コーエー、WIN「信長の野望・天道」

新要素「集落システム」の内容を紹介


9月4日 発売予定

価格:11,340円(通常版)
   13,440円(プレミアムBOX)



 株式会社コーエーは、9月4日発売予定のWindows用歴史シミュレーションゲーム「信長の野望・天道」の新情報を公開した。

 今回公開されたのは、今作の新要素である「集落システム」に関する情報。「集落システム」は国境を越えて領土を削り取るというシステムで、より多彩な戦略が可能になる。また、このシステムの導入に伴い、これまでの国単位から集落単位での内政に変化している。



■ 街道と内政

 内政は日本各地に点在する「集落」を支配することで行なう。集落は城から「工作隊」を派遣し、集落まで「街道」を敷くことで支配できる。

織田信長の生まれ故郷「尾張」。いろいろな集落が国内に点在しているのが見える城から集落まで街道を繋げば占領となる。統率の高い武将に、兵力の多い工作隊で行なわせると、短時間で道の敷設が可能

 支配した集落では、「開発コマンド」を使って施設を建てることができる。建てられる施設は集落によって異なり、金銭を増やす「商人町」、技術を研究する「匠ノ町」などがある。どの集落でどんな施設を建てるかによって、勢力の国力の伸び方も変わってくる。

 街道の敷設には費用がかかるため、必要な集落を見極め、どこと街道を結べば効率的に国力を上げられるかを考えることが重要になる。

金銭を増やす「市」や、鉄砲を生産する「鍛冶場」などが建てられる集落「商人町」「村落」では、兵糧を増やす「畑」や、軍馬を生産する「牧場」などが建てられる
「武家町」では、兵力を増やす「兵舎」や、傷兵を回復させる「湯治場」などが建てられる技術研究に必要な「匠ノ町」。部隊の質を高めるためには欠かせない「匠ノ町」とともに技術研究に不可欠な「資源生産地」。鉄、木材などの資源が採れる

■ 国境なき国盗り

 国境を越えた先の集落も、自城と街道で繋ぐことで支配できる。集落を奪えば、敵の収入源を奪えると同時に、敵が研究した技術を無効化することもできる。この集落を削り取れるシステムによって、“城を巡る戦い”から“領地を巡る戦い”まで、幅広い戦略を選ぶことができる。

 集落を占領すると、国境を越えて「勢力圏」が広がる。勢力圏の中では、部隊の士気も下がらず、長期間戦線を維持することができる。

 また、城を落とせば、支配下の集落も一気に奪うことができるため、敵の領地を削り取って弱体化を狙うか、敵の城を一気に攻め落とすかの判断も求められる。

工作隊を集落の入口まで移動させ、商人町の占領に成功白いラインは国境線、青い縁取りは勢力圏を表わす。敵国の集落を占領したことで勢力圏が広がった岡崎城を攻略すれば、一気に三河国全土の集落を支配できる

■ 裏街道

河の渡しに街道を敷いて橋を渡せば、浅瀬以外も部隊が渡河できるようになる

 道なき山や河に街道を通して、敵の背後を突く陽動作戦も可能。攻略ルートが1つだけに見える場所も、よく見れば別ルートを作れる国がある。別ルートを探し出し、防御の手薄なところを狙うのも作戦の1つ。


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(2009年 7月 10日)

[Reported by 滝沢修]