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バンダイナムコ、「テイルズ オブ」2009年度ラインナップ発表会を開催
Wii「TOG」、PS3「TOV」、PSP「TO-VS」の3タイトルを発表
「TOV」のアニメ映画化も


4月6日 開催


吉積信ゼネラルマネージャーによって解説された2009年度の「テイルズ オブ」シリーズの展開構想

 株式会社バンダイナムコゲームスは、本社ファンシアターにて、「テイルズ オブ」シリーズの2009年度の展望を明らかにするラインナップ発表会を開催した。

 2009年度の「テイルズ オブ」シリーズの展開は、2008年に開発だけが明らかにされていたWii向けのマザーシップタイトル「テイルズ オブ グレイセス」(TOG)を今冬に発売予定、2008年にXbox 360で発売された「テイルズ オブ ヴェスペリア」(TOV)のプレイステーション 3への移植作を秋に発売予定、シリーズ初の対戦格闘風味のアクションゲーム「テイルズ オブ バーサス」(TO-VS)を夏発売予定と、3タイトルをリリースする。

 また、「テイルズ オブ ヴェスペリア」が劇場用アニメ「テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike〜」として今年公開されることが明らかにされた。


4月からバンダイナムコゲームスの社長に就任した鵜之澤伸氏は「映画化などで『テイルズ オブ』シリーズに新しいファンを獲得しつつ、従来のファンにも話題を提供したい」とあいさつ コンテンツ制作本部 第3企画ユニットゼネラルマネージャーの吉積信氏によれば、2009年度のテーマは「革新(Evolution)」をもじった「拡進(Expantion)」だという


■ 2スタイルを切り替えて戦う――Wii「テイルズ オブ グレイセス」

「クラシックコントローラ PRO」を持つ馬場英雄プロデューサー

 「テイルズ オブ デスティニー」のプレイステーション 2版などを手がけてきたナムコ・テイルズスタジオの2Dシリーズを担当してきたスタッフによる初の3Dタイトルとなる「テイルズ オブ グレイセス」は、「守る強さを知るRPG」として、舞台となる三国を巻き込んだ波乱の運命や「己の信念を守る」、「大切な人を守る」という想いを描いている。キャラクタデザインはいのまたむつみさん。

 戦闘システムは、「テイルズ オブ」シリーズ初となる、戦況に応じて攻撃方法を任意に切り変えることができる「スタイルシフト リニアモーションバトルシステム(SS LMB)」。キャラクターごとに異なる固有武器を別のスタイルに切り替えが可能というもので、主人公のアスベル(剣士)の場合、剣を鞘に収めた状態の帯刀と、剣を抜いた状態の抜刀で2つの戦闘スタイルを随時切り替えて戦うことが可能(帯刀時はAボタン、抜刀時はBボタンを使うようだ)。

 また、敵をターゲッティングした場合、その周囲を360度ステップで移動することが可能となっており、敵の攻撃をかわしてカウンターを叩き込む、剣戟格闘ゲームのようなプレイも可能となっている。同社でいえば、「ソウルキャリバー」シリーズのようなものを想起させるが……。また、任天堂株式会社から今夏発売が予定されている「クラシックコントローラ PRO」にも正式に対応していることも明らかにされた。

 ほかにも、町やフィールド、およびダンジョンのスケールは、登場キャラクタにあわせたものに設定されており、従来のシリーズよりやや水平に傾けられたカメラアングルから、世界の広さを堪能できるように設計されている。


3D化されたフィールドは、キャラクターの大きさに合わせて制作されており、その広大さを実感しやすくしたという。また、町とフィールド、ダンジョンはそれぞれシームレスに切り替わるように制作されている 「スタイルシフト リニアモーションバトルシステム」は2タイプの武器の使用スタイルを切り替えて使うことが可能。ここからさらに奥義などにもつながる?

主人公・アスベルのバトルシーン。敵をターゲットした場合、その敵の周囲360度をステップで移動することもできる 建物の大きさなど、キャラクタにあわせてフィールドが設計されている

 物語の舞台となるのは空を海に覆われた世界・エフィネア。そこでは輝石(クリアス)と呼ばれる物質に含まれる原素(エレス)を用いた文明が栄え、ウィンドル・ストラタ・フェンデルの三国が互いに国力を拮抗させながら存在していた……という世界設定。

 まだまだ謎の多い「TOG」だが、以下、上映されたプロモーション映像に登場した文面、そしてセリフをまとめておこう。

・「ラント(ウィンドル王国ラント領)とフェンデルの国境紛争は激しくなる一方でお父様は対応に苦慮しています。本格的な戦いに発展する前に戻ってきてはくれませんか……」
・「いつのまにこんな事に……」
・「フェンデルはあんなものまで持ち込んでいるのか!」
・「なんとしてもここで食い止めないと」

・アスベル「俺がみんなを守ろうと思った1番のきっかけはおまえだ」
・「わたし……」
・アスベル「強くなって騎士になってそしてみんなを守る! 今度こそ守ってみせるんだ!」

年齢:18歳
身長:175cm
体重:65kg
性別:男性
クラス:剣士
所持武器:サーベル・刀
出身:ウィンドル王国ラント領

●アスベル・ラント(Asbel Lhant)――「故郷を出る時に誓ったんです。もう誰も失いたくない……その為に強くなるって」

 プレゼンテーションに立った制作プロデューサーの馬場英雄氏によれば、主人公・アスベルは強い正義感の持ち主。デザイン面としては透明感のある白をベースに、水色のワンポイントとしたデザインの衣装と、意志の強さをあらわす眼が特徴という。


 なお、「テイルズ オブ」シリーズでいつも話題となる主題歌およびアーティストだが、収録はすでに終了しているということまでは明らかにされたが、具体的な曲名およびアーティストは、6月に行なわれる「テイルズ オブ フェスティバル」にて公開されるという。

(C)いのまたむつみ (C)2009 NBGI


■ 初の対戦剣戟アクション化――PSP「テイルズ オブ バーサス」

本作を担当する大舘プロデューサー
テーマソングを担当する「GIRL NEXT DOOR」の3人も登壇した

 シリーズ初の「対戦型戦闘アクション」ゲームとして登場するのがこの「TO-VS」。「テイルズ オブ ファンタジア」から、「テイルズ オブ ハーツ」まで13タイトル、35人の登場キャラクターが剣と術をぶつけ合う。戦闘システムは2D仕様のリニアモーションバトルシステムを継承し、簡単な操作で多彩な攻撃が繰り出せるものになるという。シリーズに登場した技はもちろん、術のほうも使えるようだ。ただし、本作オリジナルの要素として、壁や高低差の概念が導入され、バウンドコンボも採用されているという。また、対戦型ゲームとしてはめずらしく、「ステータスカスタマイズ」機能を搭載。バトル勝利時に手に入る「グレードポイント」を好きなパラメータ(たとえばHPやTP)に割り振ってカスタマイズすることができる。

 今回の発表会では、1人プレイ用のゲームモード「ユグドラシルバトルモード」が明らかになった。異世界「ダイランティア」を舞台とし、登場キャラクタたちが「神聖王国ヘイズル」、「騎士王国フレスヴェルグ」、「新帝国ニーズホッグ」、「自由都市連合ダイン」の4ついずれかの国に所属し、戦いの旅に出るという。このモードではオリジナルのシナリオが展開し、ストーリーはボイス付きのフェイスチャットで展開。セリフはすべて新規収録され、ナムコ・テイルズスタジオによって制作されたメインシナリオはフルボイス仕様となっている。35キャラのステータスイラストや戦闘中に導入されるカットインビジュアルも新規描き起こし。

 また、詳細は明らかにされなかったが、等身が小さくなったビジュアルで対戦(?)しているミニゲームや、「テイルズ オブ バーサス for MOBILE」と題された携帯電話コンテンツとの連動も予定されている。

 本作のテーマソングアーティストは2008年「偶然の確率」でavex traxよりデビューしたユニット「GIRL NEXT DOOR」が担当する。楽曲は「TO-VS」のための書き下ろし。GIRL NEXT DOORは、「テイルズ オブ フェスティバル」の昼の部に出演し、ミニライブを行なうとのことなので、ここでテーマソングを歌ってくれることだろう。


プレゼンテーション画像やプロモーションビデオにはすでに多数の「テイルズ オブ」登場キャラクタの姿が見られた。総勢35人ということは明らかにされているが、ほかにもいるだろう 敵を地面や壁に叩きつけてさらにコンボを狙える、対戦格闘ゲームに負けず劣らずのコンボシステムが採用されているという
キャラクターの育成、チューニング要素も取り入れられている。武器なども変更できるのだろうか? 1人でプレイする「ユグドラシルバトルモード」
戦闘中のカットインなど、新規ビジュアルも多数用意されている ほかにもまだミニゲームや携帯電話コンテンツ(ゲーム)との連動が用意されている

「テイルズ オブ ザ ワールド」シリーズとはまた違ったお祭りコンセプトのゲームになりそうだ

(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2009 NBGI


■ 新要素を多数追加――PS3「テイルズ オブ ヴェスペリア」

 昨年8月にXbox 360向けに発売され、国内累計20万本を突破し好調なセールスを記録した「TOV」が、PS3へ移植される。PS3版のテーマソングは、Xbox 360版と同じくBONNY PINKさんの「鐘を鳴らして」。ただし、単なる移植ではなく、新たなキャラクタの追加や、イベントシーンやサブシナリオの新規追加とフルボイス化を実現した、最新版「TOV」として登場する。

 新たに登場するのは「パティ・フルール」。132cmの小柄な女性冒険家だが、海賊を思わせるいでたちと銃を使うド派手な戦闘シーンが特徴的なキャラクターになっている。年齢は14歳で、CVは斉藤千和さん。これら追加要素によって、新たに台本5冊(追加スキット1冊)分の新録音ボイス(実際には、追加分の前後のセリフも含んでの内容ということらしいが)が新たに収録されたという。

 ただ、今回明らかにされた情報だけでなく、さらにまだ追加要素が用意されているらしい。その一部は会場で上映されたプロモーションビデオに入っていたのだが、この映像は、PlayStation Storeでも4月中に配信されることが決定している。


ユーリ・ローウェル役の鳥海浩輔さん、そしてプロデューサー/チーフディレクターの樋口義人氏。「昨年の時点ではここまで長い付き合いになるとは予想もしていなかった」と鳥海さん 新規要素の追加が行なわれているというPS3版。上映された映像ではユーリとフレンの2人が繰り出す「武神双天波」などが披露されていた

新規追加キャラクターとして登場するパティ・フルール

(C)藤島康介 (C)2008 2009 NBGI

 また、「TOV」が株式会社プロダクション・アイジーの制作によって制作される劇場用アニメ「テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike〜」として、2009年の公開を予定している。配給は角川映画株式会社。CVはゲーム版と同じく、ユーリ・ローウェル役に鳥海浩輔さん、フレン・シーフォ役に宮野真守さん、エステリーゼ役に中原麻衣さん、リタ役に森永理科さん、レイヴン役に竹本英史さんが決定している。

 「以前からオープングムービーのクオリティのまま、アニメが見たいというファンのみなさんの声にお答えする形で、バンダイとナムコが統合して、こういったことができるようになるのかな? ということが実現できた」と吉積ゼネラルマネージャー。

 監督は亀井幹太氏、キャラクターデザインおよびキャラクター作画監督は松竹徳幸氏が担当。プロダクション・アイジーの石川光久氏によれば、「今年の夏はこれ1本に制作を集中します」という力の入りようだ。また、この劇場用「TOV」とPS3版「TOV」との連動企画も予定されている。


「テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike〜」製作中のカット

(C)2009 NBGI/TOV Project
Original Character Design(C)藤島康介

200946日)

[Reported by 佐伯憲司]



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