マイクロソフト、Xbox LIVE アップデート実施日決定

「アバター マーケットプレース」などのサービスを開始


8月11日 アップデート開始予定


 マイクロソフト株式会社は、Xbox 360のオンラインサービス「Xbox LIVE」のアップデート実施日を8月11日に決定した。このアップデートは、同日よりXbox LIVEを展開している全ての地域へ順次配信される予定。

 今回の「Xbox LIVE アップデート」は、今年6月に米国で開催されたE3 2009で発表された、さまざまなオンラインコンテンツを実装するもの。そのほかにも、さまざまな新サービスや機能の強化などが行なわれる。



【アップデート内容】

 

■ アバター マーケットプレース(Avatar Marketplace)

 アバターによる自己表現をより強化するサービス。このサービスではアバターに追加できるアニメーション付きアイテムやコスチュームなどをゲームで獲得できるほか、アバター用プレミアム衣装やアイテムをマイクロソフトポイントで購入することもできる。

    ・衣装:お気に入りのファッションブランドや「Halo」などのXbox 360タイトルのアイテムなどが登場。
    ・グッズ:アイテムを身に付けることで、そのアイテム専用の動きが可能になる。
    ・アバターアワード:ゲームの進行状況などに応じて、アバター衣装やグッズを獲得できる機能。対応タイトルは未定。

■ ゲーム オン デマンド(Games on Demand)

 Xbox 360用ゲームの製品版をXbox LIVEを通じてオンライン配信するサービス。購入方法は、従来のマイクロソフトポイントでの購入に加え、クレジットカードでの購入にも対応する。取扱説明書は公式サイトにて提供される。このサービスで購入したタイトルは、Xbox LIVEアカウントと結び付けられているため、何度でもダウンロードできる。


■ Xbox LIVE インディーズ ゲーム

 「Xbox LIVE インディーズ ゲーム」は、「XNA Game Studio」によって作成され、Xbox LIVE マーケットプレースを通じて販売することを前提に作成されたゲーム作品。日本でもXbox LIVE マーケットプレースより、「Xbox LIVE インディーズ ゲーム」のダウンロード購入が可能になる。


■ おすすめ度

 Xbox LIVE マーケットプレースのすべてのゲームを、1から5までの星の数で評価できるようになる。また、他のユーザーの評価をもとにタイトルリストを並べ替えることができる。

■ Xbox LIVE パーティー

 参加していたパーティーへの接続が切れてしまった場合、自動的に再接続を行なうようになる。また、パーティーへの招待が1回のボタン操作で可能になる。

■ ビデオ表示オプション

 テレビから「オーディオ/ビデオ設定(EDID)」を取得し、最適な解像度と音質を自動的に設定する「テレビ自動検出機能」を実装。

■ アカウント管理

 Xbox LIVE メンバーシップの期限切れが近い場合、Xbox LIVEへのサインイン時に通知される機能を追加。また、ゲーマータグに結びつけられているWindows Live IDの期限が切れている場合、Xbox LIVEへのサインイン時にWindows Live IDの変更を促されるようになる。アカウント復元機能のパフォーマンスを改善。

■ その他の機能拡張

    ・ゴールドメンバーの継続利用年数:Xbox LIVEゴールドメンバーになってからの年数をゲーマーカードに表示。
    ・実績表示の拡張:「実績」画面を拡張し、Xboxガイドでプレイ中もすべての実績がより簡単に確認できるようになる。Xboxダッシュボードの「実績」画面から直接ゲームを起動することもできる。
    ・遊んだゲームの実績:プロフィールの表示画面に、新たにすべての実績を獲得したゲームの一覧が表示される。
    ・操作性の向上:Xboxダッシュボードに「ダウンロード リスト」、「ご利用コードの入力」、「ゲーマータグの復元」などのメニューが追加される。
    ・ボイスメッセージ:ボイスメッセージを録音する際、音声が認識されない場合には警告を表示。
    ・フレンドリストの並べ替え:ガイドのフレンドリストで、Yボタンで「オンラインの状態順」、「ゲーマータグ順」、「プレイ状況順」で並べ替える機能を追加。
    ・メモリー表示の拡張:「システム設定」の「メモリー」で、データの作成日時を表示。

 


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※画面は北米版の開発中画面です。

(2009年 7月 24日)

[Reported by 滝沢修]