キービジュアル

　株式会社バンダイナムコゲームスは、今冬に発売を予定しているWii用“守る強さを知る”RPG「テイルズ オブ グレイセス」の最新情報を公開した。

　「テイルズ オブ」シリーズ最新作となる「テイルズ オブ　グレイセス（TOG）」は、空を海で覆われた世界「エフィネア」に存在する、ウィンドル、ストラタ、フェンデルの3国を舞台に、少年少女達の波乱の運命や「己の信念を守る」、「大切な人を守る」という想いを描いたRPG作品。今回は、物語の舞台であるウィンドル王国の王子「リチャード」のプロフィールを中心に、新たに判明したゲームシステムの情報をお届けする。

■ リチャード（Richard）

『やはり君は特別だ。僕にとっては数少ない本当の意味で信頼できる友人だよ』

年齢：19歳
身長：178cm体重：67kg
戦闘スタイル：細剣士
CV：浪川大輔

　ウィンドル王国の王子。国民から深く敬愛され、将来を嘱望されている。穏やかで繊細な性格で、争いを好まない。ウィンドル王宮内では次代の王位を巡ってかねてから政治的暗闘が繰り広げられており、そうした周囲で絶えず起こる諍いに心を痛めている。

　アスベルとは幼い頃に出会って友情を育み、それ以来特別な存在として信頼を抱き続けている。

アスベルの友として登場するリチャード。友であると同時に、リチャードはウィンドルの王子でもある。身分の違いが物語に影響することはあるのだろうか。また、リチャードの目は左右の色が違うところにも注目してほしい。この特異体質が彼の戦闘スタイルに影響を与えることがあるのだろうか？
Aボタンは細身の剣を活かした、軽やかでスピーディーな技が多いようだ。画像はAボタン技の「断空剣」	同じくAボタン技の「風神剣」。斬りかかる断空剣とは違い、風神剣は突進力を利用した突き系の攻撃のようだ	Bボタンの攻撃術は、人型の敵に威力を発揮するものが多い。「レストスソード」は大勢に敵に対して威力を発揮する
リチャードの奥義。名称は不明だが、突進力と貫通力を活かした突き系の術技か？	たとえ王子という身分でもあっても、ひとたび戦闘が始まればみんなと同じようにバトルに参加してくる

■ デュアライズ

　デュアライズは2つのアイテムを合成するシステム。合成できるアイテムは、武具の強化、料理の作成、換金アイテムの作成など、さまざまなタイプが用意されている。武具は合成素材によってさまざまな効果を付加することができ、パラメータの変化も異なるという。アイテムを2つ選択するだけというシンプルなシステムではあるが、奥の深いやり込み要素の1つとして、楽しむことができるようだ。

【デュアライズ】
デュアライズはお店ならどこでもできる。お店のメニューを見てみると、「買う」、「売る」といったお馴染みのメニューの中に「デュアライズ」が用意されている

■ キャラチェンジ

　戦闘シーンでは、十字キーを使ってプレイアブルキャラクターを素早くチェンジすることができる。これにより、仲間（AI）の助けを待たずにキャラクターを操作して、救助に向かったり、コンボを狙ったりすることが可能になった。

【キャラチェンジ】
キャラチェンジシステムを活用することで、連携攻撃も簡単に繰り出すことができる。もちろん、攻撃面だけでなく、仲間のHPがピンチになったときには、素早くキャラクターチェンジを行ない、回復術で仲間のHPを回復することもできる

■ 「かめにんマーチャント！」

　「かめにんマーチャント！」とは、本作「テイルズ オブ グレイセス」と連動したニンテンドーDS用ミニゲームのこと。本作から“DSダウンロードプレイ”を介してDSにダウンロードすることでプレイ可能となる。気になるゲーム内容は、ダンジョンを探索してお宝アイテムをゲットすることができるアクションゲームとなっている。ここで入手したお宝アイテムは、本作に持ち帰り本編で使用することもできる。さらに、DSiウェアでは「かめにんマーチャント！」を単体でもリリースを予定しているという。

【「かめにんマーチャント！」】
【シングルプレイ】
ステージは全10ステージ。「TOG」本編のゲーム進行により攻略できるステージ数が増えていく。ダンジョンはランダム生成となっており、モンスターを倒してレベルアップしたり、モンスターが落とす武器などのアイテムを駆使しながらダンジョンを探索し、最後にはボスとの戦いが待ち受けている。ボスを倒すと本編に持ち帰ることができるお宝アイテムをゲットすることができる
【パーティープレイ】
DSワイヤレスプレイによる4人までのマルチプレイが可能。協力プレイでは、1人では困難なボスも討伐しやすくなったり、戦闘不能になった仲間を復活させることができるなどといった、マルチプレイならではの要素があるようだ

　今回はマップのスクリーンショットが2枚公開となったので、ここで公開された2枚のマップを紹介する。

【マップ】
ウォールブリッジと呼ばれる地下道。自然にできた道というよりは、発達した過去の歴史が作り上げたような地下道で、罠のような仕掛けがありそうだ	セイブルイゾレと呼ばれる街だろうか。自然の地形を活かした建造物が印象的な街だ。この街ではどのような出会いがあるのかが非常に楽しみ

※画面は開発中のものです。
(C)いのまたむつみ (C)2009 NBGI