【年末特別企画】冬休みは安心・簡単・無料で「ラグナロクオンライン」を楽しもう!
無料サーバー、安心の携帯認証セキュリティを使ってお得に遊ぶ!
「ラグナロクオンライン」をプレイしたことはなくても、その名前や「RO」という略称を目にしたことがある人は多いだろう。韓国のGravityが開発し、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営を行なっている「ラグナロクオンライン」は、国内有数の接続人数を誇る老舗のMMORPGだ。ドット絵で描かれたかわいい2Dキャラクターで、北欧神話をモチーフにしたファンタジー世界が冒険できる。かわいらしさだけでなく、世界大会も開催される対人要素もあり、MMORPGの初心者から、上級者までさまざまな楽しみが用意されている。
「ラグナロクオンライン」は月額課金制のオンラインゲームであるため、通常はプレイするために月額料金を払う必要があるが、この冬は12月15日から2010年1月12日までの期間限定で、誰でも無料で遊べる無料サーバー「Skuld(スクルド)」がオープンしている。また、同じ12月15日から、携帯電話を使った「ワンタイムパスワード」という信頼性の高いセキュリティ機能のβテストも始まっていて、こちらも現在は無料で試すことができる。「ラグナロクオンライン」を遊ぶには絶好の機会である。
本稿では、MMORPGファンを対象に、今年12月で7周年を迎えた「ラグナロクオンライン」の魅力を改めて紹介したい。新しいセキュリティシステムの使い心地や、ゲーム序盤の遊び方、最新のアップデート情報などを紹介するとともに、7年を経てもなお多くのファンに支持されている理由についても考察してみたい。なお、記事末には読者プレゼントも用意しているので、ぜひ最後までお楽しみいただきたい。
■ 無料サーバー「Skuld(スクルド)」が期間限定で稼働中!
無料の「Skuld」サーバーでプレイができる |
大盛況だった「RWC2009」の様子 |
「ラグナロクオンライン」は、広大なミッドガルド大陸を舞台にした斜め見下ろし視点で描かれるファンタジーオンラインRPG。2Dで描かれたかわいいキャラクターで、1次職、2次職など合わせて40種近くもある職業の中からひとつを選んで、モンスター退治や対人戦など多彩なプレイを楽しめる。低スペックのノートPCでも快適にプレイできることや、マウスだけでも操作できる手軽さで、比較的ライトなユーザーには遊びやすいゲームといえる。
正式サービスが始まったのは2002年の12月で、国内でサービスされているオンラインゲームの中でも老舗の部類に入るが、11月初頭に横浜で行なわれた対人の世界大会「RWC2009」にはのべ15,000人のファンが訪れるなど、いまだ衰えない人気を誇っている。
どうしてそこまで人気があるのか、その秘密を知るには実際にプレイしてみるのが1番手っ取り早い。その格好のチャンスが1月21日までオープンしている無料サーバー「Skuld」だ。通常は30日間1,500円の月額料金がかかるところを、「Skuld」なら期間中は無料でゲームをプレイすることができる。12月15日の15時以降に新たに作成して、プレイ料金を支払ったことがないゲームアカウントがあれば、誰でも参加可能だ。
無料サーバーといっても、プレイ環境は既存のサーバーとまったく変わらない。一部の高レベル向けコンテンツに制限があるが、もともと新規キャラクターでそこまで到達するには無理があるため、初心者がプレイするぶんにはほとんど支障がないだろう。新規サーバーの隠れた利点として、全員がレベル1からスタートしているため、低レベルのパーティーが組みやすいことが挙げられる。無料期間が終了した後は、有料の「Garm」サーバーにデータが移され、そこでプレイを継続することができる。
また、無料サーバーの立ち上げと同時に、「ワンタイムパスワード」という携帯電話を使った新しいセキュリティ認証システムのβテストが始まった。現在、オンラインゲームの世界ではアカウントハックが大きな問題になっているが、「ワンタイムパスワード」は、そんなアカウントハックの被害から大切なキャラクターを守るために、携帯アプリから使える形としては国内で初めて導入されるもので、βテスト中は無料で使用することができる。
筆者は今回無料サーバーで初めて「ラグナロクオンライン」をプレイしてみた。確かに古さを感じる部分はあるものの、プレーヤーをぐいぐいと引き込むこのゲームの魅力も十分に感じることができた。
ちょうどクリスマスイベントの最中で、街はどこもクリスマスイルミネーションで飾り付けられていた |
■ 新認証システム「ワンタイムパスワード」を一足早く体験!
それでは実際にゲームをスタートするまでに必要な手順を紹介していこう。「ラグナロクオンライン」で遊ぶために必要な手順は以下の通りだ。
・ゲームクライアントのダウンロードとインストール
・「ガンホーID」と「ゲームアカウント」の取得
・「ワンタイムパスワード」の設定(オプション)
「ゲームアカウント」登録画面 |
クライアントはガンホーの公式サイトから無料でダウンロードする事ができる。「ガンホーID」と「ゲームアカウント」もその時に設定すればいい。「ゲームアカウント」を取得する際1つだけ注意したいのは、キャラクターの性別がこの段階で決まってしまうことだ。その後は作れるキャラクターの性別は固定になるので、よく考えて決めよう。
今回新たに導入されたオプションサービスである「ワンタイムパスワード」は、認証のために1回しか使えない、文字通り使い捨てのパスワードだ。信頼度の高いセキュリティとして銀行などでも使われているほか、オンラインゲームでも導入事例が増えてきている。現在オンラインゲーム業界ではアカウントを他人がハッキングして、持っていたアイテムやお金を根こそぎ奪ってしまうという事件が頻発していて、セキュリティの重要性が問われている。その解決策として有望視されているサービスだ。
「ワンタイムパスワード」はアトラクションセンターへの登録と、アプリのダウンロードという段階を踏む必要がある。現在のところ使用できるのはNTTドコモの携帯電話のみで、SoftBankモバイルとau向けのサービスは後日、今冬中に開始される予定だ。スマートフォンとiPhoneも時期未定ながら対応予定としている。
最初に、ログインした先にある「アトラクションセンター」で、「ワンタイムパスワード」を使用するという登録を行なう。その後、表示されるQRコードを読み取ってアプリをダウンロード、実行すると「ワンタイムパスワード」とシリアルナンバーが表示されるので、それを登録する。これで準備は完了だ。なんらかの理由でアプリが使用できなくなった場合は、公式から使用設定を変更することができる。
携帯電話の「ワンタイムパスワード」画面 | アトラクションセンターで使用登録をする |
クライアントのインストールと「ガンホーID」、「ゲームアカウント」、「ワンタイムパスワード」(オプション)の設定がすべて終了すれば遊ぶ準備は完了だ。ログインした後、「通常ワールドゲーム起動」のアイコンをクリックすればランチャーが起動する。ちなみに「通常ワールドゲーム起動」の下にある「Urdrワールド」というアイコンは「Urdr(ウルド)」サーバーへ入るための入り口だ。「Urdr」サーバーは対人戦専用の上級者向けのワールドだ。
ランチャーから「ゲーム開始」を選ぶと、初回のみ画面サイズなどを決めるためのセットアップウインドウが出る。ここで必要な情報を選択して「OK」を押せばゲームがスタートする。最初にサーバーの選択ウインドウがでるので、「Free World」を選択すると「Skuld」の名前が出てくる。その他のサーバーを選ぶと強制終了してしまうので注意。
次に「Skuld」サーバーでキャラクターを作成する。性別はすでに決定済みなので、ここでは髪型と髪の色、キャラクター名、初期ステータスを設定する。初期ステータスは6つのステータスからなるが、「STR」を上げると「INT」が下がるといったように、対角線上にあるステータスに影響を与える。ステータスは以下の6つ。
STR:攻撃力、所持限界量に影響
AGI:回避率や攻撃速度に影響
VIT:防御力や最大HPに影響
INT:最大SPや魔法の威力に影響
DEX:攻撃命中率や魔法詠唱時間に影響
LUK:完全回避率、クリティカル攻撃率の他、様々なステータスに影響
※SP=アクティブスキルを使用するために必要なポイント
近接職なら「STR」や「AGI」、魔法職なら「INT」や「DEX」、盾職なら「VIT」が重要になってくるので、将来作りたい職業を思い描きながら設定していく。とはいえステータス値はゲーム中にも自由に振れるので、それほど神経質に考えずにまずは思う通りに振ってみるのがいいだろう。
キャラクターの作成が終了したら、最後のセキュリティシステムとなる「キャラクターパスワード」を設定する。「キャラクターパスワード」は、キャラクターごとに設定するパスワードで、4~8桁の任意の数字を登録することができる。キーロガー防止のために、数字の並び方は毎回変わる。キャラクターパスワードを忘れてしまったら、問い合わせをして教えてもらわなければならないので、くれぐれも忘れないようにしよう。これでゲームを遊ぶ準備はすべて完了だ。
キャラクター作成画面。初期ステータスは将来の成長を考えて振ろう | ||
サーバーの選択は1番上の「Free World」を選ぶ | キャラクターパスワードの設定画面 | 設定したパスワードを打ち込めばゲームスタート |
■ 手厚い初心者支援で、ソロプレイでもサクサクとレベル上げ可能
・物語の舞台となるミッドガルド大陸を紹介!
「ラグナロクオンライン」の舞台となるのは、ミッドガルド大陸という大きな世界だ。この大陸では、かつて神と人間、魔族による聖戦が繰り広げられていて、舞台となるのは聖戦の休戦協定が結ばれてから1000年後の時代だ。大陸には「ルーンミッドガッツ王国」という大きな国があり、その首都「プロンテラ」が有料サーバーではプレーヤーの拠点となっている。近くには魔法の都市「ゲフェン」や山岳の都市「フェイヨン」、港町「アルベルタ」などがある。
ミッドガルド大陸北部には、「ルーンミッドガッツ王国」と親密な同盟関係にある「シュバルツバルド共和国」がある。それ以外にも、毎日がクリスマスの雪の街「ルティエ」や、日本を思わせる文化を持つ泉水の国「アマツ」などの辺境もある。上級者プレーヤーだけが入れる異世界「アッシュ・バキューム」も今年になって実装された。まだまだ拡張と激動を続ける世界なのだ。
「ルーンミッドガッツ王国」の首都「プロンテラ」 | ||
「マーチャント」のギルドがある港町「アルベルタ」 | ||
周囲を湖に囲まれた魔法の都市「ゲフェン」 | ||
毎日がクリスマスの雪の街「ルティエ」 | ||
日本語の看板もある泉水の街「アマツ」 | ||
楽しげな南国ムード全開の幻想の島「コモド」 | ||
復活した魔王に滅ぼされた砂漠の都市「モロク」 |
・「初心者修練場」で初期装備と経験値アップアイテムを入手
ゲームをスタートしてすぐの場所にいるキャラをクリックして話掛けると「初心者修練場」のことを教えてくれる |
「初心者修練場」入り口 |
ゲームにログインすると、「ファラ」という名前のNPCが立っている。話しかけると「初心者修練場」へ行けと教えてくれる。「初心者修練場」は「ラグナロクオンライン」を初めてプレイする初心者向けに基礎知識を教えてくれる場所だ。ここを飛ばしてすぐ冒険に飛び出すこともできるが、経験値増加アイテム「分厚い戦闘規範」や、初心者用の装備など色々もらえる上に、説明を聞くだけで経験値まで稼げてしまうので、この講義はぜひ受けておきたい。第2コースでは、戦闘実習もある。すべての実習が終わる頃には、レベルが7、Jobレベルが6になっていた。
講義の最後には適職診断もある。「ラグナロクオンライン」では、ゲームをスタートした段階では、全員が「ノービス」という職業で、そこから1次職、特殊1次職、2次職、上位2次職へと転職していく。盾職、近接アタッカー、生産職など様々な職業があり、特殊1次職には「忍者」や、あえて転職をせずに究極のノービスを目指す「スーパーノービス」という変わり種もある。
適職診断は、いくつかの問題に答えることで、どの職が適しているかを診断してくれるというものだが、かならずしもその通りにしなければならないというわけでもない。筆者は生産職である「マーチャント」に向いていると言われたが、初期ステータスをアタッカー寄りに振ってあったこともあり、当初の予定通り「シーフ」を目指すことにした。目指すは2次職「アサシン」だ。
転職は「ノービス」のJobレベルが10必要なので、もう少し修行が必要だ。そのため、「初心者修練場」から任意の街へ転送してもらう。街はどこでも構わない。なぜなら用事があるのはその街ではなく、街からワープできる「冒険者アカデミー」だからだ。
まずは中の人たちに話をきこう | 基本的な操作方法や、インターフェイスの説明も聞くことができる | ゲーム内でお世話になる「カプラ職員」とも初対面 |
売店で売っているのは「いも」。なんの暗喩だろう? | お金や取引について教えてくれる部屋 | 一通りの説明を聞き終わったら、装備をもらって戦闘実習に出る |
・「冒険者アカデミー」が序盤を強力にバックアップ
「冒険者アカデミー」にはいつも大勢のプレーヤーが集まっている |
各街の中央辺りにいる「アカデミー関係者」に話しかけると「冒険者アカデミー」に転送してくれる。「冒険者アカデミー」は新米冒険者用の講習やクエストがあり、初心者にさまざまな便宜を図ってくれる。転送先のロビーにいるNPC「ミッド」に話しかければ、入学祝いの帽子をもらえる。隣にいる「ルーン」はクエストや試験の受付をしている。2人の周囲には、大勢のプレーヤーが露店を開いていて、すぐには見つけられないかもしれない。有料サーバーでは首都のプロンテラが盛況だが、「Skuld」では初心者が集まるアカデミーの中がプレーヤーの集合場所になっている。
案内役のNPC「ミッド」。話掛けると入学祝いをくれる |
試験やクエストでなにかとお世話になるNPC「ルーン」 |
まずはアカデミーの中を歩き回って、NPCから話を聞いてみるといいだろう。ここでも講義を受けることで経験値がもらえるので、会話をしているだけでも転職に必要なBaseレベル9、Jobレベル10という条件を満たすことができる。筆者も必要レベルに達したので、NPCが教えてくれた「シーフギルド」を目指そうとしたのだが、転送してもらうためのお金がなかった。親切なプレーヤーが、クエストでお金をためるといいと教えてくれたので、早速「ルーン」からクエストを受けてみた。
クエストには、戦闘を伴うものと、お使いの2種類がある。最初のうちはお使いクエストを中心にこなして、報酬としてくれる回復薬をためたり、装備を手に入れたりするのがおすすめだ。クエストの場所へは無料で転送してくれるので、各街を観光することもできる。筆者も報酬で貰ったアイテムを売って、無事「モロク」行きの旅費を稼ぐことができた。
クエストは講義という設定なので、こなすごとに単位がたまっていく。ある程度たまると、試験を受けることができるようになる。試験は戦闘を含むクエストで、合格すると各街への転送費用が安くなるとともに、特定のダンジョンや狩り場へ自動で転送してくれるようになる。「冒険者アカデミー」から転送してもらったダンジョンには、冒険を支援してくれるNPCがいて、戦闘に有利なバフを格安で何度でもかけてくれる。同じダンジョンに独自にいくことも可能だが、支援があればぐっと戦闘が楽になるのでそちらをおすすめしたい。転職をした後も、しばらくは「冒険者アカデミー」がプレイの拠点となるだろう。
・街の施設や便利なアイテムを使いこなして賢い冒険者に
街にはものを売ったり、転送をしたりといろいろな仕事をこなすNPCがいる。ゲーム序盤に特にお世話になるのは、「冒険アカデミー」に飛ばしてくれる「アカデミー関係者」、セーフポイントを設定したり、倉庫を使ったり、転送をしたりと何かと役に立ってくれる「カプラ職員」、街のNPCや施設の場所を教えてくれる「案内要員」、道具屋や武器屋などの商人たちだ。他にも、雪の街「ルティエ」にワープしてくれる「リンクサンタ」や、ギルドの関係者、クエストキャラなど多彩なNPCがいる。それらのほかにも街にはHPとSPを全回復してくれる旅館や、酒場、港などの各種施設がある。
本作では自分の居場所やNPCの位置がマップに表示されないので、慣れないうちはかなり道に迷う。地図や案内要員を上手く使いこなすことで、うろつく時間を短縮できるが、意外な発見もあるので初めての街は無目的に散策してみるのも悪くない。
NPCやプレーヤーが売っている品物は、装備の他にも戦闘に役立つアイテムが多くある。戦闘に行く際持っておきたいのが「蝶の羽」と「ハエの羽」だ。「蝶の羽」はどこからでもセーブポイントに帰還することができる非常に便利な道具。「ハエの羽」はマップ上のランダムな場所にワープするための道具だ。任意の場所は選べないので、臨まない場所に飛ばされることもあるが、長いダンジョンに挑む際には必須アイテムなのだそうだ。
ちなみに敵が落とす「空きビン」はクエストで使ったり、アイテムの製作に使ったりと使用頻度が高いので、店売りは避けた方がお得だ。
街の酒場 | ネットカフェ特典をくれるNPCや、課金アイテムを売るNPCもいる | 物売りは店によって扱う商品が異なっている |
武器屋と防具屋 | ルーンミッドガッツ王国の首都「プロンテラ」にある騎士団 | 「カプラ職員」にも場所によってバリエーションがある |
・最初のうちは「ポリン」を狙う。それ以外に手を出すと……
「ラグナロクオンライン」の戦闘は、敵のモンスターをクリックして行なう。ただクリックしただけでは単発の攻撃だが、「Ctrl」を押しながらクリックすると敵を倒すまでオートで戦闘してくれる。スキルやアイテムはショートカットリストに登録して使う。ショートカットリストは「F12」キーで呼び出せる。本作には回復薬のクールタイムがないので、体力が減ったらガブ飲みしながら戦うことになる。「冒険者アカデミー」の報酬で1回のクエストで150個以上の回復ポーションをもらえるが、うっかり強い敵を叩いてしまうと1回の戦闘で30個、50個を平気で消費してしまうのであってもあっても足りないくらいだ。
また、本作では強いモンスターと弱いモンスターがフィールド上に混在している。モンスターのレベルは表示されないので、最弱の部類の「ポリン」の近くにいるからといって、不用意に叩くと即死させられることも珍しくない。「ノービス」以外の職で死亡すると、経験値減少のデスペナルティがあるので気をつけたいところだ。筆者の体感では、序盤は昆虫系が危ない。試しに手を出して何度も痛い目にあってしまった。「ポリン」を一撃で倒せるようになるくらいまでは、おとなしく「ドロップス」や「ポリン」のみ狙っておくのがよさそうだ。
とはいえ、クエストで飛ばされる場所はおおむね適正レベルの敵で構成されているので、無茶をしない限りはストレスをためるほどの困難さはなくレベルを上げることができる。「冒険者アカデミー」で「君のレベルならここがいいよ」と紹介してもらった「プロンテラ地下水道」では、なかなかに緊張感のある戦闘が楽しめた。
フィールドには、たいていどこにでも「ポリン」の亜種がいる | うっかり強い敵を叩いてしまうと…… | HPが減った時には座れば2倍の速度で回復する |
「プロンテラ地下水道」ダンジョン。「アカデミー」経由なら支援が受けられる | ソロでも充分攻略できる、初心者向けの難易度だ | 地下水道らしく、ゴキブリっぽいモンスターが集団で襲って来る |
・転職をすれば、新しい世界が見えてくる
筆者は「シーフ」に転職希望だったので、「シーフギルド」がある「ピラミッドダンジョン」へ向かった。転職をするためには、クエストをこなす必要があり「シーフ」はとある農場にいってキノコを盗ってくるというもの。クリアすれば晴れて「シーフ」になれる。
「ノービス」の間は3つしかなかったスキルが、転職で一気に増える。親切なことに、どのスキルを最初に上げればいいのかの指南もしてもらえる。転職をすると、それまで装備していた初心者装備が着られなくなるので、まずは転職する職業に合った防具と武器を入手しなければならない。NPCが売っているものを買ってもいいが、プレーヤーから購入したり、敵からドロップしたものを使うこともできる。
転職してからは、「冒険者アカデミー」や街中のNPCから受けたクエストをこなしたり、試験を受けて行けるダンジョンを増やしたり、好きな場所へ冒険に出かけてみたりと、好きな方法でレベルを上げていくことになる。Baseレベルが上がればステータスに、Jobレベルが上がればスキルにポイントを振り分けることができる。スキルを覚えて、装備を整え、次第に強くなってくるとどんどん面白くなってくる。
最初のうちは、歩き回って会話をしている時間ばかりなので、いつ戦闘に出られるのかなとじれったく思うこともあった。しかし、一度流れを作ってしまえば、あとは本当にサクサクと心地よくレベルが上がっていく。どんどん行ける場所が広がり、できることが増えていくこの段階はRPGのプレイ過程で最も楽しい時期だろう。
とはいえ、この序盤で体験できるのは「ラグナロクオンライン」の世界の、本当に一端にすぎない。パーティーを組んでの強敵との戦闘や、ギルドでのコミュニティ、攻城戦、装備の強化、ペットシステム、結婚、対人戦とまだまだやれることはいくらでもある。さらに無料サーバーでは体験できない、より上位のコンテンツもある。では、それらの要素を遊びつくすための有料サービスとはどういったものなのかを説明しよう。
「シーフ」のギルドは「モロク」にある「ピラミッドダンジョン」の中にある | 「ピラミッドダンジョン」は迷路のように入り組んだダンジョン | 転職のクエストのためにキノコを取りに行く |
■ すべての要素を遊び倒せる有料サービス。もちろんネットカフェからも接続可能
・ネットカフェからログインすれば経験値1.5倍!
街中にいる「カフェ」3兄弟が、ネットカフェからログインしたプレーヤーに特典をくれる |
公式ホームページのネットカフェ情報から、公認ネットカフェやキャンペーンの情報を入手できる |
無料の「Skuld」サーバーには、有料のサーバーにはないいくつかの制限がある。例えば、モンスターとのタイムアタックバトルができる「アリーナ」や「ターボトラック」、「モンスターレース」などいくつかのコンテンツは施設に入る事ができない。またクエスト型ダンジョン「タナトスタワー」の上層部や「名もなき島」など入れないダンジョンがあったり、ストーリー型のクエストには進行できないものがある。他にも「攻城戦」が発生しない、「結婚」ができないなど主に高レベル向けのコンテンツを中心に制限がかけられている。
これらのコンテンツをすべてプレイするには、「Skuld」サーバー解放終了後にデータが移される「Garm」サーバーで遊ぶか、有料のサーバーに新しくキャラクターを作成する必要がある。もし「Skuld」で友達ができたのなら、そのフレンド登録やギルドはそのまま「Garm」に移されるので、友達といっしょにプレイを続けるのがいいだろう。
だが、コンテンツの制限がない場所で遊ぶという意味以上に、有料サーバーのそこにしかない雰囲気を味わえるという意味合いが大きいだろう。「Skuld」は同時接続数が平日だと数百人だが、有料サーバーはそれが数千人になる。「Skuld」サーバーでは人気のない首都プロンテラは、有料サーバーでは露店が立ち並び、人でひしめき合っている。成熟したコミュニティには、そこでしか醸せない雰囲気がある。
「ラグナロクオンライン」を有料でプレイするには、30日間1,500円の「プレイチケット」を購入する必要がある。「プレイチケット」を購入するには、ガンホーゲームズのホームページから購入できる「ガンホーコイン」が必要だ。「ガンホーコイン」は各種クレジットカードや、プリペイド通貨で購入できる。公認ネットカフェからプレイするための「ネットカフェ1DAYチケット」(105円)もある。公認ネットカフェからログインすると、経験値が1.5倍、デスペナルティが50%軽減されるほか、支援NPCから転送無料サービスなどを受けることができる。
また、携帯電話向けサイトであるガンホーモバイルSHOPでは、年末年始に便利な「5DAYSチケット」が5,000枚限定で、400円で販売される。他にも、ゲーム内で入手できる「スペシャルアイテム」を買うための「ショップポイント」がついたチケットや、レアアイテム入りのパッケージなどもある。自分にあったパッケージや課金方法を選択して遊べばいいだろう。下記にガンホーモバイルSHOPのQRコードを掲載しておくので、機会があれば利用してみてほしい。
・2010年には新マップ「BRASILIS」を実装。SNSサービスも登場予定!
「ガンホーフェスティバル」で発表された、新マップ「BRASILIS(ブラジリス)」 |
「ラグナロクオンライン」では、サービス開始以来、年に数回の大型アップデートがコンスタントに行なわれている。11月17日に実装された最新アップデート「Episode 8.1 into the unknown」では、「8.0」で登場したミッドガルド大陸とは異なる新世界「アッシュ・バキューム」がさらに拡張された。「アッシュ・バキューム」はミッドガルド大陸から時空の裂け目を抜けた所にある異世界で、豊かな緑地「スプレンディッドフィールド」と、寒冷地「マヌクフィールド」が存在している。入るにはレベル70以上が必要な上級者向けのコンテンツだ。「8.1」では「アッシュ・バキューム」に住む2つの新種族や、彼らが住む街が登場した。他にも新しいダンジョンや新しい武器・防具の追加、既存の防具をリサイクルするための「ヒドゥンスロットエンチャントシステム」や追加クエストなどが実装された。
2010年の春には、携帯電話から遊べる「ラグナロクオンラインMobile Story」のサービス開始も予定されているほか、プレーヤー専用のSNSサービスの導入も予定されている。また、2010年第1四半期には新マップ「BRASILIS(ブラジリス)」が実装される予定だ。韓国ですでに発表されている「3次職」も、実装に向けての検討が始まっているなど、来年に向けての計画は着々と進行中のようだ。
今年のお正月は、ゲーム内でも初詣 |
「モチリン」と「だいだい帽」 |
今年から来年にかけての年越しイベントも用意されている。12月29日から1月12日には、和のムードたっぷりのお正月イベント「アマツ橙初詣」が開催される。「アマツ」で「おもち」や「お雑煮」が手に入るほか、この時期ならではのお楽しみ「お年玉」などの記念アイテムがゲットできる。もちろん「おみくじ」も引ける。
また、このイベントでは餅をモチーフにした人気ペット「モチリン」が昨年に引き続いて登場する。「モチリン」を連れていると、特殊効果を発揮する初登場アイテム「だいだい帽」が入手できる、期間限定のクエストも実装される。またガンホーモバイルSHOPでは、年末年始に便利な「5DAYSチケット」が5,000枚限定で、400円(税込)で販売される。
今回プレイをしてみて、確かに古さを感じる部分もある。ウインドウ表示でゲームを起動すると、「Alt」+「Tab」キーを使わなければマウスカーソルを外に出せなかったり、ショートカットキーの説明が不十分だったり、クエスト進行のためのヒントが足りず、ホームページの説明や外部のwikiを使わなければ行き詰ってしまうこともあった。それでも、時節柄クリスマスムード満点に飾られた街を歩くのは楽しく、ほんの少しのプレイの間にも雪国、草原、森、砂漠と多くの風景や街をめぐり、ダンジョンに潜り冒険をすることができた。7年間、蓄積されてきたコンテンツのボリューム感は圧巻だ。
無料サーバー、無料セキュリティで遊べるこのチャンスを利用して、深遠な「ラグナロクオンライン」世界の一端に触れてみてはどうだろう。
【読者プレゼント】
「ラグナロクオンライン RWC2009メモリアルパッケージ」……1名様
【応募方法】
応募締切 :2010年1月12日 23:00 まで
当選発表 :発送をもってかえさせていただきます
応募方法 :下記のフォームに入力して、送信してください
※ 応募フォームの送信はSSL対応ブラウザをご利用ください。SSL非対応のブラウザではご応募できません。
※ ご回答いただいた内容(データ)は、当選者の選考および、プレゼントの発送にのみ使用し、その他の目的で使用することはありません。
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(2009年 12月 28日)