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新手のゾンビと生存者、さらに磨き上げられたゲーム性!「Left 4 Dead 2」プレビュー
予約者向けに先行配信されたデモ版で、多数の新規要素が明らかに!


【Left 4 Dead 2(レフト 4 デッド 2)】

Steam版 11月17日 発売予定
Windows版 11月19日 発売予定
Xbox 360版 11月19日 発売予定

 

対応機種: PC、Xbox 360

CEROレーティング:Z(18歳以上対象)


今度はアメリカ南部の明るいステージで、奇抜なゾンビと戯れよう

 ゾンビ祭り再び。

 新機軸のCOOPプレイで絶賛された前作「Left 4 Dead」からたったの1年で、開発元の米Valveは続編を用意してくれた。その名は「Left 4 Dead 2」。対応プラットフォームはWindows PCとXbox 360で、Windows版はSteam経由のダウンロード版が現地時間の11月17日に、ズーが発売するパッケージ版が日本時間の11月19日。エレクトロニック・アーツが発売するXbox 360版が11月19日にそれぞれ発売される。価格はダウンロード販売のWindows版が44.99ドル(約4,100円)、パッケージ販売されるWindows版が7,329円、EAが発売するXbox 360版が7,665円。

 E3での発表直後は「前作からたった1年で新作として十分な内容を用意できるのか」と多くのファンが不安を持ったものだが、10月29日、ついに完成品の一端を楽しめるデモ版がSteam上でリリースされ、全ての疑問に答えが出された。「Left 4 Dead 2」は、前作をやりつくしたファンにも、そうでない人にも、存分に楽しめる完全新作に仕上がっている。

 先日配信されたデモ版は、Steamにて製品版を予約したユーザーに購入者特典として配信される先行体験版だ。製品版の発売を前にして、様々な新規要素を楽しめる内容となっていたので、本稿でレポートしていこう。



■ 新たな4人組による新たなゾンビの群れに対する新たな戦いがいま始まる!

新たな4人のメンバーはどのような性格をしているのだろうか? 旧4人のキャラ立ちが秀逸だっただけに気になるところ

 「Left 4 Dead 2」はこれまで、6月に行なわれたE3や9月に行なわれた東京ゲームショウなどの機会でプレイアブルなバージョンが出展されてきた。そのたびにゲーム内容がブラッシュアップされてきており、今回の体験版もまた、以前見たものとはまた少し違ったゲーム内容になっている。

 今回配信されたデモ版に収録されているのは「ザ・パリッシュ」というキャンペーンのうち、最初の2チャプター。いくつかあるゲームモードのうち、シングルプレーヤーおよびオンライン協力プレイモードがプレイできる。

 基本システムは前作と同じ、「ゾンビの猛攻を撃退しながら、安全地帯へ脱出せよ」というものだ。ゲームの舞台はアメリカ南部の都市へと変わり、夜間のステージが多かった前作に比べるとグッとカラフルで明るい雰囲気となった。プレーヤーが操作する4人の「生存者」も心機一転、新たなメンバーによる新たな戦いだ。

ニック。クールな無頼漢 ロシェル。姉御肌
コーチ。チームのまとめ役? エリス。毒舌家でお調子者


 2ステージと短い内容ながら、デモ版では豊富なバリエーションの敵キャラクターと遭遇できる。前作で登場した5種の「特殊感染者」である「ハンター」、「スモーカー」、「ブーマー」、「タンク」、「ウィッチ」は勿論登場するが、行動様式が多少変わっており、面白い。

 大きなところではウィッチ。前作とは異なり、シクシク泣きながらあたりをウロウロしており、角を曲がったらバッタリ、なんてこともある。本当に危ない……。スモーカーの行動様式も何かちょっと違う感じで、こちらに隙が無いときはすぐに姿を消そうする。それから、ブーマーの女性タイプが新登場。気持ち悪さに磨きがかかっている。

 その上で、本作で新登場となる3種類の特殊感染者が、戦いに新たなバリエーションをもたらしてくれる。「チャージャー」、「ジョッキー」、「スピッター」の存在はどれも個性的だ。

・「チャージャー」

チャージャー

 パワー型の特殊感染者で、どこからともなく猛スピードで現われ、その勢いのままプレーヤーを押し出して捕まえ、異常発達した右腕で地面に叩きつける。ハンターと同程度の攻撃力だが、「殴り」で救出することができないため厄介。つかまった仲間を救出するには完全に倒す必要がある。

 全体的にハンターに似た特性のキャラではあるが、ジャンプしない、体が大きいといった理由により射撃で倒すのは難しくない。ただ、プレーヤーを捕まえるチャージ攻撃を開始すると猛スピードで接近されるので、常に神経を尖らせて来襲に備えたい。

チャージャーの突進は、壁に激突するまでプレーヤーを押し続けるほどの勢い。パーティをバラバラにする力がある


・「ジョッキー」

小柄ですばしこいジョッキー

 最軽量の特殊感染者。すばしっこく接近してきてはプレーヤーの頭に飛び乗り、移動方向を操ってしまう。大きなダメージを与えてくる存在ではないが、「ジョッキー」に乗られたプレーヤーは自由に行動できず、あれよあれよという間にパーティから離されてしまうので、状況によっては非常に厄介だ。

 特に足場が悪い場所にいるときや、近くにウィッチが居る、ゾンビラッシュを受けてメンバーの身動きが取れないタイミングは危険。パーティをバラバラにするという点で「スモーカー」に似ているが、救助されない限りどこまでも明後日の方向に歩いていけるため、場合によってはもっと凶悪である。

新アイテムの「アドレナリン」で足を速くしている最中に、ジョッキーに乗られてしまった図。あれよあれよという間に仲間から引き離されて、一時行方不明になった


・「スピッター」

スピッター

 緑色の酸をまきちらす、遠隔攻撃型の特殊感染者。口から放つ酸液はかなりの飛距離でも届き、着弾点の周囲をダメージ地帯にしてしまう。留まっているとあっという間に体力を持っていかれるため、素早く移動せざるを得ないが、狭い場所でキャンプ中にこれをやられたら本当に危ない。

 また「スピッター」は、素早く倒したとしても、死体の周囲に酸液を残してしまうので、狭い通路などでは非常に厄介。殴って押しのけることができるので、「ブーマー」に対処する要領で邪魔にならない場所に追いやってから、確実に倒したい。

スピッターの酸液はかなりの広範囲に広がり、プレーヤーの進行を大いに邪魔してくる。キャンプ中に直撃されたら目も当てられない。倒しても液を残してしまうので、戦う場所を考える必要もある


全身プロテクターの通常感染者。とにかく硬い!

 新しいのは特殊感染者だけではない。通常感染者、通称ザコゾンビたちも、前作以上に個性豊かになっている。その中でも特に厄介なのが、全身を防弾チョッキとプロテクターで固めたゾンビだ。人間だった頃は機動隊員か特殊警察か、とにかく市民を守る側の職業だったのだろう。これが撃っても撃っても倒れないのである。

 このゾンビに対しては、正面からいくら銃弾を叩き込んでもなかなか倒すことができないので、誰かが正面で応戦し、他の誰かが背後に回って攻撃する必要が出てくる。単にザコゾンビと言っても非常に変化のある存在となったので、プレーヤーはよりいっそうの連携を求められるわけだ。

 こういった敵キャラクターのバリエーションの変化、そしてグラフィックス面での「グロさ」の進化により、本作をプレイし始めたその瞬間から、前作との大きな違いを感じることができる。どのようなプレーヤーでも、本作で新たな驚きを得られるはずだ。筆者としては、倒したゾンビの死体がほぼ全部残る仕様が嬉しい。激戦の後はまさに死屍累々だ。


大量のゾンビたちと戯れるのが、本作における日常風景。新作としてグロテクスクな描写も増し、ホラー映画ファンも納得の映像美? が楽しめる


■ マチェットで敵を切り刻め! フライパンで叩きのめせ!
 豊富なセカンダリー武器、近接武器の存在がゲームに新たなテンポを加える

新登場のAK-47は威力と精度があり非常に使いやすい
フライパンで殴る!

 こうして、より激しさを増した「Left 4 Dead 2」の世界。この激戦を生き残っていくためには、本作で用意された新たな武器を縦横無尽に活用したい。

 プライマリー武器としては、新種のサブマシンガンやショットガンなど、前作のものをベースに複数のバリエーションが追加されている。セカンダリー武器であるハンドガンの銃弾が無限である仕様は同じなのだが、今回は「マグナム」といった強力なハンドガンも追加されているので、より頼もしい存在になりそうだ。

 それ以上に本作の戦いをユニークにしているものが、近接武器の存在だ。調理場にあるフライパン、テーブルに立てかけられたマチェット、寝室に置かれているエレキギター……。たった2ステージのデモ版でも、実にさまざまな近接武器が手に入る。

 近接武器による攻撃力は、従来の「殴り」の比ではない。ゾンビ数体なら一撃でまとめて倒せてしまうし、ハンターやスモーカーといった、体力が250程度の特殊感染者も一撃でノックアウト。フライパンをブンブン振り回しながら強引に前進すれば、多少のゾンビラッシュは無いも同然だ。

 近接武器の面白さは、手にもった武器によって攻撃のリーチが変わることや、ダメージの見た目に大きな変化が現れることだ。デモ版で手に入るマチェットを振り回せば、ゾンビの体を次々に一刀両断。ギターを振り回せばゾンビの頭が砕け散る。激しさを増したグラフィックス表現で、ゾンビ映画マニアは狂喜乱舞しそうだ。

 しかし、強力な近接武器も無敵とはいえない。振り回すスピードには限界があるので、あまりにも多くのゾンビからラッシュを受ければ対応しきれないし、やはりチームプレイが必要になるのだ。また、前作のように狭い場所に集まって「殴り」を連打するような状況で近接武器を振り回すと、味方にも当たってしまい非常に危険な存在となる。状況に応じた使い分けが重要だ。


近接武器の威力は本当に強力だ。状況に応じて銃と使い分けよう


■ 「アドレナリン注射」、「AED」、そして「ブーマー汁」。新たなアイテムにも注目!

アドレナリン。鎮痛剤スロットに装備する
AEDを使えば死んだ仲間を蘇生できる
瓶入りのブーマー汁を使えば、ゾンビを敵にけしかけることが可能だ

 新しいアイテムも戦いに変化をつけてくれる。デモ版で存在が確認できた新アイテムは「アドレナリン」、「AED」、「ブーマー汁」の3種類だ。

 「アドレナリン」は注射の形をしており、前作では「鎮痛剤」専用だったスロットに格納される。使用するとプレーヤーの移動速度が異様に速くなる、というのがその効果だ。効果が効いている最中はどのゾンビよりも素早く移動できるので、チームとはぐれてしまったとき、あるいはゴール間際で一気に前進したい、という場合に最大のメリットを発揮しそうだ。

 「AED」は、いわゆる自動体外式除細動器で、本作では「完全に死亡したプレーヤーを復活させる」という効能がある。対戦モードや、本作で新たに追加された「リアリズムモード」では、死んだプレーヤーがクローゼットから復活することはないので、「AED」が唯一のゲーム復帰手段となるのだ。

 それなりにサイズのある「AED」は、プレーヤーのヘルスキット用のスロットを占有してしまうため、これを持ち歩くかどうかの判断はちょっと難しい。誰かが死んでしまった場合に近くに落ちていればいいのだが、それ以外のシチュエーションでは「難易度と相談」ということになりそうだ。

 瓶入りの「ブーマー汁」は新アイテムの中でも最も楽しいひとつだ。これは投擲武器として使うもので、どこで採取したかはわからないが、ブーマーの胆汁そのものが封入されている。これを敵にぶつけてやれば、その敵は胆汁をかけられたプレーヤーと同じ状態に。ゾンビラッシュが始まり、全てのゾンビがその敵に対して攻撃をしかけるのだ。

 これをタンクに使えば効果てきめんだ。数十体のザコゾンビが、タンクになぎ倒されながらも必死に食らい付く姿は一見の価値あり。ブーマー汁の効果が切れるころにはタンクの体力も半分くらいには削れているので、あとは落ち着いて銃撃して始末すればいい。ただ、これができるのは開けた場所に限る。狭い場所でうっかり使ってしまうとこちらまで巻き添えを食らってしまうからだ。


ブーマー汁をタンクにかけてみたところ。動きを止めることには使えないが、タンクの体力を半分くらいは削ることに成功。狭い場所でやると逆に危ないので気をつけたい


■ 「L4D」の魅力はそのままに、純粋なパワーアップを感じさせる続編

 本作「Left 4 Dead 2」は、さまざまな面で前作とは異なったゲームになっていることがおわかりいただけたかと思う。だが、実際にプレイしてみると感じられるのは、やはり面白さの基本は前作と同じ路線にあるということだ。

 大量のゾンビを相手にするときの素早い判断、的確な行動、緊張感。予想外の事態に対面したときの驚きと可笑しさ。敵の出現がしばらく止み、ホッと一息つきながら次の展開を考えるメリハリ。COOPゲームの極地として高評だった前作「L4D」の醍醐味はそのままに、全ての面がさらに磨かれている印象だ。

 このデモ版ではたった2つのチャプターしかプレイできないが、新しくなったAIディレクターのおかげでクリアまでのコース取りが変わったり、目新しい武器が登場するなどの変化が与えられるため、それなりに繰り返し遊べる。これが製品版では、5つのフルエピソードで、COOPや対戦も、そして新たなゲームモードである上級者向けの「リアリズム」もプレイできるのだ。これは期待せずにはいられない。

 また、製品版では「サバイバル」モードもプレイできるほか、マップ中から燃料タンクを集めて発電機を稼動させる「スカベンジャー」といった新ゲームモードも追加される模様。まずはデモ版を味見しつつ、11月17日と19日に予定されている製品版の発売を心待ちにしたい。





(2009年 10月 30日)

[Reported by 佐藤カフジ]



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