テクモ、DS「AGAIN FBI超心理捜査官」

過去を見ることができる捜査官となり連続殺人犯を追うADV


12月10日 発売予定

価格:5,040円

CEROレーティング:B(12歳以上対象)



パッケージイメージ

 テクモ株式会社は、ニンテンドーDS用サスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」を12月10日に発売する。価格は5,040円。CEROレーティングはB(12歳以上対象)。

 「AGAIN FBI超心理捜査官」は、19年の歳月を経て蘇った連続殺人事件の真相の究明に挑む作品。プレーヤーは、断片的な過去の映像を見ることができる特殊能力「パストヴィジョン」を持つFBI捜査官のジェイとなり、19年前に起こった事件の真相究明を目指す。

 本作の開発は、ニンテンドーDS「ウィッシュルーム 天使の記憶」などアドベンチャーゲームの制作に定評のある株式会社シングが担当。オリジナルストーリーによる海外ドラマの雰囲気を醸し出したアドベンチャーゲームとして制作されている。

■ プロローグ

 ゲーム冒頭部分は、19年前の“プロヴィデンス”から届いた手紙を主人公・ジェイが受け取り、指定された場所へ行くところから始まる。ジェイの上司であるヘンリーと会話後、現場に到着したジェイは、古びた封筒に入っていた1ドル札の切れ端“プロヴィデンスの目”を手にした瞬間、特殊能力であるパストヴィジョンが覚醒することとなる。


19年前から届いた“プロヴィデンス”から主人公・ジェイへの手紙。19年前からの手紙を、上司・ヘンリーは“プロヴィデンス”からの挑戦状だと考えている血文字を見た後、激しい頭痛に苦しみバスルームで倒れるジェイ

■ プロヴィデンスの目

1ドル札の裏面に描かれている、ピラミッドの上部に目が配置されたマーク。19年前の連続殺人事件では、その1ドル札の切抜きが全ての死体のそばに置かれていたことにより、犯人は「プロヴィデンス」と人々から呼ばれ、恐れられた。

【スクリーンショット】

■ 捜査パート

 捜査パートでは、19年前に起こった事件の関係者や、市警のメンバーなど当事者たちに行なう「聞き込み」として、「会話」、「所持品」、「電話」などのコマンドを選んで謎を解明していくほか、証拠や証言を収集するため、各地にいる情報提供者との接触を試みる。

 情報収集において一定の条件が揃うと、ジェイの「パストヴィジョン」が覚醒し、過去と現在の違いを探す「パストヴィジョンパート」へと移行する。

【スクリーンショット】

■ パストヴィジョンパート

 「パストヴィジョンパート」では、対象の部屋を3Dで表示。ニンテンドーDSの左(上)画面に「過去」、右(下)画面に「現在」の映像が表示され、それぞれの映像を照らしあわせ「過去」と「現在」の違いを探しながら進める。

 違いに気づいたら、ジェイの精神力を集中させるために該当箇所をタッチペンで長くタッチし、隠された謎を解き明かしていくことでストーリーが進行。真実をつなぎあわせていくことで、「過去の真実」をフラッシュバックとして見ることができるようになる。またヴィジョンパネルと呼ばれる画面では、その場所に隠された謎を確認することができ、分割されたカケラの数だけ、過去のヴィジョンが隠されているというヒントにもなっている。

 なお、「パストヴィジョンパート」では、何度も長押しで調べるとジェイの精神力が尽きてしまいゲームオーバーになってしまうため、調べる際は慎重に行なう必要があるようだ

【スクリーンショット】
プロヴィデンスの目を触った途端、事件現場の過去がみえるという特殊能力「パストヴィジョン」が目覚めるジェイ

過去と現在を見比べて、違いを見つけていく

左右の画面を見比べると過去の映像(左)では受話器が外れており、番号も表示されている。現在の映像(右)で同じ番号を押すことで謎が明らかにされていくようだ

過去と現在をくまなく捜査し、謎のカケラを揃えていく

ジェイの持つヴィジョンが謎を解くカギとなる

パストヴィジョンの能力は無駄に使い過ぎてしまうとゲームオーバーの危険もある


【登場人物】


Jonathan Weaver/ジョナサン・ウェーバー
(通称:ジェイ)
年齢:31歳
FBIクロックフォード支局
特殊犯罪課捜査官
12歳の時に、ある事件で両親を亡くし、自らも意識不明の重態となった過去を持つ。沈着冷静で洞察力も高く、FBI捜査官として非常に優秀であるが、人を寄せ付けない超然とした雰囲気から、理解者は少ない
Kate Hathaway/ケイト・ハサウェイ
年齢:29歳
FBIクロックフォード支局
特殊犯罪課捜査官
クロックフォード有数の資産家である名門の家に長女として生まれる。FBIアカデミーを非常に優秀な成績で修了し、異例の速さで特別捜査官に就任。クロックフォード支局に配属され、ジェイとパートナーを組むようになる

Henry Mills/ヘンリー・ミルズ
年齢:54歳
FBIクロックフォード支局
特殊犯罪課課長
ジェイとケイトの上司。厳しい上司であるが、正義感が非常に強く、2人からの信頼は厚い
Lane Martinez/レーン・マルティネス
年齢:32歳
クロックフォード市警
殺人課刑事
現在のプロヴィデンス事件を担当している。FBIに対して強いライバル心を持っており、特別捜査官が捜査に加わることを非常に嫌がっている

Maureen Yashima/モーリーン・ヤシマ
年齢:29歳
クロックフォード市警
鑑識課鑑識官
ケイトの大学時代からの親友。若手ながらその技量が認められている、優秀な鑑識官
Edward Gordon/エドワード・ゴードン
年齢:43歳
大学教授(犯罪心理学)
プロファイラーとして市警の要請に応え「プロヴィデンス連続殺人事件」の犯人のプロファイリングを行なう。ジェイの幼い頃からの知り合いで、プライベートでも良き相談相手である

Hugo Watt
ヒューゴ・ワッツ
年齢:28歳
新聞記者
ジェイの学生時代の後輩。友人として、またスクープを狙う記者として、ジェイたちの捜査に協力する
アルフレッド・シュッツ
第1事件の死体第1発見者。被害者とは同僚

(C)TECMO,LTD. 2009

(2009年 11月 13日)

[Reported by 鬼頭世浪]