SCEA、プレス発表会「SCEA 2009 E3 Press Event」開催
噂の「PSP go」が明らかに!さらにPSP「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」など発表


6月2日 開催(現地時間)

会場:Shrine Auditorium


平井一夫氏が「PSP go」をポケットから出して紹介。コンパクトになっている

 Sony Computer Entertainment Americaは、プラットフォーマーとしては最後となる現地時間の6月2日の11時からロサンゼルスのShrine Auditoriumにおいてプレスカンファレンス「SCEA 2009 E3 Press Event」を開催した。

 最も注目を集めたのはカンファレンスの開催前から話題になっていた新型携帯機の「PSP go」。平井一夫氏の「PSPは次のステップへ」という言葉と共にポケットから取り出された。すでに稼働するものができあがっており、この後登場した山内氏が「すでに『GRAN TURISMO』が動いている」と高々と差し上げていた。16GBのメモリを搭載し、Wi-Fi、Bluetoothを搭載。本体のみでも可能だがPS3、PCなどと連携しPlayStation Storeからソフトウェアを購入・ダウンロードする。PSP-3000に取って代わるものではなく、あくまでも顧客の選択肢を広げるものとしている。価格は欧米で249.99ドル。

 「PSP go」の発表に続き、ビックなタイトルが2タイトル連続で発表された。1つが前述の「GRAN TURISMO」。もう1タイトルがKONAMIの「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」だ。「GRAN TURISMO」は60フレームで動作し、800台の車、35コース、65以上の景観が収録されており、山内氏いわく「サブセットではない。フルに入っている」というシリーズ作品の1つと考えて十分に良い作品だ。

 「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」については登壇した小島監督が「スネークが帰ってきた。私がディレクションも演出もプロデュースもしている、正統派の続編」と語り、気合いの入った1本となっている。「METAL GEAR SOLID 3」の10年後を描く作品で、PSPならではの要素も盛り込むという。発売は2010年を予定。このほかにもPSPでは「RESIDENT EVIL PORTABLE」やバンダイナムコゲームスの「ソウルキャリバー Broken Destiny」など多数のラインナップが一挙にムービーなどで発表されていた。

 さらにPS3ではスクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XIV ONLINE」のムービーが急遽上映された。2010年にサービスインされる予定で、「ファイナルファンタジー XI」を次ぐような次世代の作品となりそうだ。

 このほかにも2010年に発売が予定されている新しいタイプのコントローラーのプロトタイプが公開されたり、「UNCHARTED: Drake's Fortune」、「GOD OF WAR III」のデモンストレーションが行なわれたり、2時間の長丁場ではあったが、非常に盛りだくさんな内容となった。

山内氏がPSP版「GRAN TURISMO」を紹介。決して携帯版で済まない「フルサイズの作品」とアピール小島監督が登壇し「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」を紹介。ムービーも紹介されたが監督らしいユーモアに溢れた内容だった手に持っているのが新型コントローラ。位置関係や向きなども検知するコントローラー。「EYE TOY」の発展系で自分が画面内に写り込み、持っているコントローラーはラケットなどにグラフィックス的に置き換えられるのが新しい点

(2009年 6月 3日)

[Reported by 船津稔]