ガンホー・ワークス、PSP「LUNAR ~HARMONY of SILVER STAR~」
11月12日に発売決定。ストーリーのあらすじなどを紹介
イメージビジュアル |
ガンホー・ワークス株式会社は、PSP用RPG「LUNAR ~HARMONY of SILVER STAR~(ルナ ~ハーモニー オブ シルバースター~)」の発売日を11月12日に決定した。また、前回の記事で紹介した冒険のストーリーなど、新情報を公開した。
・前回までのあらすじ
冒険に憧れる少年アレスは、幼馴染みの少女ルーナ、悪友のラムス、不思議な生き物ナルとともに白竜の洞窟で手に入れた「竜のダイヤ」を売ろうと自由都市メリビアへ出発する。
道中のゴートの森では謎の男・レイクに助けられ、メリビア行きの船が往来する港町サイスに到着する。
魔法使いの森でキザな魔法使い・ナッシュが仲間となり、海を渡るために必要な「海図」を入手したものの、サイスの桟橋に怪物が現われ、港町は混乱状態となっていた。
アレスたちが立ち向かって怪物を撃退し、メリビアまで行けるようになったのだが、ルーナだけは皆の足手まといになるため島に残るという。
桟橋で見送るルーナに、アレスは……。
アレス・ノア | ルーナ・ノア | ラムス・ファーマイン |
ナル | ナッシュ・ルーマック | レイク |
キリー | ジェシカ・アルカーク | ミア・オーサ |
・自由都市メリビア
四英雄の1人、メル提督が治める自由都市メリビアで、アレスたちはメル提督の熱烈な歓迎を受けた後、ロウイスという妖しい占い師と話し込んでいたナッシュを置いて、ドロスの店で「竜のダイヤ」を売ることにする。
しかし、ドロスは代金を払わずに預けたダイヤを持って地下水路へ逃げてしまった!
・地下水路
入り組んだ地下水路でドロスを見つけると、リンリンと名付けられたペットのアクアリザードをけしかけてきた。死闘の末にリンリンを倒し、観念したドロスからダイヤの代金を受け取ったが全く足りないため、店を貰い受けることになってしまう。
店を手に入れたラムスはメリビアに残ることを告白し、残る3人と1匹はナッシュが所属している魔法ギルドのある魔法都市ヴェーンを目指す……。
・転送の泉~アルテナ神殿~試練の迷宮
四英雄のガレオンとレミリアがいるというヴェーンへ向かったアレスたち。
街道を進んだ先に見えたのは、強大な魔法力によって空中に浮かぶ、浮遊都市とも呼ばれる巨大な都市、ヴェーンだった。
しかし、ヴェーンに入るには魔法ギルドメンバーでないと通ることができないため、アルテナ神殿の神官長・フェイシアから申込書を受け取り、ギルドの一員として認められるためにアレスとルーナは試練の迷宮に挑戦する。
・魔法都市ヴェーン
ヴェーンの魔法ギルドでは、先に到着していたナッシュがガレオンとの会見を手配してくれていた。
会見前に、ルーナは不思議な雰囲気を持つ銀髪の男性と出会い、アレスたちは頬を涙で濡らした少女・ミアと出会う。
ルーナと合流したアレスたちがガレオンとの会見のため執務室に入ると、目の前にはルーナの見覚えがある人物が待っていた。自己紹介をしたガレオンは、バルコニーでルーナが出会った人物だったのだ。
ガレオンは、ランの村にいるという新たなドラゴンマスターの噂を教えてくれた。
一行は真偽を確かめるべく、ランの村へと向かう……。
・ナンザスの峠道~ナンザスの関所
ランの村への近道である、ナンザスの峠。
狭く入り組んだ峠道には数多くのモンスターがいるうえ、荒くれ者が巣くうというナンザスの関所が行く手を阻んでいた。
関所を通るには、ここを根城とする若き山賊の頭・キリーの許可が必要らしく、あちこちを辿ってようやく見つけたキリーは、貫禄が微塵も感じられないほどの泥酔姿であった……。
・ランの村~ランの小島
歌姫の歌と美味しい魚が取れることで有名なランの村。この村にいる新ドラゴンマスターは、何故か漁の邪魔をしているという。
村長の家で出会った勝気な女の子・ジェシカはドラゴンマスターが偽者だと言い、ドラゴンマスターがいるというランの小島へ船で向かうことに。
危険な毒沼に囲まれたランの小島にいるドラゴンマスターに真偽を問いただすと、巨大なカエルのフロッグリザードを呼んで抵抗してきた。
力を合わせて巨大カエルを倒し、ドラゴンマスターが偽者だったことを知った一行は、村に戻ることにする。
そこにはアルテナ神殿で出会った神官長・フェイシアが待っており、偽者だったことを聞いて残念そうに帰っていった。その後、村の歌姫がさらわれたことを知った一行は、報告のためヴェーンへ戻ることにした……。
・魔法都市ヴェーン
ヴェーンに戻ると、報告を聞いた魔法ギルドの当主であり、四英雄の1人レミリアが直接会ってくれるという。
褒美を期待していた一行だったが、レミリアは難癖をつけて逆にアレスたちを地下牢へと投獄してしまう。
納得のいかないアレスたちをミアが助けてくれ、最近様子がおかしい母親のレミリアを救ってほしいと言う。
ミアに協力することにしたアレスは、牢屋に閉じこめられていた謎の仮面の女性と共に、レミリアがいるクリスタルの塔へと急いだ。
・クリスタルの塔
ミアを心配するナッシュが仲間となり、武器の使用が禁じられている塔の最上階を目指す一行。
現われるモンスターを退けながら階を上がっていくと、牢屋で離れ離れになっていたルーナの歌声が突如クリスタルで出来た塔内に反響する。
最上階にある星宮の間で一行が見たものは、レミリアに加えて、四英雄の1人・ガレオン、アルテナの神官長・フェイシア、メリビアの占い師・ロウイスという、アレスが今まで出会った人物たちが、歌うルーナを取り囲んでいる光景だった!
【四英雄】
・メル・デ・アルカーク/ CV:屋良 有作
「おまえたちは冒険者だろう? 冒険の旅で頼りにできるのは自分たちの力だけだ」
メリビアを治める提督。かつては海賊の親分であり、ドラゴンマスター・ダインとともに世界を救った四英雄の1人である。海賊時代は、身の丈ほどの斧を自在に振るい、「血まみれのメル」と呼ばれていた。
・レミリア・オーサ/ CV:原 亜弥
「さあ、もうお行きなさい。そして信じるもののために戦いなさい」
ミアの母親で、魔法都市ヴェーンの魔法ギルド当主。かつて世界を救った四英雄の1人である。ガレオンに並ぶ卓越した魔法の使い手で、ヴェーンの民から信頼されている。
・ガレオン/ CV:梁田 清之
「……アレスくん、君はなぜドラゴンマスターになりたいのだね?」
魔法都市ヴェーンの魔法ギルドの宰相。メルと同じく、かつて世界を救った四英雄の1人である。ドラゴンマスター・ダイン亡きいま、ルナ世界最強の魔法戦士と称えられている。沈着冷静な完璧主義者。LUNAR 世界、随一の美形。
・ロウイス/ CV:豊嶋 真千子
「うっふふ、どんな未来もロウイスにはお・み・と・お・し☆」
メリビアの黒バラ通りに占い所を構える魔法使い。人を食ったような話し方をする。占いの信憑性は定かではないが、彼女の占いは不吉な予言と言えるものばかりである。魔法ギルド当主レミリアに信頼され、重用されている。
・フェイシア/ CV:丹下 桜
「お礼なんて……。 わたくしはあなたがたのお手伝いをしただけ……」
アルテナ大神殿の神官長。穏やかな物腰で、アレスたちの冒険の旅を応援する。神殿内での人望はあつい。
ダイン
女神アルテナを守護する四英雄の1人。剣と魔法に優れた魔法剣士だったが、15年前に没する。彼を偲び、出身地であるブルグ村にダインの塚がある。
本作の先着特典(数量限定)である「LUNAR -HARMONY of SILVER STAR-リミテッドサウンドトラック」に、ルーナ役の氷上恭子さんが歌う挿入歌の「風のノクターン 2009」、「TSU・BA・SA 2009」(ともに作曲:岩垂徳行、作詞:溝口 功)が収録されることが明らかになった。収録される楽曲は、今回のPSP版用に氷上さんに新たに歌っていただいたスペシャルバージョン。また、同サウンドトラックのイラストを描き起こしたオリジナルキャラクターデザインを担当する窪岡俊之氏と、氷上さんよりコメントを掲載する。
・オリジナルキャラクターデザイン:窪岡俊之氏のコメント
ジャケットイメージ |
実は日本初の長編フルデジタルアニメはこの「LUNAR1」が最初です!
作画陣も素晴らしく今でもこのスタッフを集めるのは大変……いや無理だと思います。
自分で気に入ってるのはOPとルーナの歌のシーン。マストのルーナをカメラが回り込むシーンの3Dは、カメラの移動距離を割り出すために自宅6畳間にプリントアウトを一杯に並べて背景用の原図を作りました。
こういうアナログ的な手間は今でも全く変わりませんね。
※本作開発時でなくセガサターン版の開発状況をコメントしたものです。
・歌:氷上恭子さんコメント
氷上恭子さん |
以前、初めてレコーディングした時は、世界観や自分の役、歌詞、メロディなどを自分の中で消化しながらなんとか歌ったのですが、今回はそういったイメージが最初からわかっていますので、さらにどういう表現ができるかという事を考えながら、でも出できるだけニュートラルな気持ちで歌うようにしました。
今回のPSP版「LUNAR -HARMONY of SILVER STAR-」は、プラスされている要素はあっても根本は変わっていません。以前の「LUNAR」を知っている方には懐かしい友達に会ったみたいに当時遊んだ頃のワクワク感を思い出してもらえたら嬉しいですし、今回初めて「LUNAR」を知った方には、改めて「LUNAR」の世界観と高いクオリティを楽しんでいただければいいなと思います。
今も変わらない魅力が十分詰まった素敵な作品です。是非多くの方に遊んでいただきたいと思います。
(C)1992 GAME ARTS /窪岡 俊之/重馬 敬
(C)1996 角川書店/GAME ARTS/JAM
(C)2009 GAME ARTS
オリジナルキャラクターデザイン/窪岡 俊之
(2009年 8月 10日)