「機動戦士ガンダム 戦場の絆」は、4月22日にREV.2.05へのバージョンアップが行なわれ、一部のモビルスーツにおける機体性能や武器性能の調整に加えて、パイロットポイントやパイロットランクの判定基準、昇格および降格の条件などに関しても変更が施された。

　変更内容の概略は記事本編で紹介していくが、詳細に関しては公式サイトを確認していただきたい。

　今回のアップデートで特筆しておきたいのが「レーダーに味方の遠距離砲撃型の識別マーカー追加」という変更点。現環境において主流となっている「敵拠点の撃破を狙う戦術（いわゆるタンク戦）」を行なう上で、味方の遠距離砲撃型モビルスーツの位置を常時把握しておくということの重要性は、今さら説明するまでもないだろう。この変更によって、より精度の高いタンク戦が展開されるようになれば、多くのプレーヤーたちがこれまで以上に戦術性が高く、濃密な対戦を楽しめるようになるのではないだろうか。

■ モビルスーツの性能、武器性能の調整

・クラッカーやバズーカ等の味方への当たり判定を調整

　従来のクラッカーは味方に対しても近接信管（一定範囲内に機体が近づくと爆発する信管）が反応していたが、これを味方に対しては反応しないように調整。これにより、投げた方向に味方がいてもその場で爆発してしまわないようになった。

・格闘型モビルスーツの連撃威力調整

　ジム・ストライカーとドム・トローペンの連撃威力は1撃目＜2撃目＜3撃目となり、3撃目までしっかりヒットさせるほど与えるダメージの効率がよいという調整になった。対してガンダムEz8とギャンは1撃目＞2撃目＞3撃目という威力配分になっており、3撃目まで欲張らず、1撃目や2撃目をヒットさせたらクイック・ドローで素早く離脱するなどといった立ち回りの重要性が高まっている。 　ガンダムEz8やギャンでクイック・ドロー外しによる攻めの継続を試みる際には、1撃目～2撃目をより多く当てることを意識し、さらなるダメージ効率の良化を狙いたいが、クイック・ドロー外しの回数が増えるということは、相手にタックルで反撃されるリスクが高まるということも見逃せない。

・狙撃型モビルスーツに関する調整

　FCS距離と射程距離の延伸により、REV.1.nの狙撃型カテゴリに近いイメージに。ジム・スナイパーカスタムとザクI・スナイパータイプの最大射程はおよそ825～875m、ジム・スナイパーIIとゲルググJの最大射程はおよそ750～825mとなった。なお、対拠点攻撃力が高いジム・スナイパーIIとゲルググJの装甲2セッティングに関しては、FCS距離および射程距離の延伸調整は行なわれていないので、従来どおりということになる。

　また、ジム・スナイパーIIとゲルググJは、全セッティングにおいて、スコープモード内カーソル移動速度が低下し、スコープ倍率が増えているので、この2機種を使うプレーヤーは、トレーニングモードでその変化を確認してから対戦に臨むといいだろう。特に、対ジム・スナイパーカスタムとザクI・スナイパータイプを考えた場合、狙撃時の位置取りなどを慎重に行なう必要が出てくるだろう。

■ その他の変更点

・対戦人数による拠点コストの調整

　REV.2.04では4VS4のマッチングであれば戦力ゲージ総量の20%、8VS8のマッチングの場合は戦力ゲージの25%といった具合でマッチング人数によって拠点コストが変動していたが、REV.2.05ではマッチング人数に関わらず、一律で戦力ゲージの25%に変更。

・レーダーに味方の遠距離砲撃型の識別マーカー追加

　味方の遠距離砲撃型モビルスーツの位置に、表示に白フチがついた感じのマーカーが表示される。いわゆる「タンク護衛」を行なう際には、レーダーに注目し、味方の遠距離砲撃型モビルスーツの位置を素早く把握したい。また、遠距離砲撃型/狙撃型モビルスーツの拡大マップに、味方の番号が表示されるようになった。

・パイロットポイントにパイロットランクによるボーナスの追加

　Sランクは25ポイント、Aランクは20ポイント、Bランクは10ポイント、Cランクは5ポイントのボーナスがそれぞれ付加される。トレーニングモード時にもボーナスは付加されるが、こちらはS～Cランクの順に10、8、4、2となる。

・同時出撃時にバトルスコアへボーナスの追加

　2人の場合はバトルスコアの1.1倍、3人の場合は1.2倍、4人以上の場合は1.3倍のボーナスがそれぞれ付加される。

・階級関連

　昇格降格条件を変更。また、階級評価にかかわるパイロットランクは「4VS4」以上の対人戦履歴のみを参照するように変更。両軍ともにプレーヤーが3人以下（1VS1、2VS2、3VS3）でのマッチングは階級評価に影響しない。

　なお、支給条件に階級が関わるモビルスーツに関しては、すでに支給されている、もしくは配備支給申請を行なっている状態であれば、該当階級から降格した場合でもそのまま搭乗や支給申請の継続が可能。各階級の昇降格条件の詳細は、公式サイトに掲載されている。

・パイロットランク判定

　戦闘終了後に表示されるパイロットランクは、搭乗モビルスーツのコスト帯（一部カテゴリ）、被撃墜数、勝敗等を参照した判定方法に変更。

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