アーク、PSP「探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド」

神宮寺オフィシャルGirlsが編集部来訪。かすみとまなみがゲームをPR


9月17日 発売予定

価格:5,040円

CEROレーティング:B(12歳以上対象)



メインビジュアル

 アークシステムワークス株式会社は、PSP用推理アドベンチャー「探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド」を、9月17日に発売する。その発売に先駆け、本作のイメージガールである「神宮寺オフィシャルGirls」がGAME Watch編集部を訪問。ゲームの魅力などを語ってくれた。

 PSP「探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド」は、1987年にファミコン版として登場した「探偵 神宮寺三郎」シリーズの最新作。初代登場以降は主に携帯電話向けアプリとして何作も制作されてきたが2007年よりニンテンドーDS版が発売され、今回ついにPSP版も登場する。

 「神宮寺オフィシャルGirls」は、同社が第1次、第2次とオーディションを行ない、審査を経て、天野あいさんと松本美樹さんの2人が選出された。彼女たちは今後、同作のプロモーションに登場することになっており、今回の編集部訪問もその一環として行なわれた。

 編集部に訪れた天野あいさんと松本美樹さんは、主人公・神宮寺のいきつけのバー「バーかすみ」のキャラクター「かすみ」と「まなみ」に扮して登場。PSP「探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド」と9月10日実施予定の発売告知イベントのPRを行なった。また、彼女たちにゲームの魅力などについてもお聞きしたので、そのコメントを紹介する。


主人公「神宮寺三郎」の行きつけのバー「バーかすみ」の「かすみ」と「まなみ」として編集部を訪れた天野あいさんと松本美樹さん
頭の先から足下までキャラクターになりきり、バーらしい妖艶な雰囲気を漂わせていた

――オーディションの最中に「探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド」を先行体験されたそうですが、プレイしてみての感想は?

天野さん: 私は携帯アプリを含むシリーズ作品をすべてをプレイするほど、「神宮寺三郎」シリーズの大ファンなんですね。ニンテンドーDS版の前作も今までの作品に比べてムービーやグラフィックスの枚数が多いということで大好評だったんですけど、今回のPSP版はさらにムービーやグラフィックスがクオリティアップして、ストーリーもドラマチックに入り組んでいます。また、「神宮寺三郎」シリーズ初のマルチシナリオシステムになっていて、エンディングまで一本道ではないんです。シナリオが枝分かれしているので、何度も繰り返して遊べる「神宮寺」になっています。

松本さん: 私はもともとあまり推理ゲームをやったことがなくて、オーディションで初めてやらせてもらったんですけど、最初の感想はすっごい画面が綺麗で、キャラクターもすごく個性が溢れていて、ドラマみたいにすごくのめり込んでいくゲームだなというのが第一印象で、おもしろそうなゲームだなと思いました。

――個性的なキャラクターが登場する「神宮寺三郎」ですが、そのキャラクターの魅力や好きなキャラクターは?

天野さん: 「神宮寺三郎」シリーズに出てくるキャラクターはみんな人間味に溢れていて、大好きなんですけど、誰かといわれると好きなタイプは“神宮寺三郎様”です。他に好きなキャラクターといわれると、鑑識官の三好志保さんがすごく好きなキャラです。

松本さん: 登場キャラクターが個性的で、すごく人間味があってリアルなんですよ。神宮寺さんはすごく男らしい感じがする。ここぞという場面では手も上げるし、でも無口で不器用なところがかわいらしいし、女の子は絶対好きになるタイプ。

――読者の皆様にメッセージをお願いします

天野さん: 「神宮寺三郎」シリーズはずっと昔からファンという方がすごく多いと思うんですけど、今回のPSP版は今までの「神宮寺」とは違い、新しくなった部分があります。例えばグラフィックスが初心者の方にも親しみやすくなっています。今までハードボイルド一直線だったのが、ちょっとかわいらしさが出てきて、(御苑)洋子の顔がちょっと美少女風だったりとかするので、若い人にもとっかかりやすいグラフィックスになっていると思いますので、ぜひこの機会にプレイして、楽しんでいただきたいです。

松本さん: 私と同じようにあまりゲームをしたことのない人とか、推理ゲームをやったことないけど小説は好き、ドラマは好きという人に、ゲームもこんなにおもしろいんだよっていうのを伝えていけるように頑張りたいと思います。


ポスターやパッケージで「探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド」をアピール
弊社社員に名刺を手渡しお店の宣伝も。間近で見るイロっぽい姿に受け取った社員も緊張気味(笑)



■ ゲーム内容紹介

 PSP「探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド」は、新宿歌舞伎町に事務所を構える私立探偵「神宮寺三郎」を主人公にした推理アドベンチャーゲーム。ハードボイルド小説や作品を彷彿とさせる独特の世界観や魅力的なキャラクターで熱狂的なファンを集め、誕生から22周年を迎えた今年も新作タイトルが発売されるなど、息の長いシリーズとして定着している。

 今作では結末が異なるマルチシナリオを採用。複雑に絡み合う多数の依頼をこなしながら、その背後にうごめく大きな陰謀を暴き出していく。

新宿近郊を舞台に物語が展開。リアルな世界観がプレーヤーを惹き付ける1日の終わりや重要な局面では推理パートで考えをまとめる携帯電話や名刺などの持ち物を活用して事件を解決へと導く
風景の中から直接捜索し、手がかりを探し出すシリーズおなじみの「タバコ吸う」コマンドも健在。ヒントを閃くこともある神宮寺行きつけの店「バーかすみ」。左が「まなみ」、右が「かすみ」
多彩な選択肢を通して、相手の表情や仕草、リアクションを読み取る1対1の心理戦「トークプロファイルシステム(TPS)」。重要な証言を得るためには、卓越した洞察力と積み重ねた手がかりが必要となる

【あらすじ】

 歌舞伎町のビル買収に絡む巨大な陰謀……遺産相続に関して依頼をする双子の兄弟。失踪したホームレスと、明らかになる彼の過去。事件にかかわる謎めくホステス達。そして……神宮寺の前に立ちはだかる新たな登場人物。

 調査会社与那国コンサルティングを営み、言葉巧みに周囲を翻弄する元ホストと、謎を秘めた美形の部下……神宮寺の新たな活躍が幕を開ける!




【登場キャラクター紹介】

 

■ 神宮寺 三郎 (じんぐうじ さぶろう)/ 32歳

 ・肩書き:神宮寺探偵事務所所長
 ・身長:179センチ、体重:70キロ
 ・血液型:AB型
 ・嗜好品:マルボロ(ヘビースモーカー)、カミュ
 ・愛車:ミニクーパー
 ・誕生日:2月6日
 ・特技:ボクシング

 国際企業「神宮寺コンツェルン」総帥、神宮寺晴彦の三男。兄2人は父の後を継いでいるが、彼は同じ道を歩むことを拒否し、大学卒業後、渡米する。そして、ニューヨークで培った探偵助手の経験をもとに、帰国後、新宿歌舞伎町に神宮寺探偵事務所を開設。抜群の行動力と論理的な探偵術を駆使し、これまでいくつもの難事件を解決へと導いている。


■ 御苑 洋子 (みその ようこ)/ 26歳

 ・肩書き:神宮寺探偵事務所助手
 ・身長:167センチ、体重:?キロ
 ・血液型:A型
 ・嗜好品:イプサ(化粧品)、フォートナム&メイスン(紅茶)、シャンディガフ(カクテル)
 ・愛車:黄色のワーゲン
 ・誕生日:8月1日
 ・趣味:スイミングスクール

 横浜市内のミッション系女子校を卒業後、通訳を夢見てアメリカの大学へ入学する。外国語を専攻し、英語は言うまでもなく、仏語、独語、中国語など、数カ国語をマスター。在米中にある事件に巻き込まれてしまうが、そこで神宮寺との運命的な出会いを果たす。帰国後、新宿で神宮寺と再会し、以降、神宮寺の助手として活躍。優れた洞察力と直観力で、神宮寺の調査をサポートする。


■ 与那国 丈 (よなぐに じょう)/ 28歳

 ・肩書き:与那国コンサルティング 代表

 元新宿No.1ホスト。

 甘いマスク、高い知性とトークで多くのホステスをファンに持つ。不動産調査を中心に、各種調査を行なう、与那国コンサルティングを営む。


■ 馬場 大吾 (ばば だいご)/ 26歳

 ・肩書き:与那国コンサルティング 社員

 与那国の忠実な部下。

 無口で冷徹。人並み外れた記憶力を持ち、1度覚えた事は忘れない。D.B.(データベース)と呼ばれている。


■ 熊野 参造(くまの さんぞう)/ 56歳

 ・肩書き:警視庁新宿淀橋署刑事課警部
 ・身長:170センチ、体重:87キロ
 ・血液型:O型
 ・嗜好品:電気ブラン(酒)、ビフテキ、立ち食いソバ
 ・誕生日:11月25日

 新宿淀橋署刑事課に30年勤務している、昔気質のベテラン刑事。神宮寺とは、事件をきっかけに知り合い、公私に渡って、よき友として付き合い続けている。神宮寺に事件に関する相談を持ちかけることもしばしば。


■ 今泉 直久(いまいずみ なおひさ)/ 34歳

 ・肩書き:関東明治組若頭
 ・身長:180センチ
 ・誕生日:6月13日

 組長である風林豪造の懐刀とも言われ、鋭い判断力と行動力で組をまとめ上げている。ある事件で神宮寺と知り合い、時には調査に協力しあう関係でもある。


■ 天沼 かすみ (あまぬま かすみ) / 25歳

 ・肩書き:「バーかすみ」オーナー

 神宮寺の行きつけの店「バーかすみ」のオーナー兼ママ。元々、店は父親が経営していたのだが、両親の交通事故死により、当時、大学生だったかすみが引き継ぐことになった。その際にいろいろ世話になった神宮寺にほのかな恋心を抱いている。


■ 天沼 まなみ (あまぬま まなみ) / 22歳

 ・肩書き:「バーかすみ」店員

 神宮寺の行きつけの店「バーかすみ」の店員。2年前、短大を卒業。両親が他界したのは高校生の時だったが、大学を辞め、働き始めたかすみが学費を出してくれたおかげで高校を卒業し、短大へ通うことができた。そのことを感謝し、恩に感じているが、素直に口に出せずにいる。


■ 前田 明宏(まえだ あきひろ) / 39歳

 ・肩書き:元法学部助教授・無職(ホームレス)

 4年前までは都内の有名私立大の法学部で教鞭を振るう助教授であった。大学内で権威を持つ教授の娘と結婚し、次期教授としての期待を集めていた。しかし、大学の派閥争いで身に覚えのない罪を着せられ、教授の資格を剥奪され全てにおいて嫌気がさした前田は世を捨てホームレスとなる。

 そこで知り合った、気の置けない仲間達のため、自分の知識を役立てる事を決める。


■ 謎の女

 新宿の深い闇に、うっすらと浮かび上がった、謎の女性。一見ホステス風だが、詳細は未だ不明。

 多数のホステス達の中にあって、多くの秘密を感じさせる風貌と行動が、神宮寺の興味を惹く……。


【スクリーンショット】

(C)WorkJam / ARC SYSTEM WORKS

(2009年 9月 1日)

[Reported by 滝沢修]