米MicrosoftはE3の開催前日にあたる6月1日(現地時間)にプレスカンファレンス「Xbox 360 E309 Media Briefing」を開催し、新作タイトルを発表すると共に新コントローラー「PROJECT NATAL」を明らかにした。詳細については追ってレポートをお届けする。

　プレスカンファレンスではSkateboard Controllerを使った「TONY HAWK RIDE」や、今年1番のFPS大作として名高い「Call of Duty: ModernWarfare 2」が北米で11月10日に発売されることが明らかにされるなど、実機によるプレイアブルデモをじっくり見せながら新情報を発表していった。

　海外の大作に混じりスクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XIII」も紹介され、北瀬氏らが登壇。すでに英語化されたXbox 360の実機によるデモンストレーションを行ないオーディンを召還して見せ、「2010年春にはみなさんにお届けしたい」とコメント。

　このほかにも「HALO」シリーズの新作となる「HALO REACH」が2010年秋に予定されており、そのマルチβテストを9月22日に北米で発売が予定されている「HALO 3 ODST」で行なうことなどが発表された。

　発表が一通り終わったところでステージに登場したのがKONAMIの小島監督。監督は「METAL GEAR SOLID」シリーズの新作「METAL GEAR SOLID RISING」をXbox 360で発売することを明らかにした。ロゴには“ライトニングアクション”と書かれ雷電のストーリーとなるようだが、ムービーのラストにはXbox 360の「Jump in」に引っかけ「Sneak in」と出るなどまだまだ謎が多い。

　そして最後に発表されたのが新しいコントローラーとなる「PROJECT NATAL」。いきなり画面には「No Controller Require」と表示され、ディスプレイの前でゲームをプレイする姿が映し出された。カメラを使いフルボディモーションキャプチャーにより直感的に操作できるようにしたコントローラーで、実際にパンチを出せばキャラクターも殴り、ハンドルを持つような格好をすれば車を運転でき、さらにはシフトチェンジの格好で自動的に変速するようだ。音声認識も行ない、より進んだ様々なゲームが生まれそうだ。

　カンファレンスでは多くのゲームクリエイターが登壇して最新作を紹介しただけでなく、ポール・マッカートニーやリンゴ・スター、映画監督のスティーブン・スピルバーグなど有名人も登場し非常に華やかな内容で、会場は大いに盛り上がった。

「PROJECT NATAL」は体の動きをキャプチャーするという新しいコントローラーで、コントローラーを手に持つ必要がない	ビッグタイトルの紹介が続いた最後を飾ったのがKONAMIの小島監督。「METAL GEAR SOLID RISING」を発表し、拍手喝采を浴びた