ユークス、PS3/Xbox 360「UFC 2009 Undisputed」
メディア対抗ゲーム大会を開催。ゲストに岡見勇信選手が来場


11月26日 開催

会場:ユークス横浜開発室


岡見勇信選手。間近で拝見すると、立派な体格に改めて驚かされる
アシスタントMCは新井ありささん。サムライTV代表として、紅一点、見事準決勝進出を果たす

 株式会社ユークスは、プレイステーション 3/Xbox 360用格闘ゲーム「UFC(R) 2009 Undisputed」のメディア対抗ゲーム大会を同社横浜開発室にて開催した。会場にはゲストとして日本人UFCファイターの岡見勇信選手が来場。ゲーム大会優勝者と白熱のエキシビションマッチを繰り広げた。

 「UFC 2009 Undisputed」は、世界各国から集まった格闘家たちが「オクタゴン」と呼ばれる金網に囲まれた八角形のマットを舞台に激しい闘いを繰り広げる総合格闘技大会「Ultimate Fighting Championship」(UFC)をモチーフにした格闘ゲーム。新しいファイティングゲームエンジンにより、従来ゲーム化は難しいとされていた総合格闘技の動きをリアルに再現。プレーヤーがどんな状況でも思い通りにコントロールできる快適な操作性のもと、高精度の物理エンジンに裏打ちされた迫真の闘いが楽しめる。ゲームにはUFC全階級、80人のファイターが登場。最先端モデリング技術により、実写と見まごうばかりのリアルさで再現される。また、自分だけのオリジナルファイターを作成・育成することも可能になっている。

 メディア対抗ゲーム大会に参加を表明したのは全15媒体。ゲーム媒体と格闘技媒体の比率は半々くらいで、本番開始前の練習台では、既に激しいスパーリング(?)が行なわれていた。レビューとインタビュー掲載後も合間をみてバーチャル・オクタゴンに出入りしていた筆者は、正直「おおかた、みんな華試合モードでしょ?」などとタカをくくっていたが、それがとんでもない思い上がりであったことを数十分後に体験することになる。

 大会はトーナメント形式で、機種はPS3版を使用。ヘヴィ級ファイターのみ使用可能で、CAF(「クリエイト・ア・ファイター」モード)で作成したファイターは不可。5分3ラウンド制で争われる。1位~3位には岡見選手のサイン入りUFCグッズが、4位にはノゲイラ選手のUFCフィギュアがそれぞれ進呈される。使用ファイターは、常に一発逆転のパンチを秘めたブロック・レスナーと、その対極ともいえる隙のないディフェンス能力を誇るフランク・ミアに人気が集中。どれだけ相手を追い込んでも、常にクリティカル・ヒットと背中合わせなのが本作の魅力のひとつ。ことわざでたとえるなら、ブロック・レスナーは“究極の矛”、フランク・ミアは“究極の盾”といったところ。両ファイターに人気が集中するあたり、各媒体の「本気度の高さ」の裏返しでもある。

 半端ではないガチ度の高さに筆者も「わずかな違いとはいえ、ここはシビアに能力差を考慮すべきか?」と悩んだが、ここ数年はガブリエル・ゴンザガ選手がお気に入りだったため、最終的に「我が魂はゴンザガ選手とともに!」と初志貫徹。2回戦で当たった方に「ゴンザガ選手、いいファイターだよねぇ!」といわれたときには、別に自分が褒められたわけでもないのに、頬のニヤケとロック状態後のパウンドが止まらない状態に陥ってしまった。

 大会準決勝からは、ゲスト解説者として岡見選手が参加。司会進行はユークススタッフ、アシスタントMCを務めるのは「格闘ジャングル2(FIGHTING TV サムライ)」でおなじみの新井ありささん。番組企画などで本作のプレイ経験がある岡見選手だが、大型液晶TVに映し出される迫真のグラフィックを目の当たりにして、そのリアルさに改めて驚かれた様子。セコンドの声が聞こえなくなるほどの大歓声など、演出面も本物同様だという。試合中も「まぁでも、ミアのテイクダウン、あんまり強くないんでね。だから(ゲーム内での強さは)どうなんですかね?」、「ゴンザガ選手と一緒に練習をしたことがあります」、「最近一緒に練習していたのは、フォレスト・グリフィン選手」、「練習を見ていても(ランディ・クートゥア選手は)グリフィン選手とヘッドギアなしでやりあってましたね。危ないなぁと思って(笑)」など、ファン垂涎のレアトークてんこもり状態。今回はメディア限定だったが、今後は一般ファンもまじえて、こうした貴重な機会が増えればいいなぁと思ってしまう。

 見事優勝し、岡見選手とエキシビジョンマッチの栄誉を掴んだのは、週刊ファミ通のブンブン丸さん。エキシビジョンマッチで岡見選手が使用するのは、もちろんご自身。目の前にご本人がいて、画面内にも岡見選手がいるという不思議。感動とシュールさが入り混じったような感覚で行なわれた試合は、奮闘する岡見選手に対し(そこはゲームということで)終始優位を保ったブンブン丸さんが操作するダン・ヘンダーソン選手が左フックで見事K.O.勝利。イベントは大盛況のうちに終了した。ちなみに、GAME Watchは3位入賞。頂戴した岡見選手の貴重なサイン入りUFCキャップは(末端のいちファンである筆者としては血涙を流しつつ)読者プレゼントに提供いたしましたので、ファンの皆様は奮ってご応募ください (プレゼントは12月2日付のプレゼントコーナーで募集いたします。お楽しみに!!)。


全15媒体が参加。「おおかた華試合だろう」とか思ってナメてました。ホンマすんません……1位のサイン入り時計を持って帰るのは絶対に俺だと思ってました。ホンマすんま(以下省略)新井さんはブロック・レスナーで大暴れして準決勝進出。これぞまさしく「美女と野獣」状態
2回戦、UFC公式モバイルの方に「ゴンザガ選手、いいよねぇ!」と仰っていただき、ものすごく嬉しがる筆者。だが試合は一切容赦せずロック状態に迷わず豪雨のごときパウンドを投下準決勝に進出するも、焦りから首相撲を狙いすぎ、1Rで浴びた頭部への蓄積ダメージが2Rで爆発。ハイキック1発で轟沈。電撃プレイステーションさんの前に散華した。サイン入り時計が永遠に遠ざかっていく……3位決定戦の相手は新井さん。「普通、こういうのは空気読むよね?」という背後の視線が痛い。あまりの居たたまれなさにフック連打を確認後、すぐグラウンドに引きずり込み即三角締め。ショッパイ試合で申し訳ない……
決勝戦は週刊ファミ通×電撃プレイステーション。フランク・ミア争奪ジャンケンに敗れた電撃さんはミルコ・クロコップを選択。2R、度重なるロック状態を耐えるという脅威の粘りを見せるも、最後は手堅いパウンドで週刊ファミ通のブンブン丸さんが優勝。1位賞品と岡見選手とのエキシビジョンマッチ権を獲得した4位以上は賞品あり。筆者の3位賞品は読プレに提供いたしましたので、奮ってご応募ください。ていうか当たった人は大切にして……


Game and Software (C)2009 THQ Inc. (C)2009 Zuffa, LLC. All Rights Reserved. Developed by YUKE’S Co., Ltd. YUKE’S Co., Ltd. and its logo are trademarks and/or registered trademarks of YUKE’S Co., Ltd. THQ and the THQ logo are trademarks and/or registered trademarks of THQ Inc. All Rights Reserved. All other trademarks, trade dress, service marks, logos and copyrights are property of their respective owners.

(2009年 11月 26日)

[Reported by 豊臣和孝]