カプコン、PS3/Xbox 360/PC「デッドライジング2」

プレスパーティー「Terror Is Reality」を開催


9月25日 開催

【デッドライジング2】
発売日未定

価格:未定



 株式会社カプコンは9月25日、東京・ゼスト キャンティーナ 恵比寿にて「デッドライジング2(DEADRISING 2)」のプレスパーティー「Terror Is Reality」を開催した。

 このイベントは、ゾンビパラダイスアクション「デッドライジング」シリーズの最新作「デッドライジング2」を、プレス関係者向けにプレイアブルで初お披露目するもの。また、イベント開催にあわせて、ゲーム内容に関する情報も公開されたのであわせて紹介する。

テレビ番組「TiR」のポスター。謎のMCはこの番組の司会者をイメージしていた

 イベントは派手な衣装を身にまとった謎の外人のMCから始まった。そのMCが英語で会場を盛り上げたところで、本作のプロデューサー・稲船敬二氏が登場。稲船氏は本作の主人公と同じ黄色いライダースーツを着用していた。

 稲船氏は「幕張からわざわざ『デッドライジング2』のためだけに来ていただいて、ありがとうございます」と、幕張で開催されている東京ゲームショウ2009から、移動してきたプレスを気遣った挨拶。「今日はちょっと変わったことをやろうと思い、パーティー形式で『デッドライジング2』の初のプレイアブルを触っていただくことにしました。特に外国から来ていただいたプレスに焦点を当てて、外人受けするように持って行こうということで、こういう演出をさせてもらいました」とイベントの趣旨を説明した。

 「今年のTGSは、皆さん、正直どう思いましたか? ボクも期待してTGS会場行ったら、あまりにもつまらなくて、『こんなんじゃだめだ。日本のゲーム業界も終わったな』と思ったんですけど、終わってないということを見せるために、ここに『デッドライジング2』を用意しました。わざとですけど、『デッドライジング2』はTGSの会場に置きませんでした。TGSに置いちゃうと、Zレーティング(18歳以上推奨)になってしまい、1人1人四角い箱の中に入ってやってもらうということで、どうしても触ってもらえる時間が短くなってしまう。そこでこうやってじっくり遊んでもらいたいと。それだけの自信を持って、今回プレイアブルを用意しました」と語り、本作に対するゆるがない自信を感じさせた。

 開発状況については、「今作は『1』にも増して多彩な武器と、おもしろいリアクションを見せることができていると思っています。内容についてはまだ途中で、これからストーリーの展開とかも作っていかなくてはいけない」とまだまだ開発途中であることを伺わせた。

 そして本作に登場する謎のフレーズ「TiR(Terror Is Reality)」について、その正体も明らかにされた。「今作の主人公チャックは、ただのモトクロスレーサーではなくて、あるゲームに参加する1人。そのゲームが『Terror is Reality』。ゾンビがいっぱいいる世界で行なわれるテレビのショウです。これは豪華な賞品を賭けて命がけで挑むゲームで、チャックにはこれにどうしても参加しなくてはいけない理由があります」と本作の背景を紹介した。

 また、この日、稲船氏が着用していたジャケットは、バイク用レザーウェアで有名な「KADOYA」とのスペシャルコラボにより製作されたもの。オリジナルは稲船氏が着用しているものと、このイベント内で行なわれたゲーム大会の賞品として用意された2着しか存在しないが、このジャケットの「レプリカ・バージョン」が販売される。詳細は後日発表される。

最初に登場したMC。実はゲーム中に登場する番組「TiR」の司会者と同じスタイル主人公と同じ黄色のジャケットを着用して登場した稲船プロデューサーこのジャケットはバイク用レザーウェアで有名な「KADOYA」が製作。裏側には主人公チャックのサイン入り
パーティー会場内の様子。20台の試遊台が並び、パーティーの開始前はカジノステージの体験プレイができた。これらの試遊台はXbox 360版の北米仕様となっており、ゾンビの切り口や血しぶきなどもきちんと描写されていた
稲船氏の挨拶の後は、マルチプレイモードに切り替わった。マルチプレイでは4種類のミニゲームを行ない、その合計ポイントで競う。種目は「RAMSTER BALL」、「HEADACHE」、「POUNDS OF FLESH」、「SLICECYCLES」の4つ

【CM風プロモーションムービー】



■ 「デッドライジング2」ゲーム紹介

 ゲームの舞台は、ギャンブラーたちのパラダイスである「Fortune City(フォーチュン・シティ)」。そこでゾンビ発生事件が勃発するところから始まる。主人公のチャック・グリーンは、幸運にもゾンビ感染を逃れ、生き延びていた。プレーヤーはチャックとなり、襲いかかってくる無数のゾンビたちを相手に、激しい戦いを繰り広げる。

 続編となる本作では、“周りのアイテムは何でも武器として使える”という前作の戦闘システムをさらに発展させ、使用可能なアイテムを大量に追加。銃や剣などの武器だけではなく、ルーレットやカジノディーラーが使用するスティック、車イス、カジキの剥製など、実に多彩なアイテムを武器として使用できる。さらに本作では、「カヌーのパドルの両端にチェーンソウを組み合わせた武器」や「車イスにマシンガンを括り付けた武器」など、武器の組み合わせ要素も盛り込まれている。

 また、最大4人によるオンラインマルチプレイに対応。稲船氏の話にもあった「TiR」で対戦できる。巨大な鉄球の中に入って転がりながらゾンビを倒していく「RAMSTER BALL」、頭に被ったムースの角でゾンビを秤まで弾き飛ばし、秤に乗せたゾンビの重さを競う「POUNDS OF FLESH」など、「デッドライジング」の名に恥じぬ、ブラックユーモア溢れる競技が登場する。

 開発は、カナダの開発会社Blue Castle Gamesとカプコンが共同で行なっている。プラットフォームは、プレイステーション 3、Xbox 360、PC。発売時期、価格ともに未定。

【コンセプトアート】
フォーチュン・シティのストリートフォーチュン・シティのアリーナフォーチュン・シティ内のカジノ

【スクリーンショット】

【プレイムービーその1】
車イスを押したり、振り回したりして戦うプレイムービー

【プレイムービーその2】
カジノディーラーが使うスティックによる攻撃。先の曲がった部分を敵に引っかけたりできる

【プレイムービーその3】
爆発するアメフトのボール。敵の密集したところに投げ込めば一気に粉砕

【プレイムービーその4】
フォークにショットガンを組み合わせた武器の使用シーン。敵をフォークで串刺しにし、銃でトドメをさしている

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(2009年 9月 28日)

[Reported by 滝沢修]