セガ、DS「無限航路」試遊体験会を秋葉原で開催
プラチナゲームス稲葉氏、ヌードメーカー河野氏も来場
ヌードメーカーの河野氏(左)と、プラチナゲームスの稲葉氏(右)が来場 |
店頭での試遊台は2台。モニターではプロモーション映像が流されており、プレイするとプロモーションDVDがプレゼントされていた |
株式会社セガは、6月11日発売予定のニンテンドーDS用RPG「無限航路」の試遊ができる店頭体験会を東京・秋葉原のソフマップ秋葉原アミューズメント館にて開催した。開催時間は12時から17時まで。
DS「無限航路」は、プラチナゲームズ株式会社の制作による、宇宙を舞台にしたスペースオペラをテーマとしたRPG。戦艦同士の駆け引きが楽しめるリアルタイム戦闘システムをはじめ、選択肢によって分岐するストーリー、200人以上の登場キャラクター、100種類以上の戦艦のカスタマイズなど、戦略と壮大なスケールで展開するストーリーを楽しめる1本となっている。
体験会では、ゲーム的に1回のプレイが長くなるということもあり、試遊できる人数は限られているが、興味を持ったプレーヤーがじっくりとプレイする姿が見られた。本作のプロデューサーであるプラチナゲームズの稲葉敦志氏と、ディレクターを務めた株式会社ヌードメーカーの河野一二三氏も来場した。
稲葉氏は「プラチナゲームスとしては初のタイトルですが、河野さんとのコラボレーションタイトルでもあり、異色の作品」と本作を紹介。「河野さんと久しぶりにタッグを組んで(『鉄機大戦』以来となる)、『DSでこれだけのボリュームで、面白さを詰め込んだ作品』はなかなかできないですよ」とアピールした。
河野氏は「セガさんとプラチナゲームスさんに恥をかかせないような作品に、ということで作り上げたタイトルです。遊んだらさらに次がある……複線を張りまくって、最後にそれが1つへと収束していくストーリーを楽しんで欲しい。社会的なことも考えて、ゲームのストーリーとしては異質なものになっていると思います」という。 また、「本作はカスタマイズがテーマで、パッと見は難しそうですが、遊ぶと簡単に遊べるように作っています。でも、バランスはこわごわ調整しました。いじわるな難しさはたまに……という感じで、初見で選択をミスしたらゲームオーバー的なものも入ってますね。遊び応えがあるようになっています。テストプレイでうちの女性スタッフにプレイしてもらったらハマってしまって、5周目まで遊んでいて……もう彼女と対戦しても勝てないですね」と河野氏。ゲームバランスに関しては稲葉氏と何度も相談したという。2週目以降に関しては、「経験値とお金は引き継いでプレイできますし、ストーリーの選択肢は1周目ですべて見られないのではないかと」と河野氏が述べると、「セーブはこまめにしたほうがいいですね」と稲葉氏。「1周クリアするには70時間ぐらいかかりますが、カスタマイズにハマるともっとかかりますね」というボリュームのようだ。「このタイトルは『~みたいなタイトル』という感じのしないゲームデザインで、客観的に面白い、とはいいきれないところがあるかもしれないが、個人的には面白いゲームになったと思います」と河野氏。そのボリュームとストーリーは体験会では一部しか味わえないが、SFファンにはたまらないタイトルに仕上がっているといえそうだ。
(C)SEGA
(2009年 5月 30日)