進めることができた。
モンスターの行動パターンも、オブジェクトに隠れる、仲間を呼ぶ、といった緊迫する演出から、火ダルマになってプレーヤーに突っ込んでくるボスモンスターがいたりと、プレーヤーを楽しませようという演出が随所にみられた。
ソロプレイで一通り楽しんだあとは、パーティーでレベルの高いインスタントダンジョンへ挑戦してみることになり、その場で即席パーティーを作って参加した。体験会のキャラクターが強かったためか、敵味方入り乱れての大苦戦、という場面にはならなかったが、「ウォーリアー」が吹き飛ばした敵に対して他のキャラクターが追い討ちをかけるといった連携プレイもできた。アクションゲームの協力プレイで感じる一体感があり、すでに懐かしくなりかけていたアクションゲームの面白さを本作で少し思い出せた。
【スクリーンショット】 | ||
---|---|---|
このインスタントダンジョンは敵を倒すと奥へ進めるミッション形式。最深部には火だるまで襲ってくるボスに出会えた | ||
ミッションをクリアすると評価と報酬がもらえる。シルエットしか見えない複数の宝箱から1つを選択して、運がよければレアアイテムをゲットすることも? | ||
パーティープレイでの連携プレイも楽しい。仲間と一緒に最難関ダンジョンクリアを目指せ! |
■ 専用エリアでのPvPでチーム戦も楽しめる
「ドラゴンネスト」にはPvP要素もあり、体験会では「闘技場」と呼ばれる専用サーバーに接続してチーム戦をプレイできた。今回は4対4で行なわれたが、正式サービス時には最大8対8でのチーム戦が実装される予定だ。PvPのルールは、PvP専用フィールドにそれぞれのチームが入って対戦し、予め設定した数のプレーヤーを先に倒したチームが勝利というシンプルなもの。倒されたプレーヤーは、決着がつくまでは何度でも復活して戦線に復帰できるので、倒されても待ちぼうけを食らうことはない。
今回の体験では、通路が立体的に8の字で交差している比較的狭いフィールドで、復活即戦闘といったテンポの早い対戦が行なわれた。フィールドに隠れる場所が少なかったので、遠距離攻撃が得意な「アーチャー」が強いという感じを受けたが、「ウォーリアー」の連続攻撃で敵をスタンさせるなど、他のキャラクターたちも活躍している場面が多々みられた。キャラクターのクラスが4種類に絞られていることもあってか、クラス間のバランスが酷く崩れているような印象はなかった。
【スクリーンショット】 | ||
---|---|---|
専用フィールドに入ったら戦闘開始。相手チームを倒してポイントを稼げ! | ||
倒した数を競うFPSと同じようなルールで、倒されてゴーストになっても数十秒ですぐに戦線復帰が可能だ。どちらかのチームのポイントが一定数に達すると試合終了 |
■ 爽快感の高さが魅力! イベントムービーの挿入で盛り上がるというストーリーにも期待
今回のプレス体験会は、プレイ時間を長く取ってもらえたため、一通りのキャラクターを触れた上に、「ドラゴンネスト」の売りであるアクション要素の魅力を存分に堪能できた。
本作はアクションゲーム好きなプレーヤーにオススメできるタイトルであると自信を持っていえる。アクションゲームが苦手なプレーヤーは、最初は操作が難しく感じるかもしれないが、コマンドを入力するなどの複雑な操作はないので、じっくり遊んでるうちに普通に楽しめるようになるはずだ。さらにNHN Japanでは現在、ゲームパッドでの快適な操作の実現を目指しているそうなので、キーボードやマウスでの操作が苦手な人はこちらも試してみてもいいだろう。
そして、本作の魅力はもちろんアクションだけではない。ストーリー性を重視する日本人向けに作られた数々のイベントムービーで盛り上がる深い物語が用意されている。これらはより長くプレイしなければ見えてこないので、またプレイできる日を楽しみにしたいと思う。
なお「ドラゴンネスト」は、2月19日より第2回となる先行体験会を全国各地で開催する予定だ。いち早く触ってみたいという人は選考体験会の続報を忘れずチェックしていただきたい。
【イベントムービー】 | ||
---|---|---|
会場で公開されたイベントムービーの一部。カメラワークなどの演出に凝っており、日本のコンシューマー用RPGに近い雰囲気を感じさせる |
Published by NHN Japan Corporation
(C)EYEDENTITY GAMES Inc. All Rights Reserved.
(2010年 2月 17日)